スーパーテネレにサイドケースを付けた

GIVI TREKKER  OBK48

スーパーテネレにGIVIのサイドケースを装備した。
当初は従来のモノキーのケースにしようとしたが、アルミのゴツいケースが付けたくて、TREKKER
OBK48をチョイス。

御大層な箱に入ってくる。
2個セットだから、とてもデカイ。

そして、見た目より軽い。
アルミケースだからか。

OBK48はGIVIの新しいCAMシステムのため、モノキー用のラックではなく専用のラックが必要になる。
従来のモノキーラックとケースが3点支持であるのに対し、CAMシステムは4点で固定するため、未舗装路などを走るときでも安心である。

まずは車体にラックを取り付ける。

簡単な説明書も付いているので、見ながら付けてみる。

 

ラックを構成する部品一つ一つがガッシリした印象で、安心感がある。
パイプも太い。
しかし、同時に重量増が心配になる。

ラックの装着には、工具さえキチンとしたものがあれば、特に時間がかからない。
ボルトは六角穴ボルトのため、六角レンチを駆使する。
しっかりとした六角レンチが欲しい。
ホームセンターでも売っているL字の六角レンチと六角のラチェットレンチがあると便利。
特に車体左側のタンデムステップのステーに組み付ける六角穴ボルトが、レンチをかけづらく作業しにくいのだが、あとは大した問題は無い。

初めは緩めに組んで、様子を見ながら閉め込んでいく。
部品点数も多くないので、1時間ほどでラック装着完了。

いよいよサイドケースを付けてみる。

まずケースの下側2箇所の溝と、ラックの突起を合わせたあと、上側2箇所のノッチに合わせて車体側に押し込む。
カチッとしっかりはまると、びくともしなくなる。

左右付けてみた。
思っていたとおりだが、実際に付けてみると、デカイ!
車体左側は特に大きく張り出す。
BMWなどのように、マフラーの逃げがあるようなケースではないため、マフラーの幅のぶん、外側に張り出す。

見た瞬間、これではすり抜けはできないと思う。

実際に装着して使ってみると、蓋が前ヒンジで上に開くので、下ヒンジで横に開いてしまうモノキーのケースより便利である。
鍵穴もケース後ろ側にあるので、トップケースを含めて開け閉めがしやすく、内容物の出し入れが楽なのだ。

それから、大きめのトップケースを付けていても、問題なく蓋を開けることができる。

なによりプラスチックのケースより高級感があって良い。
また、黒いケースも選べるのだが、シルバーのほうが旅のアイテムっぽくて良い。
(黒いと、なんかミリタリーちっくな感じがして、それはそれでいいのだが)

メリットは、荷物がとんでもなく多く積める。
ホントに箱形状なので、きっちり荷物が入る。
トップケースとかは、底面やケース形状から、見た目ほどの荷物が入らない。
これまでの自分のバイクライフ史上、最大積載量が可能。しかも飛躍的。
これなら荷物をパッキングするとき、持って行きたいものを全部載せられる。

デメリットは、やはり車体幅が広くなるため、狭いところを走るときに気を使う。
これまではハンドル幅が通れれば、たいてい問題なかったのだが、この全幅では気にならざるを得ない。

走行時はケースを見ながら走れるわけではないので、特にすり抜け時はリスクが大きい。
シートに座って、だいたい両手を左右に広げたくらいが通れる目安になるが、よほどマージンを多く取らないと、安心できない。
よく駐輪場の入り口にある金属ポールのようなものの間を抜けるのは、とーっても気を使う。

まぁ、積載容量の恩恵から考えれば、たいしたマイナス要素ではないと思う。

これだけの荷物が乗れば、日本中どこに行くことになっても、積載量の心配はしなくていいだろう。
ユーラシア大陸くらいは横断できそうな気がする。

スーパーテネレのインプレッション

RX-82015-01-29

冬でも路面に雪さえ無ければバイクには乗れるのだが…。
晴れていれば気温も低いし、やはり出不精になる。
RX-8は、今履いているスタッドレスが5シーズン目ということもあり、あまり雪道には行きたくないので、ほとんど冬眠状態。(雪かぶってるし)
スーパーテネレもNINJAも車体カバーを被せて、ときどきバッテリーの補充電をするくらい。
 
ということで、スーパーテネレのインプレッションなんぞを書いてみようと思い立った。
 

 

◆2014年式 YAMAHA XT1200ZE Super Ténéré
 
◯ 見た目
ひとこと、「カッコイイ」。(個人の感想です^^)
このテのバイクは、各社みんな個性的ですが、その中にあって自分の感覚に最も合っていたカタチがスーパーテネレでした。
また、大人気の某社の某GSは、たくさん走っているので嫌だったというのもあります。
国産が好きなのと、人と違うバイクが乗りたいという気持ちから選びました。
 
実車はほとんど見たことがなかった(意識して見ていなかった)ので、実は2014年のモーターサイクルショーで初めてじっくり見ました。
他に展示してある他社のアドベンチャー・ツアラー系より、明らかにカッコ良かったので、印象に残りました。
 
次に実車を見たのは、納車のとき^^。
ぱっと見はとにかく「デカイ!」。
走り出せば軽快で、大きさを感じさせないし、乗り心地もとっても良いですが、止まるとデカイ。
私は身長172cmですが、脚立が無いと乗り降りできない感じです。(いやマジで)
中年オヤジには、足を振り上げて、カッコよく乗ることなんてムリです。|
 
◯ 乗った感じ
身長172cmでは、足着きはハイ設定で両足の爪先が辛うじて接地するくらい。
信号待ちでは、シートの一番前にお尻を移動して左足を出せば、なんとか支えられるくらいになります。
 
シートはハイとローの2段階が設定できますが、ローでもけっこうキツイ。
某GSの日本向けローシートのほうが遥かに乗り降りしやすい感じ。
もちろんスーパーテネレにもワイズギアからローシートが発売されていますが、外観が変わっちゃうのでイヤです。
 
平地で、サイドスタンドをかけた状態でバイクに跨り、垂直に引き起こしてみると、車体に反してとても軽いです。
さらに、高速道路や長距離移動などのときは、ハイの設定のほうが断然疲れません。
両足の膝の曲がりが少なくて済むので、血流も良好です^^。
ほんの数センチの差だけど、景色も良く見える感じだし、ハイ設定がいいです。
 
納車半年で7千キロ以上走りましたが、足着きも慣れたし、今後もハイ設定でいきます。
 

 
◯ 取り回し
さすがに重い。(装備重量265kg)
自宅のバイク置き場から自宅前の道路までは20mほどの距離(しかも未舗装)があり、この距離を押していくのは結構シンドイです。
フルパニア装備だと軽く300kgは超えるので、なるべく軽くするため、パニアケースは外して移動させます。
 
平地の舗装路での取り回しは、ハンドル幅も広いので、気負わずにできます。
平地ではなく、ひとたび斜度がつくと、とても慎重になります。
坂道や未舗装路での押し歩きでのUターンは、できれば遭遇したくないシチュエーションですね。
 
◯ エンジン
排気音は静かです。
今まで4気筒ばかり乗ってきて、実は初めてのツインなので、もっと鼓動とか振動とか音とか、ツインっぽさを想像していたのですが、とてもジェントルなので、ちょっと拍子抜けした感じです。
こんなに静かなら、マフラーは換えてもいいかなと思っています。
 
スペック上のパワーは、ライバル車と比べても強力ではないのですが、112ps/11.9kgf・mもあればじゅうぶんでしょ。
スーパーテネレにはツーリングモード(Tモード)とスポーツモード(Sモード)の2種類のモード切り替えができますが、Sモードはとてもスルドい加速をしてくれます。
Sモードは、感覚的にはハイスロになるような感じで、ちょっとアクセルを捻れば、高速道路での追い越しなど、ラクチンです。
Tモードは、のんびり長距離を走るときにいいですね。
どちらのモードで走っても、ツーリング主体であればそんなに燃費に差は無いように感じます。
 

 
◯ メーター類
2014年モデルからアナログメーターが無くなり、すべて液晶パネルになりました。
晴れた夏の日中でも見やすく、多機能で便利なメーターだと思います。
走行モードやサスペンション設定、吸気温度や燃費、グリップヒーターの設定なども切り替え表示できます。
燃費の表示は一般的な国産車のような「1リッターあたり何キロ走ります」という表示ではなく、欧州車と同じ「100km 走行するために必要な燃料」を表示するタイプです。
 
ナビとスマホを付けると、液晶パネルだらけで面白いです。
 

 
◯ ミラー
純正ミラーは、カタチはいいのですが見づらいです。
自分の身体が映り込むというより、単純に視野が狭く感じます。
たとえば高速道路とかで追い越しをかけるときに右後ろを確認しますが、視野が狭いので不安です。
交換しようと思っています。
 

 
◯ 燃料タンク
これまで乗ってきた2台の燃料タンク容量は、GPZ900R(22?)、GSX1400(22?)だったので、同等の容量が欲しかった。
スーパーテネレは23?なので問題なしです。
燃費も今のところ平均で24km/?くらいなので、バツグンの航続距離。
ガソリンは無鉛プレミアムガソリン(ハイオク)指定なのがちょっと不満だけど、航続距離が伸びているぶんでチャラかな。
 
タンク容量と燃費の良さは、北海道ツーリングで本領発揮。
クルーズコントロールと合わせて、いつまでもどこまでも走っていたい人には最高です。
 
◯ フロントスクリーン
縦長で4段階の調整ができるフロントスクリーン。
いちばん上に設定していると、走っているときは身体にほとんど風圧を受けません。
高速道路では、エンジン音量も少なく、とっても静か。

GPZ900Rではエンジン音がガシャガシャ、GSX1400(ビキニカウル付き)では風切り音がゴーゴーとやかましかったのに、スーパーテネレではフロントタイヤから「コー」というロードノイズが聞こえるだけ。
ツーリングの疲労度が少ないのは、こういうところも影響しているのでしょう。
スゴイなと思いました。
 
ワインディングを走るときや、気分を変えたいときは、フロントスクリーンを一番下にします。
風切り音がひどくなることはありませんね。
適度に風が当たって、気持ち良いです。
 

 
◯ 電子制御関係
XT1200ZE には、電動調整サスペンションが付いています。
プレストの紹介ページには「4種類の荷重設定、3段階の減衰力調整、7段階の微調整の組み合わせによって、84通りに及ぶ荷重と減衰力の調整が可能」とありますが、微調整はしたことがありません。
しかしこれがズグレモノで、のんびり平地をツーリングしているときと、ワインディングで振り回したいときなど、好みでサスペンション設定が切り替えられるので、たまりません。
サスセッティングなんてあまり興味なくて、使ってみるまでどんな効果があるか知らなかった自分でも、違いがハッキリわかるくらいです。
荷物が多いときや2人乗りのときなど、リアサスの沈み具合ではヘッドライトの光軸が上向きになったりしますが、荷重設定を適宜変えられるので、全走車にもありがたいです。
 
それと、なんといってもクルーズコントロール
一度使ったら、もうやめられない。
総行程4000キロの北海道ツーリングで体感しましたが、疲れないし肩コリが無い!
今までは、アクセルをずっと握っているだけで疲れるし、肩もこるのが当たり前と思っていましたが、クルコンのおかげで一発解消!
高速道路での移動では、とーっても重宝します。
今までは走行中に「左腕の裾をまくる」とか「ジャケットの左腕のベンチレーターを閉める」などはできませんでしたが、クルコンのおかげで出来るんです!
次に買うバイクも、きっとクルコン付きを選ぶでしょう。
 
ABSもトラクションコントロールも付いています。
ABSが利いているときは、自分の印象では「カツカツカツ」とブレーキレバーに反応があると思っていたけど、スーパーテネレのABSは、あまり信号が来ないようです。
それでいて静かに利いている感じ。
車体の重量があるので、ストッピングパワーは気になるところでしたが、申し分ないです。
 
トラクションコントロールは、まだその効果を体感していないです。
未舗装路もけっこう行きましたし、雨の市街地もけっこう走りましたが、トラコンが利いている状態を意識したことが無いです。
トラコンもオフを含めて3種類の設定ができるのですが、標準設定のままです。
 

 
◯ 収納スペース
車体が大きい割には、収納スペースがまったくありません。
シート下に僅かなスペースがありましたが、ETC車載器を入れたら、もう何も入りません。
GSX1400などは、シート下に1泊ぶんの着替えとレインスーツとサンダルくらい楽勝で入るスペースが有ったのですが、スーパーテネレは皆無!
U字ロックも入れるところが無いとは、ちょっと不満なところです。
 

 
◯ ヘルメットホルダー
雑誌などを読んで事前に知ってはいましたが、ヘルメットホルダーはありません。
ワイヤーロックとかを用意しておく必要がありますが、前述のとおりワイヤーロックを入れておくところもなく…。
海外では観光地とかに行ったときに、ヘルメットをどうするんですかね?
パニアケースにスペースが有ればいいですが、普通は荷物でいっぱいです。
 
ということで、私はキジマのスーパーテネレ用ヘルメットホルダーを付けました。
位置的にちょっとヘルメットを留めづらいですが、無いより遥かにマシです。
 

 

パニアケース
スーパーテネレを買う前からGIVIユーザーなので、GIVIのトップケースが付くように、GIVIのモノキー用のホルダーを装着。
標準装備のリアキャリアを外してGIVIモノキー用に交換しました。

シートバッグとあわせて、ロングツーリングもバッチリです。
 
また、以前はGSX1400にGIVIのトップケースを付けていたのですが、専用のキャリアとモノキーベースの位置が高かったせいか、トップケースの中の物を出すためには背伸びが必要な感じでした。
しかしスーパーテネレは、車体は大きいですが、キャリアの位置が低くて、同じGIVIのケースがGSXに比べて低い位置にあります。
これは嬉しい誤算でした。
 

 
◯ 社外パーツ
希少車(?)故に、外装・マフラーなどの対応パーツが少ない感じ。
もちろんワイズギアとかGIVI、ツラーテックなどからスーパーテネレ用製品が出てきてはいるけど、色が合わなかったり高かったりで…、手が出ないですね。
 
欲しいと思っているのは、ツラーテックのフォグランプとUSヨシムラのマフラーが欲しいです。
あと、新しいナビも欲しいかな。
 
◯ その他
電源取得用のシガーソケットがメーター右下に標準装備なのが嬉しいです。
USB電源ソケットを介して、ナビやスマホなどの電源に重宝します。
 
ナビといえば、ナビを装着するアクセサリーホルダー(鉄の棒)がメーター上部にありますが、細い!
国内で買えるナビ用のホルダーで、この細い鉄の棒にクランプできるホルダーは、見たことが無いです。(だいたいはパイプハンドルにクランプするもので、もっと太いパイプに装着することを想定しています。)
このため、ホームセンターで硬いスポンジのようなテープをグルグル巻いて太くし、その上にナビホルダーをクランプして使っています。
 
◯ 気のせいかもしれませんが、あまり汚れない感じがします。
ツーリングに出かけると、雨も降るし泥もかぶるし、汚れると思いますが、スーパーテネレはあまり汚れが着かないというか、水洗いでサッと汚れが落ちるというか、そんな感じです。
樹脂パーツの材質や塗装に何か秘密があるのではないかと思うのですが、気のせいですかね。
 

 
とりあえず、ざっとこんな感じで。
あー、やっぱり乗りたいなスーパーテネレ。
 

スーパーテネレにヘルメットロックを付けた

スーパーテネレにヘルメットロックを付

スーパーテネレにキジマのヘルメットロックを取り付けた。
 

 
ベタ惚れのスーパーテネレなのだが、2点ほど不満がある。
 
実はスーパーテネレにはヘルメットホルダーが付いていない。
それと、シート下など、車体内の収納スペースがほとんど無い。
ガタイが大きい割には、小物入れなど皆無だし、ヘルメットも付けられないのだ。
 
シート下にほんの少し、スペースが有るのだが、そこにはETCの本体を置いているため、まったくスペースはない。
まぁ、パニアケースなどを装着すれば済むことだし、バイクの性格から、それが前提なのかもしれない。
 
それより、ヘルメットホルダーが無いことが困る。
先日行った北海道ツーリングでも、開陽台や知床峠、和商市場とかの観光地に行ったときは、ヘルメットをバックミラーにかぶせておくだけだったので、ちょっと不安なのだ。
まぁ、オヤジが被ってきたヘルメットを盗む人も居ないだろうが、イタズラでもっていかれても困る。
 
ヘルメットをバイクに紐付けるためのワイヤーを持って行けばよいのだが、それも面倒くさい。
 
ということで、キジマから出ているスーパーテネレ用のヘルメットロックを装着することにした。


 
本当は北海道ツーリングの前に付けようと思っていたのだが、ぜんぜん時間が無くて、今になってしまった。

装着はいたって簡単。
スーパーテネレの左側のサイドカバーを外して、フレームに取り付けるだけである。


 
しかし、サイドカバーの取り外しが初めてで、ネジなどを紛失しないように気を使うので、慎重に時間をかけて行った。
(サービスマニュアルなど見ないでやるから、慎重にならざるを得ない。)


 
サイドカバーを外して驚いた。
左のサイドカバーの内側にはラジエターが入っているのだが、ラジエターが意外に小さいのである。
こんな小さくて薄いラジエターで、よく冷却できるなぁと感心する。


 
サイドカバーを外してしまえば、あとはヘルメットロックに付属の手順書を見ながら、サックリ装着できた。
こんな簡単なヘルメットロックを、なぜ純正で付けてくれないものか。
オプションでもいいから欲しい装備である。
後付けだと、エンジンキーとヘルメットロック用のキーが別なので、キーホルダーがうるさくなる。

今のキーホルダーには、GIVIのトップケース用のキーも付いてるし。

まぁ、細かいことは置いといて、装着完了。
 

 

 
サイドカバーを戻すのだが、車体前側のプラスチック製のピン2本が上手く止められず、時間がかかった。
仕組みを理解してしまえば大したことはないのだが、初めてだと苦労する。
 

 
これで観光地に行っても、ヘルメットを車体に付けておける。
今までよりだいぶ安心感が有る。



北海道ツーリング2014(6日目)

北海道ツーリング6日目
札幌→支笏湖→千歳→安平町→苫小牧東港新日本海フェリー
 

 
今年の北海道ツーリング、北海道内最終日である。
やはりなんとなく寂しい。
 

 
今日は安平町の友人宅に寄り、19時半苫小牧東港発の新日本海フェリーに乗るのだ。
 

 
9時過ぎ、遅めに札幌市街を出発。
大通公園で記念撮影して、支笏湖へ。
良い天気である。
 

 
10時半、支笏湖到着。
だいぶ交通量が多かったが、信号はほとんど無いため、流れは良い。
 

 

  
札幌から支笏湖に来ると、いつも支笏湖温泉やレストハウスのある大きな駐車場にバイクを停める。
ここはバイクの駐車料金が100円かかる。
トイレに寄りたいだけなのだが、ほかに良い駐車場は無いものか。
 

 
昼には安平町の友人宅に着き、一緒に昼食を食べる。
友人のクルマで、トウカイテイオーの墓参りに行ったりする。


 

 

 

 

 
ひとまわり安平町観光をしたあと、17時くらいにゆっくり苫小牧東港へ向かう。
 
厚真のセイコーマートで、フェリー内で食べるおにぎりを購入。
セイコーマートのおにぎりも、今回はこれが最後かー。
 

 
18時過ぎにフェリー埠頭に着くと、新潟行きのラインに10台くらいのバイクが並んでいた。
あまりバイクは多くないかな。
 

 

 
今日は8月14日で、お盆休みは一般的には8月17日までなので、北海道をあとにするのはまだ早いのかもしれない。

それにしても、やはり大半が大型のバイクである。
眺めてみれば、若いライダーは少ないようだ。
1980年台から90年台初頭のバイクブーム世代が、いまだにバイクに乗っているという感じかな。
 

 

 
フェリー乗船後、お盆休みであることを痛感する。
子供が多いのだ。
大浴場も食堂も常に行列だし。
夜中は入れ替わりで子供が泣いているし。
 

 

 

 
子供がいると、快適な船旅なんか、あり得ないだろーと、憤慨しながら過ごす。
北海道の余韻に浸ることなんかできないのだ。
 
私はいつもツーリストB(寝台)なのだが、ふと、次からは個室を予約しようかなと思ったりする。
 
2014年の北海道ツーリングは、これで終わりである。
今年はスーパーテネレで初めての北海道だったので、とにかく走り回った。
来年も行けるチャンスがあるなら、どっぷりどこかに連泊したいと思う。
キャンプでもいい。
 
お気に入りの、クッチャロ湖畔や上士幌航空公園、和琴半島もいい。
今回はキャンプをしなかったので、どこかにのんびり滞在したいと思う。
 

北海道ツーリング2014(5日目)

北海道ツーリング5日目
旭川→美瑛→芦別桂沢湖三笠鉄道村岩見沢→札幌
 
宿泊しているホテルには朝食も付いているのだが、朝は混み合うのでセイコーマートのおにぎりを食べる。
混雑している中で朝食を食べるより、よっぽど美味い。
 

  
さて、出発。
 

 
天気は曇り。
予報では美瑛・富良野でザッとひと降りありそうな感じ。
 
雨雲レーダーで確認すると、一時的な通り雨っぽいので、雨が降ったら雨宿りをすることで回避しようと、美瑛に向かった。
 
美瑛は予想以上に晴れていた。
 

 
美瑛のホクレンで給油。
赤色のフラッグをゲット。
 

 

 
美瑛といえば、もちろん波状丘陵地帯に突入。
 

  
波状丘陵も、雲の流れが早いと、景色がくるくる変わって楽しい。
 
広々とした、まっ平らの土地より、どこまでも続く波状丘陵のほうが、抑揚があって飽きない。
ずっと眺めていたい。
 

 

 

 
 
しかし、予報通り雨雲が来た。
30分くらい降りそうだったので、北西の丘展望公園で雨宿りする。
 

 
スマートフォンというのは便利なものだ。
雨雲レーダーで、現在の雨雲の位置や、10分刻みで1時間後までの今後の雨雲の流れなどもわかるのだ。
 
かなり精度も高くて、便利である。
 
ナビゲーションシステムやスマホからの情報など、ツーリングにはとても便利になった。
しかし、同時に楽しさは減ったように思う。
 
ナビに導かれて観光地を訪れるのは、効率的ではあるが、道を間違えたり、時間が間に合わなかったりするハプニングは無い。
具体的で詳しい天気予報も、雨雲を避けられるが、ハプニングは無い。
 
行き当たりばったりで行ってみたら、思いもよらない景色が広がったり、雨を抜けたらすごく晴れていて感動したり、ツーリングで心に残るイベントが減ってしまっているのではないかと思う。
(ナビやスマホに案内されているようで、自発的に旅行をしていない感じというべきか)
 
人間とは、贅沢なものである。
ITとは、残酷なものである。
 
とはいえ、北西の丘から富良野方面を眺めていると、とても雨の降り方が強く、あんな中を走る気にはなれない。
雨雲レーダーに感謝していたりする。
 
美瑛をあとにして、富良野方面に向かう。
途中、美馬牛あたりで芦別に向かう道との分岐に出くわす。
道道70号芦別美瑛線)
 
富良野は観光客が多いし、どちらかというと敬遠したかったので、迷わず芦別に向かうことにした。
今日は三笠の鉄道記念館に行きたかったので、早めに行ってじっくり館内を見学しようとも思っていたのだ。
 
芦別まで11km未舗装路あり」と標識に書かれていた。
これはスーパーテネレにとっては障害にならないでしょ。
とりあえず狭い林道っぽくは無かったので、行ってみることにした。
 
先ほどの短時間の雨でぬかるんでいたら嫌だなとも思ったのだが、たいして道路に水分はなく、走りやすいフラットなダートである。
道幅も、片側1車線分はあり、大柄のスーパーテネレでも十分な広さだ。
 
ぬかるみは無かったのだが、やはり雨が降ったあとということもあって、スーパーテネレはフロント周りとエンジン・エキパイ関係がドロドロになった。
ブーツも土気色になってしまった。
 

 
後輪からの泥はねが心配だったが、荷物はまったく汚れなかった。
シャフトドライブなので、もちろん動力伝達系も心配ない。
 
すっかりアドベンチャー的な姿に変わったが、走行に問題なし。
桂沢湖まで一気に走る。
 

桂沢湖で休憩。
エゾミカサリュウは今日も元気そうである。
 
さて、三笠鉄道村である。
実は大学生の時に、ここに訪れているのだが、27年ぶりである。
 

 
以前来た時は、山奥にある寂れた鉄道記念館だなと思っていたのだが、今回訪れた時は、家族連れがたくさんいて、驚いた。
鉄道ブームというものもあるだろうが、こんなにも盛っているとは。
 

ホンモノのSLも走っている。
大人は1回1,000円で乗れる。
 

他にも小さなSLや、エンジン付きトロッコなどが走っていて、盛っている感じ。
だいぶイメージと違っていた。
駐車場も整備されて広くなっているし、隔世の感である。
 
園内にある客車を改装したレストランでカレーを食べる。
 

 
どこを見ても家族連ればかりである。
  
入館料530円を支払い、鉄道記念館に入る。
 

 
27年前とは展示内容も変わっているが、自分の知識も変わっているので、新鮮である。
館内では、北海道の鉄道の歴史が学べる。
北海道内を走っていたSLの模型など、資料も多いため、とても勉強になる。
 
土地柄、幌内線の資料が多いのだが、幌内線は日本で3番目に開通した鉄道であることに今更ながら驚いた。
明治5年に新橋〜横浜間に鉄道が開通してから、わずか10年で幌内線も営業を始めていて、大阪〜神戸間に次いで、日本では3番目の鉄道なのである。
 
あらためて、北海道は鉄道網が発達していたことを知ったし、石炭という大きな資源を抱えた希望の土地であったことがわかる。
 
見学の時間をたっぷり取ったので、よく理解することができた。
当時の資料もよく保存されていて、生のデータに触れることができた。
 

 
鉄道ファンなら一度は訪れるべき鉄道記念館である。
とても満足した。
 
さて、あとは今日の宿泊地、札幌に向かう。
ドロドロのスーパーテネレは、北海道をツーリングしてきた雰囲気たっぷりなのだが、ちょっとこれで札幌市街に入るのは躊躇うくらいの汚れである。
 
ということで、岩見沢でコイン洗車場を見つけ、荷物を下ろして洗車を行う。
水洗いだけだが、すっかり泥が落ちてキレイになった。
 

 
そのまま国道12号線で札幌に向かう。
 
岩見沢から札幌までは、とても暑かった。
メッシュジャケットで走っていても、暑いのだ。
 
札幌市街地に入ると、信号が多くて余計に暑い。
宿はススキノなのだが、到着する頃は汗だくである。
 
毎回、札幌なんか来なければいいのにと思うのだが、なんとなく最後の宿泊地は札幌にしてしまう。
打ち上げもしたいし、お土産もまとめて買って、自宅に送ってしまいたい。
 
ツーリングの最後は、シンミリしてしまうより、華やかにいきたいのだ。
 
宿にチェックイン後、恒例のジンギスカンを食べるために繰り出す。
札幌在住の友人に聞いた「炭火deジンギスカン しまだや」を目指す。
 

 

 

 

 

 

 
ここはその名の通り、ジンギスカン鍋ではなく、炭火の上で網焼きなのだ。
 
ジンギスカンだけでなく、ラムカルビや牛ハラミとか、ガツガツいただく。
 
感想としては、とても美味しく満足だったが、ジンギスカンはやはりジンギスカン鍋で食べたいなと思った。
 
その後、おみやげ屋さんを物色し、ひとまわり散策したあと、ラーメン屋へ。
これも札幌在住の友人に聞いた「信玄 南6条店」に向かう。
すすきのの外れにあるので、ちょっと歩く。
 

  
だいたい、石狩生まれの札幌ラーメンで「信玄」ってどうよ、とも思ったのだが、美味いよと言われれば行ってみたくなるもの。
さすがにお盆休みだけあって、ここも店の前に行列ができていた。
まぁ、少し腹ごなしもしたかったのと、回転も早そうだし、行列に並ぶことにした。
 
30分位並んで、席につく。
メニューは一番人気という味噌ラーメンの「信州」を注文(^^;)。
 
いや、確かに信州から来ているが、それはあまり関係なく、一番人気ということで選んだ。
また、行列に並んでいる間に調べてみたら、ここはチャーハンも美味いということで、チャーハンの小とラーメンのハーフが賢いチョイスということなので、それを注文。
 
ラーメンは、味噌の風味がとても良い。それに熱々のスープがとても気に入った。
 

 
そして確かにチャーハンも美味い。パリパリで、ちょっと固めな感じの食感が良い。
 

 
次回は腹をすかしていって、ハーフでなく普通のラーメンを食べてみたい。
 
大満足の札幌の夜はふける。
 

北海道ツーリング2014(4日目)

4日目

阿寒湖→弟子屈→開陽台→羅臼知床峠→斜里→美幌→遠軽旭川
 
阿寒湖の朝。
 

 

 

 
今日は台風一過!間違いなく良い天気!

ということで、道東のハイライト、開陽台と知床峠を目指す。



今回のツーリングで、弟子屈市街は3日連続通過する。
旅の要所である。
 

  
といっても、摩周のホクレンでガソリンを入れることと、摩周の豚丼を食べるくらいしか立ち寄らないのだが…。
 
弟子屈から中標津へ。
開陽台は最高の天気だった。

このところ雲が低かったり、霧だったりして、悔しい思いをしていたのだが、今回は晴れた。
多和平も良いが、開陽台も良い。
風景を眺めていて飽きないのは、開陽台の方が上かな。

開陽台は北海道を感じるには良いポイントである。
地平線も見えるし、海も見える。
さらに海の先には国後島も見える。


 


ずっと開陽台に居たいが、そうもしてられない。
これだけ天気が良ければ、知床峠も良い天気のはず。
 
開陽台を出ると、人気の撮影ポイントがある。
開陽台から東に向かって一直線の道。
 

 

  
天気が良いと、路肩に10台以上のバイクやクルマが並ぶ。
みんな考えることは同じである。
 
さらに東へ。
 

 

 
道東には平らなところも多く、大陸的な風景が広がる。
  
昨年・一昨年に利用した「らうす自然とみどりの村キャンプ場」に立ち寄る。
ここのテントサイトからは、国後島がよく見えるのである。
 

 
今年はキャンプ道具を持ってきていないので、残念ながらキャンプは出来ないのだが、今日くらい良い天気なら、また利用したい。
未練たらたらである。
  
天気が良いと、どこを見ても気持ちいい。
 
知床半島に向かう。

羅臼へ向かう途中、国後島が良く見えたので、展望台とか無いか、ナビと相談してみる。羅臼に「羅臼国後展望塔」なるものがあるので、行ってみる。
 

 
さすが「羅臼国後展望塔」。
国後島が良く見える。
 

 
遠くに見えるのは択捉島かなと思っていたのだが、羅臼国後展望塔にある地図で、択捉島はもっと遠いことと、角度的に羅臼から択捉島は見えないのだと学んだ。
というか、国後島ってデカイんだと再認識。
それよりもっと大きい択捉島って…。
Wikipediaでは、国後島沖縄本島の約2.1倍、択捉島は約2.7倍とのこと)
 

 
択捉島国後島も、自由にツーリングしたい。

さて、天気が良いので、期待して知床峠へ。

特に昨年のツーリングでは、知床峠が雲の中で景色も見えず、単に通過するだけだったのを思い出す。
今日はバツグンに景色が良いだろう。

知床峠の駐車場到着。
さすがに人もクルマも多い。
 

 

 

 

 

眼前の羅臼岳がひときわ大きく見えるし、国後島も良く見える。
こんなに眺めの良い知床峠は、久しぶりだ。
 

 
しばらく景色を堪能する。
天気が良いこともあるが、それにしても、暑い。
知床峠にいて、ジャケットを脱ぎたいくらい暑い。
今日の北海道は、とても暑い。

知床峠に来ると、心躍るとともに、なにか物悲しくなる。
自分にとって、ここは北海道ツーリングでは、いつも「折り返し地点」なのだ。
夏休みという限られた日程で北海道ツーリングを行うと、宗谷岬でも納沙布岬でもない、最も遠いところが知床峠のような気がしている。
羅臼側から、ウトロ側から、どちらから来てもこの峠を通過すると、ここから「帰り道」になる感じがするのだ。

何度来ても、遠いところに来たなぁという、旅情たっぷりの峠なのである。

さて、今日の宿は旭川である。
台風12号がなければ、今日は稚内に向かう予定だったのだが、日程が少し変わり、旭川に向かう。

ウトロの世界遺産センターに立ち寄った後、昼食を取ろうと思ったのだが、どこも観光客の行列ができている。
さすが世界自然遺産・知床。
 

知床 世界遺産センター

 

 
基本的に行列に並ぶのは嫌いなので、昼食は斜里まで移動して探すことにする。
バビッと斜里へ。
 

 
斜里のホクレンで給油。
 
ナビに案内されながら斜里駅の近くまで来て「斜里工房しれとこ屋」という食事ができそうなところがあり、立ち寄る。
しかし、昼の営業が終わったようで、「準備中」の張り紙が!
店内では食事をしている人がたくさんいるのだが、昼の営業が終わってしまったのでは仕方がない。
「チッ」と思いながらも走りだす。

腹が減ってイライラしながら走るとロクなことがないことは良くわかっているので、自制心発動。
すると斜里駅前にセイコーマートが!
こういうときはセイコーマートのおにぎり、お弁当に限る。
大好きさセイコーマート
 

 

 
憧れのホットシェフのカツ丼を食べる。
美味い。
とても美味い。
なぜこれが長野県に無いのか、残念でならない。
 

 
セイコーマートのおかげでお腹も気持ちも満たされた。
テンション上げて、旭川に向かおう。

斜里から美幌まで、定番の国道334号線を使う。
美幌から端野町までは国道39号線
端野から丸瀬布までは国道333号線。
丸瀬布からは旭川紋別自動車道旭川に向かう。
 

途中、セイコーマートで休憩。
セイコーマートのコーラで眠気を覚ます。

旭川に行って夕食を食べよう、旭川ラーメンを食べようと、なんとなく決めていたので、ほとんど休憩もせずに旭川に向かう。
スーパーテネレなら、200kmくらいの移動は苦でもない。

ナビの示す到着予定時刻より少し早く、旭川に着いた。
 

 
早速お目当ての旭川ラーメン「梅光軒」本店に向かう。
 

 
梅光軒に着いたが、閉店30分前という時間なのに、大行列ができていて、列を見ただけで諦めた。
山頭火」本店も考えたのだが、山頭火は東京などでよく食べるし、以前も来たことがあった。
 

  
ラーメン以外の選択肢も考えたのだが、美幌あたりからずっと「旭川ラーメン」が頭にあったので、なんとしてもラーメンにしたかった。
ということで、「旭川市街の、そのへんのラーメン屋」にチャレンジしてみることに。

「味得」7丁目店が目に入ったので、早速突入。

味噌チャーシューをいただく。
美味い。
空腹なので何を食べても美味く感じるのだが、美味い。
ボリュームもたっぷりで大満足。
梅光軒には行けなかったが、今の自分には十分である。
むしろまた来たい。

セイコーマートで朝ごはん用のおにぎりを買って帰る。

これで明日の朝も楽しみなのだ。

北海道ツーリング2014(3日目)

北海道ツーリング 3日目
 
釧路→和商市場→阿寒湖→津別→美幌→美幌峠→弟子屈→阿寒湖
 
台風12号の影響で昨晩から大雨である。
雨雲レーダーをスマホで確認すると、10時以降はたいした雨量では無さそうなので、午前中はあまり動かずに、午後から移動しようと思う。
今夜の宿も、阿寒湖温泉に決定。
ツーリングは釧路から阿寒湖までの移動だけにして、温泉でのんびりしようという魂胆である。
 

 
10時にホテルをチェックアウトするころは、雨も風もおさまってきていた。
 
雨はほとんど降っていない。
 

 


ホテルに泊まっていたライダーたちが、今だとばかりにパッキングを済ませ、出発する。
 
自分はあまり移動する気もないので、ホテルからすぐの和商市場へ。
 

 
和商市場の地下駐車場にスーパーテネレを停め、買い物開始。
 
和商市場では、毎年立ち寄っているため、ここでサカナや野菜を買うのが定例となっている。
家族や親戚から頼まれたり、会社の同僚から頼まれたりして、たくさん買わなければならないのだ。
 

 

 

 
いつもの野菜と鮭を購入し、勝手丼も食べる。
今回の勝手丼は、ウニ・イクラの上にサケ、ハマチなどのサカナを載せてみた。
なんだかんだ言っても美味いのである。
 

 
特に今日は急ぐ予定もないので、和商市場内でのんびりと過ごす。


 
ハタと思いついて、和商市場の斜向かいにある「アベニュー・クシロ」の中にあるダイソーで、手頃な大きさで破れにくいゴミ袋を購入する。
 

 
今日はずっと雨だと思うので、靴下の上にゴミ袋を履き、その上にブーツを履く。
こうすればブーツはびしょ濡れでも、靴下はサラサラなのだ。
 
そうこうしているうちに12時くらいになる。
雨はすっかり止んで、空は明るくなってきた。
ビニール作戦も必要無いかもしれない。
 
釧路を後にし、阿寒湖へ向かう。
阿寒湖に行って、温泉に入ったり、アイヌコタンに行ったり、湖を眺めていたりして、雨の一日を過ごそうと思うのだ。
 
ところが、すっかり雨は上がっている。
阿寒湖に着く頃は青空が広がり、路面も乾いている。
 
そりゃもう、予定変更。
 
いったん阿寒湖温泉まで来たのだが、阿寒湖の湖畔を通り過ぎ、津別方面へ北上する。
 

 
すっかり晴天である。
北へ行けば行くほど晴れている感じ。
 
美幌町ホクレンのフラッグをゲット。
 

 

 
そして我がココロの峠、美幌峠へ。
 
美幌峠も良い天気。
屈斜路湖側は雲が低いが、視界は良好。
来てよかった。
 

 

 

 

 


晴れている美幌峠は久しぶりな感じ。
 
阿寒湖温泉でも遊びたいので、再び阿寒湖に向かう。
しかし途中、弟子屈市街から小雨模様。
それでも17時頃に阿寒湖温泉に到着する頃は、晴れていた。
 

 

 
今日の宿は、阿寒湖畔の「ホテル御前水」。
玄関の前にスーパーテネレを停めさせていただけたのは、ありがたい。
このところビジネスホテルのユニットバスばかりだったので、じっくり温泉に浸かる。
 

 

 

 

 
せっかく阿寒湖に来たので、アイヌコタンにも行った。
 

 
いつも何か買ってあげたいと思うのだが、何を買ったらいいのかわからない。
小物も置物も衣類も、興味が無いのだ。
バイクや自転車用の交換パーツなんかが売っていれば、興味も湧くんだが。
 
宿泊先のホテルの近所に、喫茶エルムという喫茶店があるのだが、ここに「カツミート」なるメニューがあるとのことで、やってきた。
 

 
カツミートはミートソースのスパゲティの上にトンカツが乗っているのだが、とてもボリュームがある。
そして美味い。
これだけですっかりお腹いっぱいである。
 
ホテルの前の「ユック民芸店」で、自分のスマホ用にストラップを購入。
小さなクマの彫り物に自分の名前を彫ってもらった。
この手のものはめったに買わないのだが、たまには良い。
 
ちなみにユック民芸店には、アイヌの彫り物ばかりでなく、渓流魚の壁掛けなど、魚好き、渓流好き、釣り好きには興味があるモノがたくさんある。
 
今日はずっと雨だと思っていたのに、たくさん走れて良かった。
温泉も入れたし。
 
明日は台風一過!北海道内はどこに行っても好天の予報。
走るしか無いでしょ。