バリアと核反応無効化装置

https://togetter.com/li/1122843の「SFの、いわゆる「バリヤー」の元祖は何だろう?〜初出探偵カスガの事件簿 - Togetterまとめ」に関連してバリアと核反応の無効化装置に関して。


バリアについてはレンズマン以前に同じ作者のスカイラークシリーズでも出てきてました。ただ1作目の「宇宙のスカイラーク」だと物質を斥力で反発させる斥力装置で、今のバリアとはちょっと違うかも。「スカイラーク3号」にでてくる力場帯はあらゆる光線や物質を通さないバリア的なもので、光も通さないので外からは銀色に見えて中は真っ暗になります。さらには重力すらも通さないので、地上で力場帯を使うと空中に飛び出してしまうことになります。


ペリーローダンシリーズにもバリアが出てきて、これは主人公のローダンが月面でアルコン人から手に入れた物。地上では半球状になり、宇宙船のだと球形。宇宙船でも着陸時には半球状のバリアになります。
このローダンシリーズには核兵器の動作を止める装置も出てきて、最初の頃にローダンが持つバリアだと核兵器には耐えられないかもしれないので高速中性子の動作を阻害する装置によって核分裂による核爆弾を阻止します。核融合の水爆でも起爆には核分裂が必要なので使えないという寸法。しかしそれに対抗するために核分裂を使わない冷たい原爆というのも登場します。
核反応を阻害する装置はキャプテンフューチャーの「月世界の無法物」などにも登場します。キャプテンフューチャーには金属を食べるカビによって近代的な武器が全て無くなった状態で戦うようになる話もありました。


アニメだとマジンガーZの光子力研究所を防御するのにバリアが登場しました。曲面ではなく多面体のような形のバリアで、攻撃によってガラスのようにヒビがはいったり穴がありたりしてた記憶があります。
マジンガーZの動力の光子力エネルギーや超合金は、新元素であるジャパニウムによるものですが、バリアも光子力バリアと呼ばれてたので光子力エネルギーの応用なのかも。新元素で物質を100%エネルギーに変えるというアイデアは宇宙のスカイラークのX金属とも共通するので、ここら変にネタ元があるのかも。スカイラークシリーズにはアレナックという超合金的な物もでてきます。


超電磁バリアーというのもコンバトラーVに出てきました。エネルギー消費が激しいみたいで、あまり活躍することはありませんでしたが、超電磁ヨーヨーの登場回で何回か使ってました。これは釣鐘状のなめらかなバリアだったか。


宇宙船間ヤマトにもバリアが出てきました。新作の波動防壁ではなくて、旧作でもガス状生命体が出てきた回にガミラス側の兵器としてバリアが登場してました。これは目には見えないバリアでした。そういえばワープについてはわざわざ説明していたヤマトでも、バリアの説明は無かったからこの時点では説明無しでも視聴者にわかる程度にバリアが普及していたんでしょうか。