2009-10-24
■[医療][つぶやき]昨日でこのブログを始めて一年が経った

一年前の初エントリはこれ→http://d.hatena.ne.jp/SIRO0112/20081023
久しぶりに読み返してうわぁなんて偉そうな文章だ!と思いました。
意図的に性別と年齢と素の性格を感じさせない文体を心がけていたのですが。
(途中から隠すのも面倒になってきたので、今は素とか性別とかバレバレですけどね)
なぜブログを始めたか。
一年前、原因のよくわからない右下腹部痛に悩まされていて、ネットでアレコレ調べていたところ、なんちゃって救急医先生の【日々是よろずER診療】のブログの若い女性の腹痛についてのエントリに行き着きました。それまでも医療崩壊について何となくは知っていたんですが、自分に出来ることもないし目の前の仕事や生活に追われて医療問題から離れていました。何となく、なんちゃって救急医先生のブログを読み始めたら引き込まれて定期的に巡回するように。そのうちにコメントを書きたくなってきて、でもコメントするには長すぎる文章になってしまったので、はてなダイアリーでブログを開設してそこに記事を書き、なんちゃって救急医先生のブログコメントにリンクを貼ったのでした。それが始まりでした。それがなければブログ始めてなかったんじゃないかなぁ。
この一年で自分のできる範囲(ネット上)であれこれ足掻きました。
偉そうに【非医療者に知ってもらいたい医療10ヶ条】を作ったり、医療崩壊の原因を知らずに叩く人にコメントをしてみたり...こういう活動をしていなければ絶対に知り合うことのなかった人たちと知り合いました。
お医者さんから賛同のメールをいただいたこともあります。医療崩壊推進派だろう人に絡まれたこともあります。
徒労だからもうやめようと何度も思いました。同じ志を持つ人に励まされ、なんとかやってこられました。
そんな感じで一年活動をしてきましたが、医療崩壊をくい止めることはできていません。それどころか、新型インフルエンザによって加速してしまっています。私のやっていることはやっぱりムダかもしれません。
「えらいですね」と言われたこともありますが、ちっとも偉くないんです。だってすべて自分のためですから。
今までも何度か書いていますが、将来的にもし自分や自分の大切な人が急病になった時に病院が見つからなくて、助かるであろう病状だったのに手遅れだったなんてことになってほしくないのです。その時に、もっとあの時頑張っていたらと後悔をしたくないのです。
私には36時間寝ずに人の命にかかわる仕事はとてもできません。お医者さんの過労死寸前の勤務は何とかしなければならないと思っています。日本は誰でも安く医療をうけられる稀有な国です。そんな無茶な制度が成り立っているのは医療従事者の献身的犠牲に他なりません。今まで医療者にのみ痛みを背負わせてきましたが、私たち非(被)医療者も痛みを背負わなければならないと思っています。その痛みは医療費アップと限定的アクセス制限ではないかと。
最近は自分の生活が忙しく、医療記事を追いかけることもなかなか気力がわかず、あまり活動ができていませんが、自分は今何をすべきかを考えています。
2009-10-02
■[医療]萌えキャラで『コンビニ受診控えましょう』ポスターを募集するというアイデア

私のアイデアではないのですが(爆)
『萌えキャラを使ってコンビニ受診を控えましょうというポスターを募集するのはどうでしょう』と忍冬さんがおっしゃっていて、個人的にちょっと面白そうだなと思い、いろんな人のご意見を聞きたくなりまして、ご本人に了承を得て当ブログでも紹介させていただくことにしました。
とにかく情報を多くの人の目に触れてもらうには、インパクトや話題性あるいは面白さがあることが重要です。
私が普段している啓蒙活動(この言葉を使うのは正直違和感はあるのですが他に無いので)はいわば直球のアプローチです。それとは別にこういった変化球のアプローチも必要なんじゃないかなーって思っています。
ひとって面白いものや楽しそうなものに目がいきますよね。分厚い医学書を読めといわれてもなかなか読めませんが、マンガだったりキャラクターだったりするとスッと入りやすいというのはあるんじゃないでしょうか。
岩田健太郎先生の著書に【マンガで学ぶ感染症】というのもあったりします。
このアイデア、mixiの医療サポーターコミュでもトピが立っているそうなのでそちらもぜひご覧になってください。派生して面白いアイデアが出ていますw賛否両論あるでしょうけれど、吸引力はすでに感じています。
このアイデアがこの先どう転がっていくかはわかりませんが、転がせるだけ転がしてみて可能性を追求できたらなぁと思っています。なにか意見がありましたら反論でも構いません。コメントしていただけるとうれしいです。
absurd
なぜか呼ばれた気がしたので(汗)、マジレスというか、書いてみます。(ちょいキツ目です・・・)
1.「コンビニ受診を控えましょう」
の後に来る
「なぜなら医療は貴重な資源だからです」
が欠けてしまうと説得力が少なくなってしまうと思います。
そして、ポスターやバナーだと、
『なぜならば』をやるスペースが欠けがちになってしまうのでは・・・。
2.すごいぶっちゃけますと、判子絵で有名な西又葵さんやべっかんこうさん位にならないと、他人の目に留まる絵は描けないです。
決して簡単ではないと思います・・・。
もうちょっと言いますと
「サーカス(circus) O-157」でググると、
過去の一寸したトラブルが見られて面白いかもです。
(↑不謹慎な言い方ですいません)
3.無理やり、自分で代案を考えてみます・・・。
「やる夫で学ぶ〜」シリーズのように、
AAを使うってのは如何でしょう。
というか多分既にmixiで挙がったと思うんすが、
どんなツッコミがなされてるのでしょうか?
(情弱なもんで、mixiやってないんです)
「面白く」やる夫シリーズを医療テーマで書くのは無理って辺りかなぁ・・・。
PS.
http://news.goo.ne.jp/article/newsengf/world/newsengf-20091016-01.html
に、私的には面白い記事が・・・。
absurd
4.本音は、真面目な問題とサブカルチャー(←といって正確かなぁ・・・)は、
相性があんまり良くないので、お勧めできないっす。
児童ポルノ法で議論になった際でさえ、です。
例えば私が良く利用する個人のニュースサイトでは、
「政治等に関連する話題はうちでは扱いません。
個人が真面目に考えるべきだと思うからです」
というスタンスをずっと変えていません。
また、これはある出版社の方のご意見ですが、
「『これが面白い』というのをずっと挙げていくサイトが、
批評や比較のサイトよりも長く支持を集められます。」
と仰っていました。
医療問題は、どうしても重たい内容になりがちですので、
おそらく相性は良くないと思います。
SIRO0112
absurdさん
お返事が遅れてすみません。
>なぜか呼ばれた気がしたので(汗)、
そうです、わかっていただけてうれしいです(^ω^
サーカス(circus) O-157でググってみました。
なるほど...と思いました。
真面目な問題とサブカルチャーは相性があまり
よくないんですね。
やはり萌え関係の業界の話はまったくわからなかったので
詳しい方の意見が聞けて参考になりました。
有難う御座います。
mixiのコミュでは、「なんで萌えキャラ?」といった
疑問や、いろんな世代に親しまれているキャラクターを
使った方がいいのでは、といった意見が出ていました。
(既存のキャラクターを使うことは著作権的な観点からムリが
あるとは思いますが)
やる夫のシリーズ的なものでやるのは面白そうですね!
SIRO0112
>http://news.goo.ne.jp/article/newsengf/world/newsengf-20091016-01.htmlに、私的には面白い記事が・・・。
読んでびっくりしました。日本市場にあふれている一部のアニメやマンガのイメージが影響してないかという考察。
日本のアニメは世界でも有名ですけど、こんなところに悪影響を及ぼしていたら怖いですね...
absurd
続編の
http://news.goo.ne.jp/article/newsengf/life/newsengf-20091023-01.html
もなかなかに味わい深いっす。
こっちは、
「アメリカでは、肥満関連の健康問題の医療費は全体の約9%を占め、毎年1470億ドル(14兆7000億円)にもなり、10年前から倍増しているという、米政府統計も明らかになっています。加えて、肥満ではない人に比べると、肥満の人の医療費は42%も多いのだとか」
と、先回よりかなりストレートです。
SIRO0112
absurdさん
続編の紹介を有難う御座います。
あからさまな肥満差別というのに驚きました。
↓この辺りに唸ってしまいました...
『米英では、大量生産される安い食事や食材は得てして栄養価が低く、脂肪量が高く、肥満の原因となりやすい。つまり米英では、肥満とは貧困問題でもあり人種問題でもあるのです。太りすぎの人を差別し攻撃するというのは、その人の貧しさを攻撃し、教育レベルを教育し、生活習慣を攻撃し、場合によっては人種をも攻撃しているという、そういう側面が絡みついているのです。』
absurd
もっと身近な
http://www.nikkeibp.co.jp/article/nba/20091109/194151/
の記事の2ページ目のアタマの
『僻地医療に携わった際には、プライベートが犠牲になるのは勿論、スキルアップが見込めない』
という問題あたりから考えられる一般人がいたらな〜、とか夢想してます、私には無理なんでorz。
SIRO0112
>『僻地医療に携わった際には、プライベートが犠牲になるのは勿論、スキルアップが見込めない』
これって一般人にはなかなかピンと来にくい問題点なのかもですね。「スキルアップを気にするなんて!」とか憤る人もいそうな。。でも医師がスキルアップすることは患者にとっても良いことなんですけれどね〜。
http://blogs.yahoo.co.jp/taddy442000/27150420.htmlのコメント欄が興味深いです。
どこかで、僻地だと設備が足りずに検査も十分にできないのに、検査治療ができなければ訴えられて賠償金を取られるといった話を見たことがあります。
SIRO0112
以前ちょっととりあげたのですが、http://d.hatena.ne.jp/SIRO0112/20090220#1235128433
強制配置は現実化しないと言われますが、この強制配置論を最善の解決法のように声高に叫ぶこと自体が溝を深める行為なので腹が立つのです。
absurd
↑の日経BPの記事ですが、このシリーズって「既婚男性のマジなとこ」ってのが大体の主題なので、やっぱ付属のコメント欄もその主題に沿ってほぼ予定調和的に荒れてます。
本当はコメント欄に一つくらいでいいですから、医師の職責などについてひねたコメントや光るコメントがあったらいいな・・・って思ってたのですが、逸脱したものはありませんでした・・・。
こういう医療と関係の薄い所から、考えさせるコメントを出してくれれば「おいしい」のですが。
いっそ釣りでもいいですから、「医者は聖人君子じゃなきゃいかんのです、排泄行為も性行為もしないのです、風俗なんてもってのほかです」な〜んて書き込む人がいたらなぁ、なんて思ってしまった私は、嫌なら止めろ委員会の素質がかなりあるのでしょうか・・・。
>強制配置論
ぶっちゃけ、本気で主張されてる人がいたら、いくらなんでもその人は
「幸福追求権」
とか
「苦役・奴隷的拘束からの自由」
とかの、金では買えず、取り返しもつかない自由権てのを軽く見すぎっすよ・・・。
ま、そういう人は思いつきで言ってるんでしょうが。
ancomochi
コメントを見ていると、医師がどうこうというより、既婚男性が風俗行くなんて!って話がメインになっちゃってますね。。
>いっそ釣りでもいいですから、「医者は聖人君子じゃな
>きゃいかんのです、排泄行為も性行為もしないのです、
>風俗なんてもってのほかです」な〜んて書き込む人がいた
>らなぁ、なんて思ってしまった私は、嫌なら止めろ委員会
>の素質がかなりあるのでしょうか・・・。
極論が出ると「いやそこまでは...」という人が出てきたり、議論が活性化しやすかったりはするのでケースバイケースかもと思ってます。
>ま、そういう人は思いつきで言ってるんでしょうが。
そうでしょうね〜。人権に触れているようなことを言ってる自覚がないところにため息が出ます...
2009-09-26
■ボチボチ

同じことを繰り返し書くのは避けようと思ったら書くことがなくなっちゃいました。医療ニュースは新型インフル関連をちょこっと読むくらいで大分医療問題から遠ざかってます。以前よりも私生活が忙しくなってしまって時間が取れなくなったのも一因なんですが。
医療崩壊に対して医師も患者も色々な考えを持った人がいます。どちらも一枚岩ではないです。
私は医療崩壊後、日本の医療制度がどう変わろうとも、患者側の医療への意識改革は必要不可欠だとずっと思っている派です。(長ッ
基本的な医療知識(例えば救急医療の仕組みや、医療の限界と不確実性を知っておくことなどなど)を身につけることは、べつに医療制度のためというよりも自分自身に必要なことだと思うのです。
「受け入れ拒否なんかひどい!医者はもっと根性出してアレしろコレしろ云々」と情熱を燃やして叫ぶ人に「じゃ私たち一般人にもこういうことができますよ〜出来ること始めましょう!」というと黙っちゃうのはなんでだろうなぁ、べつにすごく大きなことしなきゃいけないなんて言っていないのになぁと、どうやったら伝わるのかは相変わらず考え中です。
まーボチボチでいきます。
妊婦の友達や赤ちゃん抱えた友達や病院の世話になっている身内のことを想像すると目の前の火を何とかしないとと焦るのだけれどもね。焦る気持ちは私だけでなくみな同じ、ですね。


そうなんですよね、患者の命も医師の命も、同じ尊い『命』
何故、患者の命を守るために医師達が自分の命を削らなくてはいけないのか?
少しでも多くの人に関心を持ってもらいたいですね。
>何故、患者の命を守るために医師達が自分の命を削らなくてはいけないのか?
本当にこの実態を1人でも多くの人に知ってもらいたいものです。もし自分の大事な人が過酷な労働をしている医師だとしたら?と想像してみてほしいです。
ボールペン作戦ご協力ありがとうございました。