March 20(Sat), 2010
【追記あり】とある青年が、田端さんに引き込まれてライブドアに転職した流れ
2007年のある時期、Twitterでライブドアに転職しましたというショッキングなニュースがありました。
その時期、とある青年は自分の志向性を「自身の行動」と共に探していました。北海道や千葉、横浜、東京、大阪、シリコンバレーへと飛び回りました。とにかく会いたい人と言葉を交わすことに、過言ではなく、生きる力の全てを捧げていました。
2009年7月。その青年は東芝を退職し、ライブドアに転職しました。
大分県で少し早めに咲く鮮やかな桜を「来年はどこで見上げるんだろう」と思っていた青年は、ライブドアの一員として東京の一角で桜を見つめることになります。
その青年とはもちろん僕のことなんだけど、その一連の流れを、田端さんに感じた強い直感と魅力に引き込まれ、転職に至った経緯を記そうと思う。ライブドアとは限らないけど、これから人生の岐路を積極的に動き出そうとしている人たちへの参考になればいいなと思う。下記、私信やTwitterの引用は田端さんのご好意により一部公開します。僕は彼と出逢い、人生が大きく変わりました。僕の人生のメモワールとして、その一端をここに記録として残します。
転職の流れ
- 「あすなろBLOG開設3周年イベント」に渡辺千賀さん目当てで行く
- イベント中に(株)ライブドア 田端さんに強烈な興味を抱く
- その後の懇親会に出席する
- 田端さんに「ある場所」で話かける
- 週明け、田端さんからTwitter にてDMを頂く
- その翌日、田端さんからメールを頂く
- 即日、転職の意思表明をする
- イベントから13日後、東京で面接を受ける
- その6日後、採用通知を頂く
- 東芝 退職、ライブドア 入社
あすなろBLOG開設3周年イベント
大きな目的は渡辺千賀さんでした。ただ、そのサードセッション −『未来×ブログ』〜ブログ未来予想図〜 での田端さんの言動が、僕の直感を刺激しました。ファシリテーターである徳力氏が、最後にパネリストそれぞれに運営サービスについてアピールする時間を与えました。他パネリストは時間内に、サービスの概要を的確に伝えました。田端さんは?進行係の徳力氏が「もうそろそろこの辺で(笑)」と呼び止めるまで、運営サービスの魅力を伝え続けました。前のめりで特徴的な大きな声で。言動の一つひとつに誠実な印象がありました。単純ですが、それが僕の直感を刺激しました。「この人は絶対に嘘をつかない人だろうな」と感じ、微笑みを隠せずにいたのを「表情の記憶」として今での鮮明に覚えています。
懇親会でのやり取り
座敷で、パネリストや聴衆者が入り乱れての懇親会となりました。田端さんはテーブルの通路側中程に座っていました。僕はその左隣りに腰を下ろして、名刺交換をしました。僕がどういったことをしてきたか、裏シリコンバレーツアーで観てきたことや感じたことを伝えました。彼の顔は真っ赤で、僕が好意を抱いた大きな声で反応してくれました。会話したのは5〜10分程だったと思います。「え、大分県から来ているの?すごい行動力だなー!」
「ある場所」で話かける
先に言ってしまうと、声をかけるにはあまり誉められる場所ではありません。「ある場所」とは厠です。僕が用を足そうと厠の扉を開けたとき、田端さんがそこにいました。二列で僕はまたまた左隣り。「あの田端さん、僕、転職を考えているんです」。そう僕が突然言い放ったとき、彼は不意をつかれたようでした。当然ですね(笑)時間にすれば、30秒もなかったと思います。そこで僕が抱く転職への意志を伝えました。
週明け、田端さんからTwitter にてDMを頂く
イベントから3日後、TwitterにてDMを頂きました。ただ、そのとき僕は全く気付いていませんでした。
その翌日、田端さんからメールを頂く
昨晩、twitterのDMもさせてもらいましたが、比嘉さんのブログも拝見させてもらい、真摯な思いと、東京はおろか、シリコンバレーにも行かれる行動力を、まぶしく感じました。
もし、真剣に転職をお考えなら、履歴書と職務経歴書を弊社にも送ってもらえませんでしょうか。
また、いきなり面接というのも、他人行儀なので、もし、今度、東京にくるときがあれば、一度、じっくりゴハンでも食べながら、話をさせて頂きたいと思いました。(ブログを拝見して分かったのですが、私と、読んでいる本、見ているブログ 考えていること、などで、とても近いところがある、、とビックリしました)
2009年4月22日 12:45:48
このメールを読んだ瞬間に、僕は転職をする意志を固めました。田端さんのブログを読み、彼と会って感じたこの直感を信じよう、この人を信じて行動しよう、と。履歴書や職務履歴書を添付したメールを送りました。「私個人のあくまで心情ではありますが、比嘉さんに一緒に働くメンバーに加わって欲しいな、と思っております」というメールとともに面接の日程が決定しました。
イベントから13日後、東京で面接を受ける
大分県から上京するということで、一次面接と最終面接を同日に行う配慮をしていただいた。面接は緊張していて、内容をあまり覚えていない。ただ、おじぃの動画を流しながら、僕がどういった形でウェブに関わっていきたいか、沖縄県に貢献したいかを伝えた。うまく伝わったかどうかは分からないけど、後日、面接官だった佐々木さんから「すごい印象的だった」と言葉をもらった。その面接の夜、田端さんと佐々木さんと焼き肉を食べに行った。「交通費は出せないからさ」とご飯をご馳走してくれた田端さんの配慮がとても嬉しかった。
採用通知、そして退職へ
その6日後、採用通知を頂いた。それから退職の手続きや新居の手配など、実務作業に追われた。その中で僕は東京での生活経験や知識が全くないため、ウェブ上でその不安を吐露していました。そんな折り、田端さんから色々なメッセージを頂きました。住まいのことや振込先銀行、転職への不安など、多岐に渡る相談にのってくれ、その時期の僕の支えとなってくれました。
そして、今
転職して、もうそろそろ10ヵ月目を迎えます。色々な出逢いや出来事があるなかで、僕の人生にとって大きな影響と経験であろうと常に感じています。直感を信じて行動し、本当に良かったと思います。社内では「田端チルドレン」と呼ばれ、その度にとても幸せな気持ちになります。僕の人生は僕が望んだ方向へ、より良い方向へ進んでいると感じています。
追記:退職を発表したから言えること
田端さんが退職を発表しました。なので、もう一つだけ、田端さんに対する感謝を述べようと思います。
"Once a Marine, always a Marine."
「一度でも海兵隊だったものは、一生、海兵隊だ。」という意味ですが、これは、今も昔も、独特の磁場で、ネットオタクの悪ガキ的な人種を引き寄せ続けてきた、ライブドアにこそ、ふさわしい言葉ではないでしょうか。
"Once a livedoor, always a livedoor."
その意味においては、私も、一生、ライブドア社員です。
これまで、一緒に仕事をさせて貰った皆さん、ありがとう!
これから、一緒に仕事をさせて頂く皆さん、どうか宜しく!
社内では―考えてみればもちろんだけど、ある程度早い段階から、退職の話を伺っていました。全社員に退職を伝える少し前、僕は個人的に田端さんから退職の意志を聞いていました。わざわざ、僕のデスクまで来て下さって、少し話があるんだと僕を会議室の方へ誘導しました。正直、何かマズいことでもやったのか、と勘ぐってしまいました。
東京タワーが見えるだだっ広い会議室に二人ちょこんと椅子に座り、田端さんは手のひらを腿で二、三度擦りこう言いました。
これから全社員に連絡するが、4月末付をもってライブドアを退社することにしたんだ。
比嘉君をライブドアに引き込んだ僕が先に辞めてしまうのは、とても申し訳ない気持ちでいる。君の人生に多少なりとも影響を与えておきながら、いや影響というのはおこがましいかもしれないけど、こういった形で退職を伝えるのは本当にすまないと思っているんだ。
ただ、比嘉君の転職の立会人として、君が仕事や私生活で困れば、何だって相談してくれていい。何でもいいんだ。
そのとき、僕は約一年前に感じた気持ち―「この人は絶対に嘘をつかない人だろうな」が不思議とこみ上げてきました。だから、僕は後悔なんてしていません。むしろそういった優しさを感じ、なお僕は直感を信じて、行動してよかったなと思っています。
"Once a Tabata-Children, always a Tabata-Children."
田端さん、ありがとうございました。その意味においては、僕は、一生、田端チルドレンです。これからもどうぞ宜しくお願いします!
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