【ダブル】シャロングッドスタッフ2011


M-Ilmenite クレセリア
図太いHP252B172C4D6S76@食べ残し
実数値:227-*-178-96-151-115
サイコキネシス 神秘の守り 威張る 電磁波

Me-Fatigue メタグロス
意地っ張りHP230D92S188@ラムの実
実数値:184-170-150-*-122-114
コメットパンチ 岩雪崩 地震 守る

Expanded-O バンギラス
意地っ張りHP252A6S252@ヨプの実
実数値:207-170-131-*-120-113
岩雪崩 噛み砕く けたぐり 守る

Wat-Carpet トリトドン 
穏やかH252B140C68D36S12@リンドの実
実数値:218-*-106-121-117-61
大地の力 冷凍ビーム 自己再生 守る

Perseids ボーマンダ
控えめH6C252S252@ドラゴンジュエル
実数値:171-*-100-178-100-152
流星群 大文字 ハイドロポンプ 守る

Otoko-Nage ローブシン
意地っ張りH252A4B4D230S20@オボンの実
実数値:212-177-115-*-114-68
ドレインパンチ マッハパンチ 岩雪崩 見切り

勝率:90% 最高レート:1930

シャロンが構築した納得できるPT。調整先は結構適当らしい。
現環境の天候合戦を意識した超スタン構築であり電磁波から個々のスペックで攻め立てる。

「スタンの強みは多くの選出パターンがあるところ!だから私のように頭使ってください(⌒,_ゝ⌒)」byシャロン 




◆解説

【構築の動機】
自分の好む「クレセグロス」という構築タイプを突き詰めようと思ったから。

【構築の過程】
「雨パ」「砂パ」や「シャンデラ」等の台頭によって既存の形では戦っていくことが困難になってきた「クレセグロス」という構築タイプ
その基本形を崩すことなく、上記の相性が不利なパーティにメタを貼ることを考えて その上汎用性を落とさないメンバーを探した。
この時重要視したのは「1匹での対策」を出来る限り避けることで、2体の組み合わせによる強固な対策を中心に考えた。


【基本的な立ち回り】
基本となるのは「クレセリア」の「電磁波」によって相手に麻痺を与え、素早さを操作した後の
クレセリア」と物理ポケモンによる「いばる」+「ラムの実」or「しんぴのまもり」や「いわなだれ」のコンボである
このパーティの物理ポケモンは耐久が高く、素早さが少し遅めという共通点がある そこを「電磁波」でカバーする。
これが「クレセグロス」の基本ではあるが、このパーティのポイントとして1匹1匹の基本能力値が高いというものがある
電磁波を利用出来ない展開はもちろん展開力が劣るが、無理なく戦える力は持っているのでクレセリアを選出出来なかった場合も事故が少ない。
そして重要な強みとして「電磁波」+「いわなだれ」による相手の行動不能による事故が多く発生するというところ。
相手に「いばる」を打って行動不能を狙っていく動きも非常に強力で、高い期待値でこの動きを狙っていけるのが大きい。

【各パーティへの立ち回り】
◆vsスタン
クレセグロス系にはクレセリアの「神秘の守り」で自軍を相手の麻痺から守ることが重要。
このパーティは「メタグロス」と「バンギラス」を速めにしており、「電磁波」が無い場合も相手の同族に先制しやすい
お互いが「神秘の守り」を張り合ったという展開に強く、先制で「いばる」+「神秘の守り」コンボで敵を潰しに行くのが主。
サルラティ系はクレセリアを集中されないように、横で圧力をかけながら電磁波で相手を麻痺にしていくのが基本となる。

◆vs雨
雨パと戦うにあたって重要なのは「バンギラス」or「ローブシン」+「トリトドン」の並びの強みである。
相手の基本となる「ニョロトノ」+「キングドラ」は上記の並びへの対抗策が少ないのに対して2体の攻撃は通りやすい。
クレセリア」の「電磁波」も積極的に利用しながら常に現在の天候を意識して、出来る限りバンギラスによる「砂状態」を狙う。
「砂状態」の時の「ボーマンダ」は相手のメインアタッカーを先制で潰すことが出来る他、取り巻きの鋼ポケモンも倒せる
1匹1匹によって全体的なシナジーを形成することが出来るので慎重な立ち回りが要求される。

◆vs晴
晴れ系統のパーティには「バンギラス」をどれだけ上手く通せるかが重要になる。
相手の格闘ポケモンを「クレセリア」「ボーマンダ」で捌いた後に「バンギラス」を降臨させる
全体的な能力値が低いポケモンが多いパーティなので、そこで差を出していく。

◆vs砂
砂パーティと戦うにあたって一番大事なのは「ローブシン」をどれだけ生かせるかである。
バンギラス」+「ドリュウズ」という2体の組み合わせが基本戦術となる砂パに対して「ローブシン」は非常に強い
しかしもちろん相手も対策をとっているのが当然で、それをいかに崩し かいくぐるかという戦いになる。
次に大事なのは「ボーマンダ」で、このポケモンの持つ特性の「いかく」は相手パーティに非常に刺さるのである
そして「じしん」を透かすことが出来る他、一緒にパーティに入っていることの多い「ロトム」「モロバレル」などにも「流星群」を叩き込める。
他には「バンギラス」と「ドリュウズ」には相性が悪い「クレセリア」であるが、その取り巻きには強い場合が多いのも重要。
ガブリアス」入りには「トリトドン」の「冷凍ビーム」をいかにぶつけるかが鍵になってくる。ここでも「ボーマンダ」が活躍する。

◆vsトリックルーム
一度目のトリックルームは防ぎようが無いというのが現実である。
これを割りきって、相手がトリックルームパーティだとわかっていても「電磁波」を利用する
トリックルームの5ターンをどう凌ぎきるか、というのが重要で 行動不能を狙える「電磁波」「いばる」は積極的に使う。
トリックルームの切れた節目を突き、「いばる」+「ラムの実」や「流星群」などの高火力技で突き崩すのが基本的な勝ち筋である。

【調整可能な点】
ポケモンへの打点が少ないので、絶対零度持ちの「スイクン」や「ブルンゲル」などに苦戦する点
あとは「クレセリア」のウェポンがエスパー技なので「ガブリアス」が辛い点などでしょうか・・・。
これらをいくつか改良した「シャロンスタンVer.2012」も存在するのでいつかそちらも解説したいですね。