フィリピン保険金殺人

フィリピン保険金殺人 主犯2審も無期

2月25日11時54分配信産経新聞フィリピンで平成17年、不動産会社社員、油科(ゆしな)孝章さん=当時(41)=を保険金目的で射殺したなどとして、殺人罪などに問われた同社元社長、吉井誠被告(52)の控訴審判決公判が25日、東京高裁で開かれた。中川武隆裁判長は、無期懲役とした1審東京地裁判決を支持、被告側の控訴を棄却した。弁護側は、吉井被告との共謀を認めた共犯者の捜査段階での供述を「信用できない」として、1審に続いて無罪を主張した。中川裁判長は「共犯者は真摯(しんし)な反省の情に基づいて自分から供述している。殺人への関与を自白するという自分に不利益な事実を認める供述で、信用できることは明らかだ」として、弁護側の主張を退けた。1審では、共犯者が吉井被告との共謀を認めた取り調べ状況を録画したDVDを全国で初めて再生。映像から供述の任意性を認め、共犯者の供述調書を証拠として採用した。判決によると吉井被告らは共謀して17年7月、フィリピンの路上で犯罪に巻き込まれたように装って油科さんを射殺。海外旅行保険の死亡保険金計1億円をだまし取ろうとした。保険金ねらいの殺人はこれだから怖いですね。
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