しあわせのかたち

http://d.hatena.ne.jp/yasudayasuhiro/20080207#p2
 都市の郊外(世田谷?)に住み、白い車(ブルーバードかなんか)に乗り、家族で西友へ行き(なんとなく3階建てで、屋上がパーキングなの)、カート一杯にお買い物、というカタチを、なんとなく想像していた頃がある。
 駅前の西友ダイエーも、役割を終え、小規模スーパーが豊かさの象徴という時代が終わったのは何年前だろう。車にのって、家族でスキーに行く(プリンスホテルへ)というのが、やっぱり豊かさの象徴だった時代は何時だったろう。今、そのへんのプリンスホテルに行くと、隅っこに夢の残骸が見られると思う。
 今、消費の象徴ともいえる百貨店は、新宿伊勢丹・銀座の諸店舗、それに準じるもの位にまで減り、あとはユニクロに無印にというテナントビルになった。まあ、昔も同じだったろうけど、百貨店それ自体のブランドイメージは殆ど無くなり、ヴィトンにコーチ、ナショナルブランドの服が並ぶ唯の建物になった。そうそう。「デパ地下」が、買い物客で混雑する都市でしか、百貨店は成立しないのかも。
 百貨店自体の地位が下がれば、もう、郊外のショッピングモールと大差ない。今の時代だと、10万、いや、20万商圏の都市は、県庁所在地であっても遠心力が働いて解体されていくのかな。