R1word (ある一話)

2012-02-05

Friend indeed

22:06

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今週のお題「私のともだち」

昔、私が留学をしていた時期がありました。


留学した先は、僻地で、連絡手段は主に手紙

かといって、手紙がどさどさ来るほど

社交的な人間ではなかったので、

まず、日本語に接する機会がなく、勉強するには

丁度良かったかもしれません。


そんな僻地に、分厚い封筒が日本から届きました。

差出人は高校からの友人の名前

封を開けると、今では見かけないカセットテープが・・・

テープのラベルには、「字が汚いのでヴォイスレターにしました」(確かにそのラベル自体がもう可読不能に近かったです)

とりあえず、聴いてみると

「おい!録音してんだから部屋にはいってくんなよ!」


「あーあーお!    入ってのかな?」その友人の甥っ子とやり合ってる会話が


ごそごそガサガサとした雑音の後


「もしもし えー えー ・・・・R1?ですか?」


電話でもないのに?もしもし?かよ?

しかも私しか聞かないのに!と思いましたが


それから延々そのテープは90分近く録音されていました。


時折、甥っ子がいたずらで参入しに来る場面の様子もあり

それらの場面を、思い浮かべては、90分笑い続けてしまいました。


そんなテープが4ヶ月に一度届き、

その度、趣向を凝らし、野外での録音や、友人のインタビューなど

そのテープを通し、人は見かけによらぬものだと言う事を実感しました。

(お世辞にも、友人はマメな人間には見えなかったので)

そんなときからもう20年近く

今は、聴く機械がありませんが

そのカセットテープは、我が家の唯一の家宝です。

kyon0329kyon0329 2012/02/06 19:29 とっても素敵なお話ですね。
ありがたいですね。
忘れたくないですね。

R1wordR1word 2012/02/06 22:50 kyon0329さんコメント有難うございます。
仰る通り、ありがたいかぎりです。