2012-01-06
■[PC]掃除はマメに
昔からお世話になりっぱなしの身内同然の方から突然連絡が来て、
息子さん家族方で使っているパソコンの調子がおかしいので直してほしい、と
言われた。
とりあえず電話で話を聞いてみると
- 先月の半ば頃から急に起動が遅くなった
- それどころか起動中や動作途中で動かなくなる事がある
- メール受信もそれまでに比べると格段に遅い
- 一応メーカー製なのでサポートに聞いてみたが日本語が片言なのでよく分からない*1
かなり古いパソコンなのでどこかにガタが来ててもおかしくはないが、急に調子が悪くなったのでウイルスにでも感染したのかと思った。けどノートン先生が入ってるのでそれも考えにくい。対処できるのならしてもらいたい
との事で筐体を持ってきてもらう事にした。
電話で聞いてた限りだけど、その時点でのこちらの見立ては多分メモリ不足とHDDの不良セクタ。あとデフラグとWindwosUpdateの履歴が溜まりすぎて起動が遅くなってるんじゃないか、と予想してたんだけど・・・
持って来られた筐体を見てそれ以前の問題と認識した。
ケースの隙間辺りから茶色いホコリのような物がびっしりこびりついてるのが見える。そして筐体に貼られているPentium4のロゴ。多分・・・・いや、かなりの確率で熱暴走だ。
このPentium4と呼ばれるCPUは今や主流となっているマルチコア路線を推し進める原因ともなった、言わば鬼子のような存在でして。単体の処理能力は当時としては突出していたんですが、その消費電力と発熱たるやその性能を考えてもぶっちぎりなレベルでものすごいもので。夏場に空調の効いてない部屋で使っているとハングアップが続出したいわくつきの品です。実際私もこいつが市場に出回った年の夏はあちこちに走りまわった覚えがあります。
考えてみれば元々爆熱のPentium4の筐体にホコリが詰まった場合の内部温度上昇は凄まじいもので。CPUが冷えなくなった場合・・・上記の症状、全て説明できます(汗
依頼者が帰ってから、床に新聞紙を敷き、薄手の使い捨て手袋をはめ、どこぞの革マルのようにタオルで鼻と口を隠して筐体のカバーをはずす・・・・予想、的中。
おそらく購入してから一度も筐体を開けた事がなかったのでしょう。CPUのヒートシンクに膜ができそうなくらい、茶色のホコリがこびりついています*2。吸気口である筐体前面の隙間にもびっしり。というか筐体内全体に煙草の成分を吸い込んだ綿ぼこりが充満していました。
正直写真撮っておいて見せようかとも思いましたがグロ画像にしかならんのでやめました。多分正解のはず。
分解できるところは分解しつつ、アルコールティッシュと掃除機を駆使してホコリを除去。できるだけ綺麗にした後は次の関門。
この筐体、CPUクーラーはなくてヒートシンクを覆うようにカバーがかけられており、そのCPU周辺の空気を外部ファンが吸引して排気するようにプラスチックのカバーで道が付けられているような構造になっているのですが、その吸気口に当たるヒートシンクの目の前を塞ぐようにIDEのフラットケーブルがぶら下がっていましたのでこれを無理矢理捻って位置替え。筐体前面の吸気口からの空気がそのまま当たるように変更してみました。
さて、目に見えるヤバそうなところはこれで一応直したはずなのでここで初めてモニターやらつないで
スイッチオン!
・・・んー、P4って意外に馬鹿にできないねー、というのが素直な感想。クロック3G、HT対応でWinXPからはデュアルコアに見えるだけあってそこそこの動作はしています。↑で出たような動作がもっさりとかは全然ありませんでした。やはり熱暴走だったのかなー、と思いつつHDDのセクタチェックやメモリ容量等を検査してみると、メモリが足りてなさそうなのは事実でしたがHDDはどちらかというと健康で。これならメモリだけ足してやればある程度はちゃんと動きそう。とりあえずWindowsUpdateの履歴消去とCCleanerでレジストリやらの掃除をしておきました。で、その後出てきたiTunes関連のDLLエラーとか、DVD-RWドライブを認識しないとかの問題をレジストリ弄って回復。Ccleanerもこの辺もう少し見るようにしてくれたら一般向けに勧められるソフトになるんだけどなー。
その後依頼人に連絡して事の経緯を説明。本人は中身総取替して新しいマシンにしたかったように思えたけれど実際に出てきた答えはメモリ追加で現状維持との事だったので開店早々のじゃんぱらへ。エルピーダチップが搭載された対応メモリが1本2Kであったので2本購入。さっくりと交換してmemtestも回してみたけど無問題だったのでそのままベンチマークに突入、これもクリア。
ということで一応、依頼された分はこれでクリア。久しぶりにこの時期のPC触ったけど、XP使う限りはまだ現役でいける、と思い直した一幕でした。
