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2007-03-18-Sun

[]日本語の問題

http://www.cm.kj.yamagata-u.ac.jp/blog/index.php?logid=4086

 卒業論文シーズンで、学生の書いたものを添削しているのだが、日本語がおかしい部分があって困っている。どれが主語かわからない文章だったり、どの言葉がどの言葉にかかるのかが崩れてたりするので、読み返せと指摘して返却しているのだが……。

 上記の文章内で提示されているのは、「日本語がおかしい」という問題提起である。先ずもって問題となるのは、日本語独特の修辞ではなく、ロジックを用いて第三者に説明する能力・意欲の強弱ではないか。彼らは、言語外の「空気」でコミュニケートする習慣を身につけ、それが困難な相手を「空気読めない奴」と排除してきた。そのような状況では、感嘆詞や名詞を適当に投げておくだけで、彼らは仲間とコミュニケートすることが可能であろう。しかし、そのような名詞の羅列を文字に置き換えただけの文字列は、文章として成立しえない。

 修辞学的部分を見ると、日本語の平易化、言い換えると語彙の減少が、日本語をおかしく見せることに一役買っていると思っている。従来から存在する動詞は、主語や目的語を限定するため、文章の構造化が容易である。いや、文章のエラーチェックが厳しい、と言ったほうがいいかもしれない。ところが、万能につかえる「は」「の」「と」「する」という助詞、助動詞を多用することは、文章の作成を楽にするが、一方、それを解読する側に負担をかける。日常会話であれば、「空気」がカバーするところであるが。

学生の日本語作文能力を上げる方法って何かあるかな。

 という問題に対して、提言がある。もちろん冗談だが。提出せる文章に、赤ペンで主語に、青ペンで述語に傍線を引くことを義務付けたらどうか。そして、修飾語句を丸で囲んで接続を示させる。この作業が、スパゲティーパラグラフを筆者によくわからせる効果があるのではないか。



"正しい=読みやすい、ではない"

http://d.hatena.ne.jp/NaokiTakahashi/20070318#p1


日本語と軍隊語

http://d.hatena.ne.jp/REV/20061003/p3

簡単に言うと、我々は「狼が来た」と言う

たが軍隊語では「狼らしきもの発見、当地へ向け

進撃中の模様」となる


追記

 元エントリーのコメント欄に、色々なアドバイスが投稿されている。それは、「彼らに外国人を対象として記述させる」などという内容だ。

 ここで私は、役に立たない提言をしてみよう。

 一つ目は、プログラムを書く。それも、Pascalのように、融通が利かない言語がいい。スラッシュで閉じなくても通ってしまうHTMLと違って、文法遵守の尊さが理解できるかもしれない。

 二つ目は、エクセルでもAWKでもなんでも*1、文字列操作をやらせてみることだ。要するに、いい加減な文章を書く人間が思っているのはこういうことだと思う。

 「俺の考えが理解できないのは、理解力が足りないお前が悪い。お前の考えを俺が理解できないのは、表現力が足りないお前が悪い。」

 文字列操作をやってみることで、解釈する苦労が理解できるのではないか。

*1:パーサ作らせるといいんだろうが