鎌倉にいるような〜アニメ『青い花』

アニメ版の『青い花』が始まった。

(公式サイト:週刊青い花 -フジテレビ“NOISE”TVアニメ『青い花』公式サイト-

原作ファンとしては期待と不安が入り混じったアニメ化だったが、第一回を観る限りは原作の世界観をまず忠実に再現していたと評価できる。まるで鎌倉にいるような錯覚に陥った。

淡い色彩と動きのゆるやかな絵は、どこまでが予算の制約によるもので、どこからが表現上の意図かは分からないけれども、しっとりとしていて、この繊細な少女達の世界にふさわしい。

声もほぼイメージ通り。ふみちゃん(CV:高部あい)のつたないしゃべり方は賛否両論だろうが、不器用なキャラクターに合っていて、個人的にはこれはありだとおもった。一方で、あーちゃん(CV:儀武ゆう子)は板についた話し方だが、個人的にはむしろややアニメ風なのが気になった。まあ、ふみちゃんとの対比で元気な明るさを醸し出していて、これも一興かもしれないが。井汲さん(CV:堀江由衣)は一瞬だけ登場。今後見せ場が増えるはずなので、楽しみ。

OPではストイックな空気公団の主題歌は素晴らしいが、最後にはストレートにガールズ・ラブな場面も登場して、ちょっと気恥ずかしい感じだった。で、EDは、コミックの表紙等で使われている志村貴子のイラストを組み合わせたもの。これ、TVモニターで見ても十分に綺麗だ。