Log of ROYGB

ブックマークのコメント一覧非表示用のタグを使用しています。

2012-02-03

[]仲間外れの8(2) 仲間外れの8(2)を含むブックマーク

家に帰ってから落ち着いて考えてみれば任意の文字列を繰り返す循環小数を考えるのは簡単で、0.abcacb…ならabcを999で割ればいいんだから0123456789を繰り返したければ123456789を9999999999で割ればいいだけだ。

123456789を9倍すると1111111101だから、これを9999999999で割れば僕が彼女に見せられた数になる。123456789を1111111111で割っても同じ結果になる。わかってみれば何ということは無い。式に長い数があれば、計算結果が長くなっても不思議さは出てこない。

1を81で割ると0.012345679…となるというのは単純な式なのはいいけれど、やはり8が抜けているのが気になる。とはいっても0から9がそろった方が面白いというのは単なる表記の問題で、数の本質とは無関係なこと。

いや、もしかしたらそうでもないのかも。

僕はパソコンの電卓を使っていくつか計算してみた。

1111111を7で割ると、123457になる。111111111111111をFで割ると123456789ABCDFになった。なるほどなるほど、そういうことか。

とりあえず電卓にある8進数と16進数では確認できた。10進数ではない世界でも同じ数が並ぶマジックは可能だ。

でも8進数や16進数以外の一般の進数でも成り立つんだろうか。たぶん成り立つのだろうけど、証明はどうすれば。

0.111…を9で割る計算を使うとできるかも。桁ごとに分けて計算し、0.1を9で割ったものに0.01を9で割ったものを足して、というのを続けていく。


f:id:ROYGB:20120204085706p:image


こんな感じで小数点以下9位まで計算して足していくと0.012345678999…となる。これが0.012345679になることは0.999…=1からあきらか。でも、0.012345678999…の表記だと8も抜けずに出てくるのがちょっと感動。

10進数以外の表記でも同じことができる。8進数で1を7で割れば0.111…になるし、16進数で1をFで割れば0.111…になる。それをさらに7なりFで割れば同じことが起きる。

つまりはこういうこと。

n進数で1を(n−1)の自乗で割れば、小数点以下に0,1,2,3,…,(n−3),(n−1)が繰り返してあらわれる。


付け加えておくと、2桁や3桁の場合も考え方としては同じ。2進数を4桁ごとにまとめたものは16進数と同等になるというのはコンピュータ関係ではおなじみだけど、10進数を2桁、3桁ごとにまとめて考えて100進数や1000進数だとすれば、1を9801で割った場合に01、02、03と続き、97の次が98を飛ばして99になることや、998001で割ったときに998が飛ばされることも説明できる。

2012-01-27

[]仲間外れの8(1) 仲間外れの8(1)を含むブックマーク

1を998001で割ると0.000001002003004005…と続いていくという面白い結果になるというのをインターネット*1で前日に読んだ僕は、放課後の部室でそれについて考えていた。998001の代わりに9801で割ってもいいらしい。

その場合は0.0001020304050607080910111213…と2桁で数が増えていく。

なんでそうなるのかというのが不思議だったけど、1桁の場合には81で割ればいいというのがわかってからは簡単だった。81=9*9で998001=99*99そして998001=999*999という具合だ。

1を9で割ると0.11111…と無限に1が続いていく。それをさらに9で割ると、0.012345…と数が増えていく。

念のために計算してみることにした。11から9を引くと次は21で、2が立つから18を引いて31、と数が増えていくのが実感できる。


f:id:ROYGB:20120127195635p:image


あ、71から63を引いて81になると次は8じゃなくて9になるのか。9*9=81だから余り無しでまた最初に戻る。012345679と8を飛ばして続いていく。

だから98も飛ぶのか。2桁の場合に98が飛んで99になると書いてあった理由がようやくわかった。そして3桁の場合には998が飛ばされて999になるわけだ。

「マジックの練習でもしているの?」

確かにマジックだ。いや今の声は誰だ? と驚いて顔を上げるとこちらを見つめる彼女と目が合った。さらに驚いてああどうもとか言おうとして口をもごもごさせた。

すこし落ち着いてから、

「マジックって、これのこと?」

を計算した紙を指差して聞いてみた。

「ちがうの? 同じ数が沢山でてくるマジックで見た気がしたんだけど。」

と彼女は12345679という数字を指さした。

同じ数が出てくるマジックというと、確か相手の言った数に9をかけた数を最初に書いた12345679にかけると相手の言った数が並ぶという…。そうか、そんな手品が確かにあった。

「いや、ちょっと違うんだけど、まあ原理は同じといえば同じような。」

僕は何かのスイッチが入ったかのように説明を始める。12345679を使ったマジックの原理について。12345679に9をかけると111111111と1が9個並ぶ。だからそれに3をかければ3が並ぶし、7をかければ7が並ぶのは数学的には当たり前のことで種もしかけも無いこと。

1を81で割った場合も同じことで、1を9で割ると0.1111…と1が無限に続くので9桁ごとに区切って考えればそれをさらに9で割ったものはマジックと同じだけど小数点以下だから最上位桁の0が消えずに012345679となる。

「じゃあ、それに好きな数を9倍した数をかければ同じ数字がどこまでも並ぶんだ。」

少し首をかしげながら彼女が口を挟む。

「そうだね。やってみる?」

「じゃあ9ね。」

部室にあるパソコンの電卓を使う。まず1割る81だ。0.012345679012345679…と続く。これに9だから81をかけると。

「あれ?」

小数点以下に9が並ぶはずが、表示は1だった。

「おかしいな。」

僕はもう一度やってみる。1割る81かける81だから…。

「あ!」

「どうしたの?」

「ごめんダメだ。0.9999…にはならないんだ。」

「1になっちゃうわけね。」

「そうなんだ。」

僕は9以外の数なら小数点以下に並ぶことを確かめて彼女に説明した。でも彼女はそんなことは僕以上に理解していたのかもしれない。ときどき僕なんかよりもよっぼど数学的才能があるんではと思わされることがある。

「こんなのはどうかな。」

パソコンに向かって何かをしていた彼女がこちらを振り返った。電卓の表示は0.111…と1がいくつか続く合間に0が入っていた。1の数は違うけど0.111011101110…みたいな感じだった。

「さて、これを9で割るとどうなるでしょう。」

僕は言われるままに、9で割ってみた。

そこには、0.01234567890123456789…と8が抜けたりしないで0から9までが繰り返されていた。


(つづく)

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/ROYGB/20120127

2012-01-25

トイレの100W トイレの100Wを含むブックマーク

トイレの100Wというのは必要も無く過剰であることを意味する用法が一般的ではありますが、寒い季節にはトイレの100Wが有効な場合もありそうだなと思いました。

トイレというのは他の部屋などに比べて暖房器具が設置されていることが少なく、冬場は寒い思いをすることが多いわけですが、そこに100Wの電球があれば少しでも温かくなるのではないでしょうか。もっと言えば100Wで満足することなく、数百ワット電球を使って積極的に暖房効果を得ようとすることもまったくありえないことではありません。

続きを読む

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/ROYGB/20120125

2012-01-23

アキレスと無限 アキレスと無限を含むブックマーク

アキレスと神

アキレスは神に祈りを捧げた。もっと早く走れるようになりたいと。

君は今のままでも充分に早く走れるではないか。そんなことをいう友人もいたが、アキレスが耳をかすことはなかった。

そんな彼のところを旅の老人がおとずれた。知らない顔だったので旅の老人だとアキレスは思ったのだが、もしかしたら神が姿をかえたのかもしれないし、他の何かかもしれない。しかし何であれ単なる人間ではないことは、その後に起きたことからもあきらかであろう。

本当に早く走れるようになりたいのか。旅の老人はアキレスにたずねた。

もちろんだ。とアキレスはこたえた。

それでは世界中のどこにでも2秒のうちに到達できる程の速さで走れるようしてやろう。と老人。

もしそれが本当ならば、どんな礼でもしよう。とアキレス

老人が何かをした。とはアキレスに感じられなかったが、あそこまで走ってみるようにという言葉のままに100メートルほど離れた木の所を目指して走り出した。


最初の1メートルに1秒かかった。

次の1メートルには2分の1秒かかった。

その次の1メートルには4分の1秒。

その次の1メートルには8分の1秒。

……

そして、確かに2秒とかからずに100メートルの距離を走りきった。

アキレスが振り返ったときには老人の姿はどこにも無かった。


アキレスと亀

不思議な力を手に入れたアキレス。どんなに遠くの国であっても2秒かからずに到着できるようになったのだから今度こそと思っても不思議ではありません。今度こそ、亀と競争して勝つ、と。

亀はアキレスの不思議な力について噂として知っていましたし、アキレスからも直接聞かされました。亀はアキレスとの競争をなかなか承諾しませんでした。実はアキレスの為を思ってのことだったのですが、自分の力を過信したアキレスにはわかるはずもありません。

どうしても自分と競争するように執拗に求めるアキレスに対し、亀はスタートして3秒でどちらが遠くまで行けるのかという条件でも良いかと尋ねた。

アキレスと亀は競争をすることになった。

スタートして1秒の間に、アキレスは1メートル、亀も1メートル進んだ。

次の1秒で亀は1メートル進み、その次の1秒でさらに1メートル進んだ。

スタートして3秒たったときに、亀は3メートル進んだ地点にいた。


アキレスの行方は誰も知らない。



関連

アキレスチャート

亀とアキレス

アキレスと亀

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/ROYGB/20120123

2012-01-20

宇宙をデバッグする神 宇宙をデバッグする神を含むブックマーク

創造主としての神と無限

この世界をつくりだした創造主としての神が存在したとして、その能力が無限つまり全能である必要性は無いのではないかと考えられます。比喩的な意味での無限の能力、太陽エネルギーが無限であるのと似たようなかたちで創造主の力は無限であると言うことはできるでしょう。しかし、太陽エネルギーは膨大であっても有限です。さらに、数十億年の後には失われてしまうのだから、時間的な意味でも無限ではありません。

宇宙全体にしたところで無限に広がる宇宙というのもやはり比喩的な意味であって数学的な無限ではなく、非常に広いけれども有限の大きさであるわけです。有限の宇宙を作り出すのならば、全能ではない有限の能力の持ち主でも可能でしょう。

プログラムとデバックモード

コンピュータプログラムにはデバッグモードというのが備えられていることが多いです。不具合を見つけたり修正したりする目的で使うもので、任意の場所でプログラムを停止させたりデータを書き換えたりといったことが可能です。

人間が作り出したプログラムデバッグモードが存在するならば、創造主が作り出した世界にも同様なものが存在しても不思議ではありません。これは必ずしも世界がコンピュータ的なものによるシミュレーションであるということではありません。洗濯機や電子レンジのような家電製品にもサービスマンが修理の時につかうデバッグモードのようなものが存在します。ある程度複雑なものを作り出す場合に、それをメンテナンスすることを考えておくのは一般的なことです。

蟻の巣観察キットと高次元

蟻の巣の観察キットというのがあります。平べったい透明なケースに土のかわりのゼリーを入れて、蟻の巣を観察しやすくしたものです。平面状に制限された蟻の巣は、面に垂直の方向から見ることで全体を把握できます。

地面の中の三次元的な蟻の巣をそのまま観察する方法はないのでしょうか。一つ上の次元が存在すれば三次元の立体的な構造を平面を観察するかのように一望することができ、蟻の巣だけでなくあらゆるものが把握できるはずです。まるで蟻の巣観察キットを見るかのように、世界の状態を観察できるわけです。

巻き上げられた次元

相対性理論によれば、この宇宙は三次元の空間に一次元の時間を加えた四次元の時空間として扱えるようですが別の次元があるとする理論も存在します。超弦理論とよばれるものがそうです。超弦理論では非常に小さな紐状の超弦が全ての物質の源であるとしているのですが、数学的に矛盾が出ない為には四次元ではなく十次元や十一次元の時空を必要とするようです。四次元よりも多い次元については非常に小さくて我々には観測できないとされています。宇宙ができたときに小さく巻き込まれたと考えられていて、それを観察によって確かめるには非常に大きなエネルギーが必要になります。ただし現在の粒子加速器のレベルではとうてい到達できないほどの高エネルギーが必要なので、当分の間は確認不可能でしょう。

ところで、巻き込まれた次元からこちらを観察することは可能なのでしょうか。

宇宙をデバッグする神

この世界をつくりだした創造主としての神が存在したとして、自らの作り出した結果を観察し必要ならばコントロールするデバックモードのような機能も世界に備えておいた可能性はかなり高いのではないかと思います。そして、三次元の空間と一次元の時間を一望にする為の高次元が存在すれば世界を観察しやすいというのも確かです。さらに、この世界には何故だかわからないけれども我々には観察のできない次元が6つか7つ存在することが超弦理論によって予測されています。

超弦理論が予測する巻き上げられた次元に世界を作り出した創造主が存在して、こちら側を観察している。と想像することもできるでしょう。小さく巻き上げられているのも観測には好都合で、ば数億光年といった非常に長い距離であっても対応する巻き上げられた次元でほとんど同時に観測できるほどに縮小されているとしたら宇宙全てを一望することもできるわけです。

そして宇宙を観察して、プログラマーデバッグするように不具合を修正しているのかもしれません。

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/ROYGB/20120120