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社民党の吉田忠智党首は１５日、法務省に谷垣禎一法相を訪ね、安倍晋三首
相が目指す集団的自衛権の行使容認について「首相は急ぎすぎているのでは
ないか」と慎重な対応を申し入れた。法相は「首相も（第１次政権時に）１
年間で退任されたこともあって、慎重にいろいろ考えて進めておられるので
はないか」と応じるにとどめた。

吉田氏はなぜ谷垣氏を訪ねたのだろうか。自民党内のハト派として知られる
谷垣氏なら力になってくれるとでも思ったのか。いきなり訪問してきて、慎
重な対応をするよう申し入れられても、谷垣氏も困ったことだろう。社民党
が小政党に転落し、国会で何の力も発揮でないからと言って、与党の幹部に
縋りつく。情けないと思わないのか。嘆かわしいことだ。