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御光堂世界〜Pulinの日記

2018-03-04

『量子言語入門−量子力学の言語的解釈』という本を買った

『量子言語入門−量子力学の言語的解釈:大学院講義ノート』という本を買いました。

長年関心を持ってきた言語学と、最近興味を持って勉強を始めた量子力学が結びついているテーマの本なので、ぜひ読んでみようと思いました。

大学院講義ノート」とあるように相当レベルが高そうで、読むにはもっと勉強して準備しておかなければならないでしょう。いつ読みこなせるようになるか解りませんが、一つの目標ができたと思って頑張ります。

かなり専門的そうな学術書にしては2722円と思ったほど高くない上、408ページもあるので買い得という気もしました。これがもっと高かったらさすがに買わなかったかもしれません。

量子言語入門?量子力学の言語的解釈:大学院講義ノート

量子言語入門?量子力学の言語的解釈:大学院講義ノート

2017-04-27

言語の理論としての構造や操作は実在するのか

言語学生成文法理論などでは言語の階層構造を考えたり構成要素が移動する操作などをもって言語の仕組みを理論的に説明しようとする。

その場合に考えている構造や操作などは実在するものなのだろうか。それらは言語を説明するためにいわば便法として理論的に仮構されたものなのか、あるいは実在の何かを表しているのか。つまり脳内に言語回路のようなものがあって確かに言語をそのように扱っているのか。そうやって理論は物理的実在と対応しているのか。果してどうなのか。

2016-10-23

いずれ動詞の活用は無くなるのか?

日本語は動詞の活用が無くなるような変化をするのかもしれない。

「読まない」「食べない」などというところを「読むない」「食べるない」、「読みます」「食べます」などというところを「読むます」「食べるます」、「読みたい」「食べたい」などというところを「読むたい」「食べるたい」などといっている例がネット上(Twitterなど)で観察できる。

これらは動詞を接続する語に合わせたしかるべき形に活用させず、終止形に「ない」「ます」「たい」などを接続しているわけである。こういう言い方をしている人は、動詞を活用させるのが面倒なのか、動詞は活用させるものという意識が希薄になっているのかもしれない。これだと終止形だけ憶えておけば済むから、文法が簡単になる。

(ただ、「読むた」「食べるた」というような言い方はまださすがにないようだ。)

形容詞についても、「楽しすぎ」「嬉しすぎ」というところを「楽しいすぎ」「嬉しいすぎ」といった、終止形にそのまま接辞をくっつけてしまうような言い方が現れていると前に指摘したことがある。

この傾向がだんだん広まって、何十年後かの日本語では動詞も形容詞も(当然助動詞も)活用がなくなっているのかもしれない。外国人にとっては習得しやすいだろう。


(追記)

自分の立場としては日本語動詞は活用があるのではなく語幹+接辞という構造なのだと思っているが、ここではとりあえず活用形があるとして説明した。

2016-10-22

置換に関するメモ

(123)×(123)=(132)

要素が3つ並んでいる時、置換(123)を、1番目を2番目に、2番目を3番目に、3番目を1番目に移動させる置換とする。

置換(132)は、1番目を3番目に、3番目を2番目に、2番目を1番目に移動させる置換である。

置換(123)を続けて行うことを(123)×(123)とし、それは置換(132)に等しい。

試してみる。


要素をabcとし、置換(123)を行うと

cab

となる。

それにもう一度置換(123)を行うと

bca

となる。


abcに置換(132)を行うと

bca

となる。


これで(123)×(123)=(132)が確かめられた。


逆に

(132)×(132)=(123)

であることも確かめられる。


さて、置換を何かしら「数」のようなものだと考えて、(123)=x、(132)=yと置いてみると

x^2=y

y^2=x

となり、ここから

(x^2)^2=x

x^4=x

x^3=1

となるので

xは1の3乗根に相当するような何かということになる。yも同様。

1の3乗根は、1、(-1+i√3)/2、(-1-i√3)/2 である。(iは虚数単位)

2016-07-27

アメリカ先住民の言語のグリーランド語(Eskimo-Aleut語族)は日本語に似ているところがある

アメリカ先住民の言語のグリーンランド語(Eskimo-Aleut語族)について、

この言語は次のような統語法になる。


S(主語)  O(目的語) V(動詞)

tigianiaq   iglu-mut   pisug-puq

狐      家-に    行く(過去)

狐が家に帰った。


O(目的語)  V(動詞)

tigianiaq   tukuvaa

狐      見る(三人称単数男性)

彼が狐を見た。


これは直接関係がない日本語と似ている。

また前置詞でなく接辞を使うのが古典ラテン語と似ている。


ということが『The Atlas of Languages』

という本に書いてありました。

グリーンランド語(Eskimo-Aleut語族)はグリーンランドのイヌイットの言語の方言の一つです。Eskimo-Aleut語族はグリーンランドからカナダ北部・アラスカなどの先住民の言語グループです。

言語類型論的には、SOVという語順になる場合は後置詞をとることが多いので、この言語が日本語と似たようになっても不思議ではありません。何となく似ているという程度の類似ではありますが。アメリカ先住民は遠い昔に旧大陸から渡ってきたモンゴロイドなので、あるいは日本語(の祖先)と遠いつながりがあるのかもしれません。