に し へ ゆ く 〜Orientation to Occident

2010-01-03

Anything Goes!

あけましておめでとうございます。

  

昨年は生活の変化や多忙のせいで、エントリをまとめるゆとりがなく、ほとんど更新できませんでした。

ならば半端なメモでもせめて書き留めておこうと、グループ日記を始めてみたのですが、そもそもあまり書くゆとりがないはずだったのにブログ2つ抱えてますますダイアリーの更新頻度が下がるという、いかにも頭の悪さげな負のスパイラルに陥ってしまいました。どうしようもない。

  

日常が忙しくなるとすぐ消滅してしまうのは相変わらずで、これからさらに生活が忙しくなろうとしている現在、あまりブロガーの素質も能力もないことを自覚して、止めるべきなのかなとも思います。けれど、目の前の日常につい流されてしまうからこそ、敢えて感じたり考えたり学んだりするきっかけをつかむツールとしてのブログは、僕には必要かも知れません。

  

今年も、少しずつでも感じ、考え、学んだことの痕跡を、力が及ぶ範囲でですが、ここに残していけたらと思います。

どうかよろしくお願いします。

  

  

で、新年最初のエントリというやつですが。

2009年は正月がなかったので、2008年は何をやっていたのかと思ったら、ちょうど1月3日にめでたそうな音楽をアップしてました

よしじゃあまた音楽だ、ということで、今年はコール・ポーターのミュージカル『Anything Goes』(1934)から、「Anything Goes」を。

  

なんで「Anything Goes」なのかというと、この正月休みに録画していたコール・ポーターの伝記映画『五線譜のラブレター』(De-Lovely, 2004)を観たからという、それだけなんですが。

  

ミュージカルのことは全然分からないし、コール・ポーターという作曲家のこともほとんど知らないんですが、彼のことを知り、ちょっと関心を持つきっかけになったのは、『真夜中のパーティー』(The Boys in the Band, 1970)です。

ご存じ、日本でも何度も上演されているマート・クロウリー原作のオフ・ブロードウェイ劇(1968初演)の映画版です。

とても愛されているゲイ演劇&映画だと思いますが、あのオープニングで流れるハーパース・ビザ—ルの「Anything Goes」が、とにかく忘れがたかったんですね。そういう人は、大勢いると確信していますが(笑)。

  

プワーッと明るい、身も蓋もない歌に思えますが、「なんでもあり(Anything goes)」は、規範に沿わないものを排除しようとする社会にプロテストする言葉でもあります。そのヌケヌケと逞しい不屈の精神を、聴く人が感じ取っていたのでなければ、これほど愛され、歌い続けられなかったのではないでしょうか。

  

いつだったか、同性愛者家族を非難するアメリカ宗教保守の記事をネットで読んでいたとき、「こんなエニシング・ゴーズ的行為は・・・」という言い回しにぶつかって、笑いが止まらなくなったことがあります。

  

よし、それなら、エニシング・ゴーズでいこうじゃないか。

  

頭の中で再生され始めるともう止まらない、僕の「元気ソング」のひとつです。

  

そういうわけで、今年はいろんな「Anything Goes」を集めてみました。

このステキな歌が、ここを訪れて下さる皆さんの力になりますように。

  

今年もよろしくお願いします。

  

りょうた

  

Anything goes by cole porter

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rolandwjさんの投稿

  

1934年のコール・ポーター自身による歌です。いい声していますよね。

クリップは、rolandwjさんのオリジナルなのかな?『市民ケーン』や『カサブランカ』、古き良きハリウッド映画のコラージュだそうです。

  

Cole Porter - Anything Goes

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LukeWeatherwaxさんの投稿

  

コール・ポーターはインディアナ州の出身ですが、州都インディアナポリスの歴史博物館(インディアナ歴史協会Indiana History Societyのことでしょうか)のコール・ポーターの部屋にあるジュークボックスでは、「Anything goes」が聴けるそうです。

先の1934年版と同じ音源なのかも知れないけれど、なんか味わい深い。

  

Indiana Hitory Societyサイトのコール・ポーターのページ


ETHEL MERMAN - ANYTHING GOES 1979

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NealeUKさんの投稿

  

「ブロードウェイの女王」と呼ばれたエセル・マーマン(1984年没)は、『Anything goes』をはじめポーターのミュージカル5作に出演しました。1934年の初演で「Anything goes」を歌ったザ・元祖です。

(『五線譜のラブレター』ではキャロライン・オコナーが演じていました。『ムーラン・ルージュ』(2001)にも出演していた人です。)

これは1979年、亡くなる数年前に歌った映像だそうです。すごく貴重な映像なんですね。

  

Tony Awards - Anything Goes

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kyleorlandoさんの投稿

  

『Anything Goes』は1987年にブロードウェイでリバイバルされました。これはそのリバイバル・バージョンのトニー賞でのパフォーマンス。演じているのはパッティ・ルポーンPatti Lupone。

  

Anything Goes: The New Broadway Cast Recording (1987 Broadway Revival)

Anything Goes: The New Broadway Cast Recording (1987 Broadway Revival)

  

Anything Goes

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nicoley132さんの投稿

  

「Anything goes」には数え切れないほどのバージョンがあるみたいですが、僕も知っているような有名どころといえばエラ・フィッツジェラルド(1996年没)、フランク・シナトラ(1998年没)・・・20世紀を代表した大歌手ですね。

  

といっても、シナトラなんて名前知ってるだけで、聴いたことはなかったんですが(「マイ・ウェイ」とか「フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン」とか「タイム・アフター・タイム」とか、ヒット曲は先にカヴァー・バージョンで知っちゃうし)。

  

でも、確かに、同じ歌で聞き比べると、その凄さが分かるわ。

  

シナトラが「Anything goes」を歌ったのは、1956年だそうです。

  

Sings Select Cole Porter

Sings Select Cole Porter

    

Ella Fitzgerald - Anything Goes

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DrFunkLoveさんの投稿

  

ジャズの女王・エラ・フィッツジェラルドも1956年に「Anything goes」を歌っています。

オリジナルのミュージカル・バージョンはプワーッと明るくドタバタした歌ですが、もう、別物ですね。

ミュージカルのナンバーの1つに過ぎなかった曲が、偉大な歌手によって生命を吹き込まれ、独立した1つの歌として成長したかのようです。

  

Ella Fitzgerald Sings The Cole Porter Songbook

Ella Fitzgerald Sings The Cole Porter Songbook

  

HARPERS BIZARRE - "Anything Goes" (1967)

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MrTrashcan1さんの投稿

これこれ、『真夜中のパーティー』で使われていたハーパーズ・ビザールのバージョンです。なつかし〜。

原曲の明るさが突き抜けちゃったというか、最初聴いたときは「なんじゃこりゃ」と驚いたんですが、なんだかクセになりません?(笑)

『真夜中のパーティー』のオープニングがビデオクリップになっていればよかったんだけど、MrTrashcan1さんのビデオクリップも、なかなか。

  

Indiana Jones and the Temple Of Doom (1984)

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greatdarkさんの投稿

  

スティーブン・スピルバーグ監督・ハリソン・フォード主演『インディー・ジョーンズ/魔宮の伝説』(1984)のオープニング・シーンですよ。

この映画は未見ですが、素晴らしすぎる。

youtubeのコメントに、「映画の最高のオープニングの1つ」というコメントがありますが、思いっきりうなずきたい。

  

Torchwood: Anything goes

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luxbellaさんの投稿

  

ジョン・バロウマン主演のsci fiドラマ『トーチウッド』でバロウマンが歌った「Anything goes」。

バロウマンは『五線譜のラブレター』でコール・ポーターを誘惑するミュージカル俳優ジャックの役を演じていました。コール役のケヴィン・クラインと見つめ合いながら「Night and Day」を歌う場面は、エロティックでしたね〜。

このごろはバラエティやドラマでの活躍が目立つバロウマンですが、もとはミュージカル俳優としてキャリアを始めた人で、コール・ポーターのナンバーを歌うCDも出してますね(そういや、彼が去年出版した自伝のタイトルも『Anything Goes』だったっけ!)。

ポーターのナンバーを作曲家本人と一緒に歌い(ついでにお持ち帰りもされる)役は、ゲイのミュージカル俳優として役者冥利に尽きたんじゃないでしょうか。

  

Swings Cole Porter

Swings Cole Porter

  

  

コール・ポーター エニシング・ゴーズ

Anything Goes lyrics - Lyrics Keeper. com

  

時代は変わってしまったのよ

Times have changed,

何度も時計を巻き戻してきたけど

And we've often rewound the clock,

ピルグリム・ファーザーズの清教徒たちが、

Since the Puritans got a shock,

プリマス・ロックに上陸して驚いたときから

When they landed on Plymouth Rock.

今じゃ

If today,

あの人たちが驚かないようにしなきゃならないのは

Any shock they should try to stem,

あの人たちがプリマス・ロックに上陸する代わりに

'Stead of landing on Plymouth Rock,

プリマス・ロックがあの人たちの上に乗っかることじゃないかしらね

Plymouth Rock would land on them.

  

昔は靴下がチラ見えしただけで

In olden days a glimpse of stocking

なにか仰天もののように思われてたけど

Was looked on as something shocking,

今じゃ、間違いない

But now, God knows,

なんでもありね

Anything Goes.

  

一頃は優れた言葉を知っているのが良い作家だったけど

Good authors too who once knew better words,

今じゃ四文字言葉ばかり使って

Now only use four letter words

文章を書いてる、なんでもありね

Writing prose, Anything Goes.

  

今じゃ世界はいかれちゃってる

The world has gone mad today

良いものは悪い

And good's bad today,

黒いものが白い

And black's white today,

昼が夜

And day's night today,

今どき女が賞める男ってのは大抵が

When most guys today

That women prize today

ただのバカなジゴロ

Are just silly gigolos

  

それで、私ってそんなにロマンチストなわけじゃないけど、

And though I'm not a great romancer

あんたがプロポーズすんなら、きっと受け入れるから

I know that I'm bound to answer

When you propose,

なんでもありなんだからさ

Anything goes

  

80歳のおばあちゃんが

When grandmama whose age is eighty

ナイトクラブでジゴロと仲良くしてたら、

In night clubs is getting matey with gigolo's,

なんでもありよね

Anything Goes.

  

母親は荷造りして可哀相な父親のとこから出て行くのよ

When mothers pack and leave poor father

テニスプロになるって決めたって

Because they decide they'd rather be tennis pros,

もうなんでもありじゃない

Anything Goes.

  

あんたが速い車を運転するのが好きでも

If driving fast cars you like,

低い手すりが好きでも

If low bars you like,

古い賛美歌が好きでも

If old hymns you like,

裸の腕が好きでも

If bare limbs you like,

おっぱい女優が好きでも

If Mae West you like

いや裸の私でもいいけど

Or me undressed you like,

誰も反対しないから!

Why, nobody will oppose!

  

毎晩ヒップな人たちが、

When every night,

The set that's smart

アトリエのヌーディスト・パーティーに潜り込んでるんだから

Is intruding in nudist parties in studios,

なんでもありじゃない

Anything Goes.

  

今じゃ世界はいかれちゃってる

The world has gone mad today

良いものは悪い

And good's bad today,

黒いものが白い

And black's white today,

昼が夜

And day's night today,

今どき女が賞める男ってのは大抵が

When most guys today

That women prize today

ただのバカなジゴロ

Are just silly gigolos

  

それで、私ってそんなにロマンチストなわけじゃないけど、

And though I'm not a great romancer

あんたがプロポーズすんなら、きっと受け入れるから

I know that I'm bound to answer

When you propose,

なんでもありなんだからさ

Anything goes

  

もしあんたがお祈りするのが好きでも

If saying your prayers you like,

緑のナシが好きでも

If green pears you like

古い椅子が好きでも

If old chairs you like,

裏工作(バック・アフェア)が好きでも

If back stairs you like,

セックス(ラブ・アフェア)が好きでも、

If love affairs you like

それが熊ちゃんとやるんでも、

With young bears you like,

誰も反対しないって!

Why nobody will oppose!

  

それで、私ってそんなにロマンチストなわけじゃないけど、

And though I'm not a great romancer

あんたがプロポーズすんなら、きっと受け入れるから

I know that I'm bound to answer

When you propose,

だってなんでもありじゃない

Anything goes...

なんでもありなんだからさ・・・

Anything goes!

  

Anything Goes (song) - en.Wikipedia

  

Cole Wide Web - The Cole Porter resource Site

  

『五線譜のラブレター(De-Lovely)』日本公式サイト

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