2話収録・50分で8,000円〜9,000円。この単巻を毎月発売する。これが角川商法。
「欲しいものは高くても買う」というおたくの弱みに付け込んで、BDの価格を世間水準よりも遥かに高く設定する。これが角川商法。
ところが、その角川商法の終わりを予感させるような出来事が起きている。準新作のBD-BOXが「普通の価格」で発売されるケースが相次いでいるのだ。
まずは『Another』。単巻で揃えた場合の5万円がBOXで3万円(Amazonでは21,756円)。
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2013/03/29
- メディア: Blu-ray
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そして『GOSICK』。単巻で揃えた場合の11万円がBOXで4万円(Amazonでは29,526円)。
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2013/02/22
- メディア: Blu-ray
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Amazonのレビューは「角川価格」で初回版を買ったファンの低評価の嵐。「今後の新作はBOX出るまで買わない」と。このようにコアなおたくの自尊心を傷つける商売は長く続かないだろう。今後はより広範なファンに向けて販売するように価格水準が収斂するのではないかと思う。
個人的には、初回限定商法にはうんざりしていたので、このような兆候は喜ぶべきものと考える。