COOL&FOOL このページをアンテナに追加 RSSフィード

2007-01-09

SL-782007-01-09

[]「ROB THE WORLD」

1.Intro

2.K.H.B.K.

3.I'm A Rapper

4.Growth

5.Mic Check

6.Change The Game featuring RYUZO

7.Skit featuring TAIGA

8.No Big Deal / RUFF NECK

9.Ghetto Fabulous featuring M.O.S.A.D.

10.9 Block

11.Rainy Dayz Scratches by DJ HAZIME

12.One For The...

13.You Know I'm A Man

14.Home Sweet Home

15.Represent

16.Luck Last featuring LA BONO and AK-69

17.Ghetto Superstar / G.S.S. featuring WARNERMAKER

18.Happy End

もはや「京都の」という冠は不要なほど、ハーコーラップの新旗手として存在感を示す彼のファーストフル作品。地元のクルー以外からBL・SUBZERO・YAKKO・タイプライターといった錚々たるメンツを制作陣に迎えた豪華な内容である。生い立ちに基づく剥き出しの感情描写は、ひとまず粒揃いのトラック負けしない程の世界観は確立していて、ルサンチマンを吐きつつ(M3・M15)秘めた弱さまで曝け出す(M11・14)アンビバレンスは得がたい武器といえよう。ただ、感受性に見合うほどの「圧倒的な何か」に欠くのも確かで、特にもう少し語彙にヴァリエーションがあればなァと思う。M6のようなフロア向けチューンももう少し聴きたかった。夢の共演M9はギラギラしててメッチャかっこいい。この尖ったスタンスはそのままに、今後は表現幅の広がりを期待したいところ。

NMRNMR 2007/01/11 23:09 買おうか迷ってたんでありがたいっす。で、まだ迷いますw
つかルサンチマンなんて言葉初めて聞きましたよ。
SL-78さんの驚異的な語彙にはひたすら屈服するばかり…!

SL-78SL-78 2007/01/12 00:30 ズバリ、マキシ持ってなければ買いかと。逆にマキシ持ってたら割高な買い物になるかも。
ハズシはないけど、通しで聴くとちょっと気分が荒むっちゅうか。。
ルサンチマン…じつは俺もようわかってへんかったりw

2006-04-22

SL-782006-04-22

[]「GROWTH」

1.GROWTH

2.REPRESENT

3.CHANGE THE GAME feat.RYUZO

9.BONUS TRACK (PRIDE)

デビュー盤となる前作ではリード曲を除いてメジャー的アプローチをすすめた結果、不完全燃焼な印象だった彼のセカンドマキシ。M3以外は従来からの持ち歌(およびそのリメイク)ということでファン待望の一枚となっている。生い立ちをシリアスに綴るという一貫したテーマの集大成的なM1はやや演出過剰気味ながら鋭い感受性が凝縮されたなかなかの大作。過去音源であるM9以来引き継がれる視点は健在で、これこそ凡百のサグスタイルたらしめぬ所以であろう。しかし今作最大の聴きどころはM2にこそあり、これは悲壮で殺伐とした音の上で矢継ぎ早にルサンチマンを吐き出す凄まじい一曲となっている。このように今作は十八番である「哀」「怒」の表現に特化した文句なしの出来ではあるが、人生を歌いきったぶん、いかにトピックを広げていくかが今後の鍵となるか。

2005-12-27

SL-782005-12-27

[]「GHETTO KING」

1.9-Block

2.Bet On A

3.One Night Star

4.One For The...

自主盤や客演、ライブでの定評の高さから既にその名を全国に轟かせている彼の待望のファーストEP。個人的に今年一番ヤラれたMCでもある。全曲異なるプロデューサーを迎えて多彩な側面をアピールしているが、唯一従来からの攻撃的なコトバ詰め込み路線を踏襲したM1がある種浪速節なリリックも含めてやはりもっともスリリングだ。ロックなバウンスで早口ラップを試みたM2や変則的なM3は面白いが、技術面での過渡期感が残るか。一方今作最大の収穫と言えそうなのがBL作のM4で、おおらかなビートの上でみせる力の抜き加減が絶妙なフロウは彼の未知なるポテンシャルを実証するに充分な新境地だ。ラギッドな初期衝動に替わるべき絶対的なカリスマ性はまだまだ未完成なだけに、来年に控えるアルバムがすこぶる待ち遠しい。

2005-07-30

SL-782005-07-30

[]「GHETTO DAY'Z」

1.Dear Rough Neck

2.Player'z

3.Too First 2 Live Too Young 2 Die feat.NOB,U,LA BONO,EQUAL

4.Bonus Cuts (Growth)

京都ではすでに名の知れたラップクルーRUFF NECKの一員にして、R-RATED所属後はソロMCとして名古屋周辺作品への客演などで注目されつつある彼の自主制作盤。いかにも手作りなこの作品、トラックはチープで音質も粗いがそんな瑣末ことは気にならないほどの気迫を堪能できる。ひたすら早口でまくしてるスタイルは荒削りといえばそれまでだが、ひとつひとつのフレーズから滲み出る意志がリスナーの胸を揺さぶる凄まじいラップだ。スキル的なポテンシャルも高い。彼のリリックのモチーフは基本的に自らが生まれ育った恵まれない環境(向島の団地)の現実とその中で生き抜くためにTHUGでいることの美学・悲哀といったブルース的世界観に、そこからマイク一本でのしあがろうとするヒップホップ的勝ち上がりイズムをミックスしたもの。陳腐な言い方をすればリアルな不良の歌とでもいおうか。しかしただそれだけでは済まされない、非常に繊細な感受性を随所に感じる。そしてM4で綴られる自身の壮絶な生い立ちがまた作品を説得力のあるものにしている。誰もが気軽にラップできる時代に稀有なこのカリスマ性、間違いなく伝説になりうると断言したい。