Mozillaは、近々en-US版のMozilla.comサイトで、新しいダウンロードページのテストを実施する予定だ。テストの内容は、ユーザーが使っているWebブラウザに合わせてページを変化させた場合、どのような反応が得られるかというもの。
具体的には、Internet Explorerでアクセスしてきたユーザーに対しては、これと比較したFirefoxの長所を伝えるようにする。
また、ダウンロードボタンの右に「乗り換えのアドバイス(Switching Tips)」へのリンクを置く。リンク先には、「乗り換えるべき五つの理由」がわかりやすく説明される。スピード、安全性、使いやすさなどだ。
Firefox 2のユーザーに対しては、アップグレードを促すページを表示する。そこでもアップグレードすべき理由が提示される。
これに対し、Firefox 3のユーザーにダウンロードを促してもあまり意味がないため、「パーソナライズしよう(Get Personal)」というページを表示して、アドオンの利用を呼びかける。Firefoxによりハマってもらおうというわけだ。
テストページは、A/Bテストの形式で、アクセスしてきたユーザーに対しランダムに表示され、ダウンロード率が高まったか、ユーザーが他のページに移動せずに立ち去る率はどうかといった点が比較検討される。結果が芳しければ、Mozilla.com内の他のロケールにもテストが拡大される予定だ。また、IE以外のブラウザ、たとえばSafariのユーザーに対しても同様にカスタマイズされたページをテストする可能性があるという。
最終的に実験が成功したと判断された場合は、この仕組みがMozilla.comで正式に採用される。その際は、Mozilla.comとデザインが共通であるMozilla JapanのWebサイトでも、同様に導入されることになるだろう。