理想論でもキレイゴトでも嘘でも建前でもいいじゃない
以前、「実用的思考停止法、または『現実主義』という名の現状追認主義について」というながーいタイトルの記事を書いたことがあります。さるところで「青臭いキレイゴトの理想論なんて、現実に対して無力であるばかりか、危険ですらある」とかいった(ある意味お決まりの)物言いを目にして、腹が立ったというか呆れかえったというか、とにかくそういう言いグサがまだなくなっていないのだということに驚いて書いたものです。少なくとも私の中では、「キレイゴトの理想論」よりも「現実主義(というか現状追認主義)」の方が、ずっとずっとはるかに「危険」だと思っていますので。
http://blogs.yahoo.co.jp/ohtos/47142827.html
「ポルポトの死」
主義を主張する人は、概ね、伝統を廃棄して、何らかの理想郷を造ろうとする。この傾向は、宗教にもその他の様々な運動にも見られる。オーム真理教などもその例であろう。資本主義のアンティ・テーゼとして人気のあった共産・社会主義思想が、世界中で没落したことは、人間のやることには、やはり理想と現実の隔たりが大きいことを示している。
http://buna.yorku.ca/japanese/ajlt/polpot.html