疲労快


久しぶりに水泳。この疲労感。とてもいい。電車の座席に座ると、思わず息が漏れる。背中を丸めて鞄を抱え込んでそのままじっとしていたくなる。四肢がただ、力ない物体として、自分と接続されているだけのようで、ものを考える速度も変わる。たぶん僕の時間だけが遅い。心身共にではなく、疲れているのは身体だけ。移動する電車、それに乗り込んでいる疲れた身体、それに乗り込んでいるこの私。