ランス9 感想

全√終了。×2→×4→めちゃくちゃの流れでプレイして総計70時間。ボリューム、クオリティ共は戦国より少なくランクエより多いといった所でしょうか

戦闘

1周目はランスとリック、それと志津香にレアアイテム持たせて優先的に育てる方法を取ってましたが、少数精鋭的育成法は使えるキャラが限定されるバトルが厳しくなりますが、聖魔Pボーナスや戦闘でのキャラ数制限等のメリットが有る為それなりには理にかなってるのではないでしょうか。

戦闘に関してはナギ戦やミネバ戦、かなみ√のラストバトル等のタイマン、少数同士の戦いが特に面白かったのでこういった戦闘をもう少し入れてほしかったかなと。
ただそうすると粘り連打で運ゲーになる感は否めない気もします。むつかしい。

……このゲームの戦闘、大部分は敵兵が代わり映えしない槍・騎・魔・弓の応酬であり後衛に挑発して前衛に攻撃を毎戦繰り返す作業に若干不毛さが有りました。
SRPGという分野はそういった飽きやすさや作業ゲーという側面が出やすいので仕方ないと言えば仕方ないのかもしれません。
タクティクスオウガ的な、モブキャラや脇役、モンスター等使えるキャラ数を増やして戦闘で使っていけたらより面白かったのかなと思います。戦国ランスはそんな感じでしたね。

ストーリー

今回はヘルマンという国でランス君が無双するストーリーなのですが、今作はもう一人の主人公としてパットンが存在します。
ランス君は今回、前作(ランス・クエスト)から時間が立っていない為かやたら強く、ロレックスやミネバなどの強キャラに勝ったりと大活躍。まさに英雄譚ですね、毎回こんな感じですが。

リックや志津香など過去キャラの掘り下げも進んでシィルの氷も溶け、話が終わりに近づいてるというのが否応なしに感じられます。BADエンドもよかったですね。ランス10でもこんなかんじの小話を挟んでほしい。

作品自体は満足の行く出来でした。今作では魔人が出ず、ランス君のおかげでヘルマンも収まって大国が全て平和になったので次回作では魔軍が襲ってくる所から始まるのかな。
クルックーがランクエに続き今作でもALICEに殺されてるのでそこらへんも絡めるのでしょうか。神と魔人を絡めると1作品では纏めきれなさそうな気もしますがさてはて。

戦闘お気に入り5キャラ一言感想

  • ランス

熟練ボーナスが強い、さらに必殺も強い。ステータスも万遍なく高く使いやすい性能。ほとんど劣化リックだけど健気に育て続けた。熟練Pが入りやすいのでどっこいかな。

  • リック

基本性能だけ見ればランスより強い。特に反撃率の高さは魅力。

  • チルディ

単体の強ボスを倒す時には必須なのでどの道育てなければならないキャラ。あと可愛い。

  • 志津香

ロレックスが入るまでずっとチートキャラだと思ってた。必殺の範囲が超絶優秀。あと可愛い。

  • ヒューバート

私もよく分かんないけどずっと選出してたから…庇うが強い。挑発の成功率の高さや耐久面の優秀さ。そこそこ出る火力。アイテム枠6。なんだかんだで優秀だったとしみじみ。

総評

ゲームパートは若干不満はあるものの概ね満足。ストーリーパートは面白かったですが、鬼畜王プレイ済みだったのでどことなくこちらも物足りなさを…。魔人の登場が内定しててシィルちゃんも溶けてとランス10が本番なのは明らかなのでそちらを期待したいかなと。
終わり方が想像できないゲームではあります。

兎にも角にも、ランスシリーズの平均を上回るレベルであったことは間違いないので、ランスシリーズを今までプレイしてる人には強くお奨め出来る作品でした。
ただ作品群の導入としては不向きなことこの上ないので鬼畜王当たりから始めるのが無難かなと。