RoppongiExpress

Roppongi Express 2.0 - いつかは世界チャンピオンに

 美麻ロード二日目 個人ロード164km

昨日の様子をフラッシュバック。


カメラロール-1395

宿は『きつつきのおやど』。
農家民宿、というらしい。夏なのに囲炉裏!


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初日優勝の福島晋一選手は今回レガルスィという、イナーメの兄弟チームとしてエントリー。
よって同じ宿に泊まって一緒にご飯も。


品数多くて全部手作り、煮物やサラダもたくさん出て、大満足。
野菜は98%自家菜園。


メインの飛騨牛!!
カメラロール-1398


これを大葉の上に載せた味噌がグツグツいってきたらそこで焼いて頂く。
飛騨高山ならではの名物料理らしい。Paulは何でも知っている。


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そんな感じでたくさん食べた。遠慮なく。
160kmのロードレースだし、スタートは10時と遅めだからたくさん食べても大丈夫。



そして就寝は22:30。
今朝起床は6:30。そのくらいの時間に起きようと思っていたけど、まぁ自然に目が覚めるだろうと思っていたら、五郎さんの目覚ましアラームまで爆睡・熟睡。
たまにはそれくらい必要なんだろう。


朝食。
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まぁ夕食ほど豪勢ではないけど、質素なヘルシーな朝食でご飯2杯とやや軽め。

さすがに夕食しっかり食べたから空腹感はない。


9時にスタート地点到着。
スタート準備。
楕円リングの調子が悪いので、T30のトルクスをMAVICさんからお借りしてギア板をカンパ純正に戻そうとしたが、クランク抜かないとインナーが外せず断念。
そんなバタバタがあったのでギリギリ息を整えてスタート地点へ。

ロードレース:2位、12.6kmx13Laps=164km、4時間22分15秒(+46秒)


アップはゼロでスタート。コース半分パレード。
序盤から上りでアタックかかるので、辛い。
けど遅れるでもなく。
愛三が数人行ったら必ずチェック。
あと福島さんが行っても同行する。
他でもいいメンバーで10人くらいで行けそうだったら乗っていこうと思ってた。


抜け出す動きがいくつもあった中から、愛三1名が逃げて集団が落ちつく。
1名なので最後まではもたないから、泳がせて、差が開きすぎないようにコントロール。
5−10人で回しておけばそんなに頑張らなくても1名の逃げに対しての差はそんなに大きくならない。
差は30秒くらいなので、むしろもっと開いてくれてもいいかな、と思うくらいの余裕はある。


吸収するかなというタイミングの5周目の裏の緩い下りから緩い上りに入るところで福島さんアタック!
愛三も3人くらい入っていたかな?
タイミング的にもメンバー的にもこれを逃したらおしまいなので迷わず追う。
アタックのタイミングには少し遅れたけど、問題なく追い付く。
福島さんがペースを作って逃げ集団を作る。
後ろからパラパラと追い付いてきて、9名の先頭集団。
愛三が3名、福島さん、私、学生多数。
さすがにJPTのトップ集団ではないので、強烈に速い感じではない。
なので後ろから2名、2名と追い付いてきて、結局13人の集団に。


メイン集団との差は30秒程度で推移していたので客観的にみるとまだまだ決定とは言えないけど、アタックが決まったタイミング的に見て、このメンバーで決まると思っていた。
安定してローテーションが回っていたのでペースは落ち着いたのでそんなにきつくは感じなかった。


9周目の裏の上りの頂上付近で少しペース上げたら誰も反応しないので、そのまますーっとペース上げて独走に入る。
あくまでもまったくアタックした感じじゃなくて、間があいちゃったって感じで。
実は伏線はあって、その前の周の同じ場所でやはりちょっとペース上げた時にコディマ選手と2人になったんだけど、あれ間開いちゃったの?って感じですぐに戻った。
ローテーションを安定して回している時はインナーも使っていたけど、余裕が出てきたのでどの坂がアウターで上れるかな?と試してみていた。
ギア板の都合でフロント変速回数を減らしたかったので勝負かける時は極力アウターで踏み倒したかったんで。
ギアかけている為勾配が急になる坂の後半で自然と集団の前に出てくるので、ちょっと飛び出したわけ。


そんな感じなので、12名くらいの集団はまぁ一人だしいいだろ、と思ってお見合いしたんじゃないかな。
すぐに30秒開いたので、ラッキーと思うと同時に、泳がされているし先は長いので慎重に。
上り坂は調子良く走れたが下りが一人だと辛い。
それでも差は40秒、50秒と広がっていくので、いけるところまで一人で行くのみ。
この展開になれば私が吸収されるにしても福島さんが圧倒的に優位に立てるので、無駄にはならないから。



一人になって12kmをあと4周って考えると気が遠くなりそうだったけど、残り2周くらいになると、なんとかなるかもしれないと思う。
最大2分弱まで広がった差もさすがに縮小。
バイクのホワイトボードで追走2名と知る。
2名とは1分を切っているけどその後ろとはまだ1分30秒ほどある。
ここは気合を入れて逃げて頑張ったねで終わらないようにしないと。



追走2名の勢いはかなりなもので、40秒、30秒、とどんどん詰まってくる。残り2周切ったあとの裏の上りで20秒となり、吸収される事が確実に。
上りの一番きついところで追い付いてきたのは中央大の郡司選手と福島選手。ゼッケン覚えていなかったので、実際に追い付かれるまでどういう状況か分からず。
そこで福島選手がアタック。
これに郡司選手つけず。
私も反応はしてみるが、ほとんど脚が攣っていたので、届かず、郡司選手と2人になる。
今思えばここが一番の勝負所で、ここがゴールスプリントと勘違いしてでも福島さんに食らいつくべきだった。


福島さん先頭で最終周回へ。
後ろ2名に私。


私もきつかったが郡司選手もきつそう。それでもかなりアベレージで上り走るのが得意そうで、粘っている。
若者には悪いが、今日の目標は福島さんと私でのワンツーなので、2位狙いで先頭交代せず。
けど実はほとんど脚攣っていたし、上りでペースが落ちないので、ツキイチでゴール前千切られたらどうしようとちょっと不安になっていた。


けど不安吹き飛ばすにはアタックが一番。こっちもきついけど向こうもきついはず。
脚攣る時はゆっくり走っても速く走ってもどうせ一緒なんで、裏の上りでアタック。
郡司選手力尽きたようで、20秒ほど差がつく。
ゴール前の最後の上り前で30秒ほどの差だったので、TTの差を考えても総合で逆転するかな、と思いゴールまで全力で。


結果的にステージ2位、山岳賞獲得、しかし総合では3位。
郡司選手の方がTTが速くて、ボーナスタイムなど含めて同タイムだったけど、秒未満のコンマの差で負け。。
まぁしょうがない。
色々勉強になったレースだ。



素晴らしい写真と簡単なレースの流れがこちらのブログにあります⬇
信州ふぉとふぉと館Blog



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上りシッティングは前乗りと決めた。


              1. +

諸々の表彰で米40kgくらいとか水3ケースとか頂く。
地元の熱意に支えられて開催されている大会。
学生・プロ・社会人と違う土俵の選手達が同じレースを走れるってなかなかない機会で、非常に勉強になると思う。
クラブチームの混成メンバーもOKというフレキシブルなのも嬉しい。
そのおかげで今回のように福島選手まで走ってくれるわけで。


先週・今週と長野県のローカルレースで非常にいい経験が出来た。
レース関係者/チーム関係者、皆様どうもありがとうございます。



でまた2週間後に乗鞍に来るわけだが、今回は家族が帰省中なので、渋滞にはまって夜中に家に帰るよりも乗鞍でゆっくりして翌朝乗鞍トレーニングを企んで、乗鞍泊。


レースでちゃんと走れたご褒美に、民宿の夕飯を今日もおいしく頂く。
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やっぱり食べる事をある程度我慢しなければならないヒルクライムは苦手だ。