研修医 天堂 独太(1) - 空恐ろしきヤブ医者
製作がスパイクって事で、なんとなく不安になりながらも（失礼）、どことなく漂う逆転裁判なテイストが気になり、予約をしたソフトでござる。
しかしてその実体は！！とりあえずプレイしてみた。…第一話のサブタイトルが「誤診」。
…このソフトの未来に一抹の不安を覚える。
まあいい。物語の始まりはこうだ。
主人公は研修医。今日新たに病院へ配属された身である。頑張るぞと気合を入れつつロビーをうろついていたら突然、看護師が血相を変えてやってきた。
「先生!急患です！早く観てあげて下さい！」と。
いや、僕は研修医なんですが…。話もロクに聞いて貰えず、患者のもとへ連れて行かれる研修医。
え？研修医が執刀ですか？…なんか、こんなマンガ見たことあるぞ…？手術台に立つねんけど、どうすることも出来なくって逃げ出すねん。で、婦長に呼ばれた医院長がやってきて代わりに手術するねん。んで、「強くなりなさい」とかなんとか言われるねん。(なんやそれ…)
看護師は言う。「聴診器で診察してください！」と。…あ、外科じゃなくて内科なのか。問答無用で手渡された聴診器を使い診察してみる。
患者のおばあちゃん「イタイ、イタイ、イタイ！」
看護師「ちょっと先生！どこが痛いのか、ちゃんと訊かないと！！」
えー、ちょっと待ってよー。オマエがコレ使え言うたんやん？？そんなん言われてもやなー。
主人公「おばあちゃん、どこが痛いんですか？」
患者「ひ…ヒ…。」
主人公「ひ？」
患者「ヒザが痛いィィ」
…はぁ！？ちょっと待ってくれ！聴診器関係あらへんやん！？なんやねんヒザ痛いって！？このおばあちゃん、どっか内臓悪いんとちゃうの？？？看護師さんよ、チミがこの患者運んできたんよな？どないなってるのん？
看護師「あ、いっけなーい。このおばあちゃん転んでヒザを痛めたって事、先生に伝えるの忘れてましたー。」
なんですとー！！オマエその事情知りつつ「聴診器使え」って言うて来たんかい！内科やなくて思いっきり外科やんけ！！脳みそ腐ってんのか！何考えとんじゃー！ウガーッ！ぐぎがーーー！
看護師「あ〜ん、もう、私のバカバカバカ…」
…本気でこんな病院には担ぎ込まれたくないと思った。
（続く）
