静かにゲームがやりたいの
今更ながら、プレステ2(SCPH-70000の薄型)を買った(と言っても、実家に一台あるのだが)。中古だが薄型で8000円だったから、お買い得だったと確信している。郷里のとある中古店で購入した。
わたしは長期休業になると無性にヴィデオゲームがやりたくなる。学期中の忙しさからの反動なのかもしれないが、賃労働者から見ればのん気な院生稼業(?)だと我ながら自覚している――まあ、わたしよりはるかにゲームに没頭している労働者はいるだろうけど。
現在プレイしているのは、プレステ1用ソフトの『ファイナルファンタジー1』(FF1)。わたしが買ったのはFF1と、『ファイナルファンタジー2』(FF2)、およびキャラクターのフィギュア同梱の限定版3980円である。実家から最寄の●ックオフで、パッケージが日焼けするほど長く置かれていたと思われるものを、わたしはたまたま発見して買ったのだが、FF1やFF2は中古市場でもそれぞれ2000円以上するらしいので、これもまあまあお買い得だったのだろうか。
- 出版社/メーカー: スクウェア
- 発売日: 2002/10/31
- メディア: Video Game
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つまり、わたしはプレステ1のソフトを遊ぶために、わざわざプレステ2を買ったのである。もっとも、いま中古であれプレステ1本体を買うのは、あまり得策ではないだろう。ちなみにプレステ1は初期型の厚いほうをもちろん持っているが、すでにまともには動作しなくなっている。
懐かしい匂いがした
FF1におけるわたしのパーティは、戦士「すずむし」、モンク「ふじやん」、白魔術士「みすたー」、黒魔術士「うれしー」。現在全員レヴェル12で、「ニトロのかやく」でドワーフの洞窟の南に運河を造ったところである。
わたしは、ファミコン版もワンダースワン版もFF1をやったことがなく、このプレステ版が初FF1である。
ところで、このゲームからクソゲーの匂いがするのは、わたしだけだろうか。わたしはノーマルモードでプレイ中だが、回復アイテムの値段が高いのでなかなか買い溜めできないし、MPが少ないので魔法も連発できない。要は、ゲームバランスが悪くて難易度が高めなのである。ノーマルモードはファミコン版を忠実に移植し、再現しているのだろう。
だがこのゲームバランスの悪さは、すごく懐かしさを感じる。悪い気はしない。私は最近のソフトは全く遊んでいないので印象論だが、とりわけ最近のRPGは、アニメムービーが挿入されたり、キャラクターがやたらと声つきで喋ったりして、「見せる、聴かせる」ところに重点が置かれ、純粋に「遊ぶ」という部分は蔑ろにされているのは間違いなのではないか――わたし自身は、RPGにはムービーも声優もいらないと確信している。その意味で、『はじめてのRPG』は傑作だったと思う(冒頭にアニメーションが入ってはいるし、難易度もかなり易しめだが)。
SIMPLE2000シリーズ Vol.44 THE はじめてのRPG ~伝説継承者~
- 出版社/メーカー: D3 Publisher
- 発売日: 2004/01/29
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これからのRPGは、10以降のFFのように映画や、あるいは『テイルズ』シリーズのように全編を通してアニメを見せられるようなソフトしか出てこないだろう。わたしのような古いタイプのRPGプレイヤーは、そういうのはあんまりやりたいとは思わない。かつての良質の「クソゲー」がやりたいのである。
どこかに面白い旧作はないかしら。