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Mozilla Flux RSSフィード

2009-12-19

Thunderbird 3のタブをもっと活用したいなら

ライフハッカー[日本版]『Thunderbird 3の新しいタブ機能でGoogle Waveの受信箱が開ける』に大きな注目が集まっていると知って、ちょっとびっくり。これは、Google Waveとセットだからみんな興味があったってことなんだろうか。

それとも、Thunderbird 3のタブでWebアプリケーションを使いたいってニーズがけっこうある? それなら、Mozilla MessagingでUser Experience Leadを務めるBryan Clark氏が、『Google Calendar in Thunderbird tabs』と『Try other web apps in Thunderbird tabs』という記事を書いてるので、参考になると思う。

まず、ツール > エラーコンソールからウィンドウを開き、コードをコピペして「コードを評価」でタブを呼び出すやり方だが、以下のコードを使えば、Twitterが立ち上がる。

Components.classes['@mozilla.org/appshell/window-mediator;1'].getService(Components.interfaces.nsIWindowMediator).getMostRecentWindow('mail:3pane').document.getElementById('tabmail').openTab('contentTab',{contentPage:'http://twitter.com'})

次に、どちらも開発中のアドオンだが、Google Calendar TabGmail Tabが公開されている。前者は、Clark氏が自ら手がけたもので、そう遠くないうちにThunderbird 3のオフィシャルアドオンとしてリリースされる模様。後者は、Colin Deanという人が前者のコードを移植して作った。

f:id:Rockridge:20091219234703j:image

これらのアドオンが便利なのは、タブバーのアイコン(参考画像だと右上)をクリックすればOKという点。初回起動時は、当然Googleのアカウント情報を入力しないといけないが、Firefoxと同じでThunderbirdに一度記憶させてしまえば、次回からはログインのボタンを押すだけだ。

最後に、ライフハッカーの記事で気になった点をひとつ。

Waveのパスワードを記憶させておけば、Thunderbirdを開いた時にはいつでもWaveのタブも開くようになります。

けっこう誤解を招く記述だ。「Waveのタブも開く」のは、Thunderbird 3がデフォルトで終了時のタブを復元してくれるから。Waveをログアウトしてタブを閉じた場合は、当たり前だけど再起動してもWaveのタブは出てこない。もう一度エラーコンソールからやり直しになる。その手間を考えると、やっぱりアドオン形式のほうが便利でしょ。

FirebugがTraceMonkeyをオフにする問題

Firebug開発者のRob Campbell氏が、『Firebug and the JIT』でFirefox 3.5.xのTraceMonkeyがオフになる問題について触れている。

Firebugのコンソールを有効にし、さらにスクリプトパネルを有効にすると、JavaScriptの処理を高速化するTraceMonkeyがオフになる結果、Firebugをアクティブにしているページ以外でもコンテンツの処理速度が低下してしまうという。

幸い、Firefox 3.6では”Bug 534120 - jit remains disabled when jsd is paused, slowing Firefox when Firebug is installed”が修正され、意図しないJIT無効化の問題が解消される。Campbell氏の説明では、Firefox 3.6+Firebug 1.5の組み合わせを必要とするような口ぶりだが、上記バグのBoris Zbarsky氏のコメントからすると、Firebug 1.4.x以前でも効果がありそうだ。

Campbell氏は、Firefox 3.5.xでの暫定的な対策として、必要なときだけコンソールとスクリプトパネルを有効にするよう呼びかけている。

f:id:Rockridge:20091219171352p:image

新スケジュール:Firefox 3.5.7/3.0.17を1月5日にリリース

従来2010年2月2日(米国時間。以下同じ)のリリースが予定されていたFirefox 3.5.7/3.0.17だが、開発中のものは3.5.8/3.0.18に繰り下げて、新しいプランに切り替わった。1月5日にリリースされるといい、現在MozillaWikiの各ページ(Firefox 3.5.7およびFirefox 3.0.17)から確認可能だ。

両者に共通して2つのバグが修正され、Firefox 3.5.7でもう1つバグが修正されることが決まっている。

(共通)
Bug 534090 - do not use background notification for major updates (was PMU 3.0->3.5 major update has been really poor)

Bug 535193 - DNS resolution in MakeSN of nsAuthSSPI causing issues for proxy servers that support NTLM auth

(Firefox 3.5.7)
Bug 507114 - [Win] Topcrasher for Firefox 3.5.1 [@ memmove | nsTArray_base::ShiftData(unsigned int, unsigned int, unsigned int, unsigned int)][@ nsObserverList::FillObserverArray]

共通バグの1つ目は、メジャーアップデートのオファー処理の問題だ。本来、メジャーアップデートを促す場合は、セキュリティアップデートとは異なり、ダイアログで通知する仕様になっている。ところが、FirefoxがMozillaから情報を受け取ってから、ダイアログを出すまでの待機時間が「43200秒」つまり12時間に設定されていたようである。そのため、ダイアログは、Firefoxを12時間起動し続けているユーザーにしか表示されなかった。(自分で「ソフトウェアの更新を確認」した場合は別)

それでもあまり問題になってこなかったのは、セキュリティアップデートと同じ方式で、Windows版であれば画面の右下隅に通知が出ていたためらしい。一定数のユーザーはメジャーアップデートのオファーに気づくが、バックグラウンドでパッケージのダウンロードを行うことはないので、そのタイミングを逃したら終わり。Firefox 3.0.xからFirefox 3.5.xへのアップデートが進まない原因の1つがこのバグだったと考えられる。

重大なリグレッション(機能後退)扱いとして、このバグは修正されることになった。修正後は、Firefoxがアイドル状態になければ画面右下隅に通知するが、アイドル状態にあればすぐにダイアログを表示する。

共通バグの2つ目は、一部のプロキシ環境でうまく認証ができないというもの。Firefox 3.5.7専用のバグは、報告の多いクラッシュバグである。

後の2つは、リリーススケジュールを変更するほどのものには見えない。1つ目のバグが圧倒的にメインなわけだ。それだけ、Firefox 3.5.xへの移行率をMozillaが気にしているということだろう。

なお、Firefox 3.5.8/3.0.18は、当初のとおり2月2日にリリースされる予定だ。比較的短期間のうちにアップデートが続く。