たかがバロウズ本。
山形浩生著。作家ウィリアム・S・バロウズ の研究本です。「自由」をキーワードに鋭い分析あり、興味深い論考あり、充実の資料ありで、とても面白い本でした。いつもの山形節で安易にバロウズを持ち上げた人々を叩くコーナーもあります。
- 作者: 山形浩生
- 出版社/メーカー: 大村書店
- 発売日: 2003/02/15
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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サポートページ(全文pdfファイルあり)→http://cruel.org/wsb/
私がバロウズを知ったのは80年代後半のサブカル関係でちょっとしたバロウズブームがあった時。(この本で叩かれている人たちが取り上げていた時)つまり、ミーハー的に飛びついたわけです。
バロウズの小説の中で、ちゃんと読んだ記憶があるのは「ジャンキー」「おかま」「麻薬書簡」くらいですか。初期の作品ばかり読んでいるのは、カットアップとかの前衛的な手法が使われる前の、読み易いのだけ読んでるってことで、肝心のものを読んでないのですね。
- 作者: ウィリアムバロウズ,William S. Burroughs,鮎川信夫
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2003/12/01
- メディア: 文庫
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- 作者: ウィリアム・バロウズ,鮎川信夫
- 出版社/メーカー: 河出書房
- 発売日: 2003/08/07
- メディア: 文庫
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- 出版社/メーカー: アスミック
- 発売日: 2002/09/25
- メディア: DVD
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- 作者: ウィリアム・バロウズ,アレン・ギンズバーグ,飯田隆昭
- 出版社/メーカー: 思潮社
- 発売日: 1986/05
- メディア: 単行本
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「裸のランチ」は読み始めたのは覚えているのですが、読み終えた記憶は無いです。クローネンバーグ監督の映画「裸のランチ」は観たんですが、途中でウトウトしちゃって内容をあまり覚えてないです。
とまあ、こんなヌルいバロウズファンが読んでも「たかがバロウズ本。」は面白いので、少しでもバロウズに興味がある人にはオススメです。