「教室は」〜ライフヒストリー(しんご3回目)
僕にとって一番居心地が悪い場所は、学校の教室だった。
親しい人が、一番居ない場所。
「友達って誰?」というテーマでの、しんごさんのライフヒストリー2回目目です。
誰とも話すけど、誰と仲が良いわけではなかった
僕は、小学校、中学校、高校で生徒会をやっていた。
だから、それなりに誰とでも話す。
特に誰かと仲が悪いわけでもない。
だからといって、特別に仲がよいという人も居ないと思っていた。
まぁ、女の子の方と話して笑っている時が多かったかもしれないという記憶はあるけど。
だが、僕にとって教室はとても疲れる場所であった。
気兼ねなく、自由に振る舞うことが出来る人も場所もなかった。
だからといって、どこかのグループに入るというような頑張ることは疲れてできなかった。
どの自分が本当の自分?
中学生・高校生の頃、僕は学校の教室以外に友達がいると思っていた。
僕は、ボランティア活動で中学生の頃から学校以外の場所に同世代の人の知り合いがいた。
そこに居るときはとても居心地がよかった。そこでは、ある意味僕は「人気者」でもあった。
そこに居るときは全く別人のような気分であった。
年齢が上がって、交流する人の幅が広がるとこのような差はますます広まっていった。
いったい誰といる時が、本当の自分なのだろう? なんて思うことがあった。
(しんご)〜続く〜