グランサバナ出走結果「気分よく行かせ過ぎ…」

28日の中山競馬ではまずまずのスタートから道中2番手を追走する。4コーナーで早めに先頭に立って押し切りを図るが、最後は伸び切れず12着。

 

「状態は良さそうで、前走に続いていい走りをしてくれることに期待していたのですが、このような結果に終わり申し訳ありません。ジョッキーに聞くと上手く息が入らなかったのか、4コーナーあたりから手応えあまり良くなかったとのこと。いつも乗っている助手に聞いてもそういうことがたまにあるようで、ちょっと悩ましいですね…。気持ちの問題か、なにか…歯痒い形で終わってしまいましたが、異常があるわけではないですし、前走で戦えることはわかっているので、仕切り直して巻き返したいです」(田村師)

 

昇級初戦の前走の内容が悪くなかったので、クラス慣れが見込める今回は勝利を期待しましたが、勝負どころから良い時の手応えがなく、直線で脚を使うことができませんでした。ちょっと首を傾げる結果になってしまいましたが、スムーズに力を発揮できればこのクラスでもやれていいはずですから、今後の巻き返しに期待したいです。今後はレース後の心身の状態を確認してから判断していきます。

 

コメント:気分よく行かせ過ぎた印象です。逃げた馬に関しては、直線手前で早々と下がって行っただけに、さすがにこのペースで押し切るのは無理があります。元々、モロい面も抱えているだけに、うまくいかなければ惨敗もあるタイプなので、あまり悲観的にならないで次走に向かってほしいものです。

 

評価:★☆☆☆☆

【2023年】愛馬の成績:3.5.6.36

グランサバナ出走!「チャンス!」

28日の中山競馬(立志賞・ダ1800m)にドイル騎手で出走いたします。

 

20日は美浦Wコースで追い切りました(65秒7-51秒0-37秒1-12秒0)。

 

「先週は坂路2本で時計を出し調整していましたが、今週は今日、1週間後の競馬に備えてしっかりと動かしておこうと考えました。それで、調教に良く乗ってもらう障害ジョッキーの江田を背にして、ウッドチップコースにて併せ馬でしっかりと動かしていますよ。朝一番の組で入り馬場状態がまずまずよいところだったということもありますが、それなりの時計を出すことができていますし、最後までしっかりとした脚取りで駆けることができていたように思います。あとは微調整を重ねていっていい状態でレースへ向かわせてあげたいですね」(田村師)

 

コメント:正直、前走の内容を見ると、まだこのクラスではよほど恵まれなければ勝ち負けは難しいと感じました。人気のミスティックロア、ジャスパーバローズは不気味な存在ですが、それ以外はあまり骨っぽい相手がいない印象です。そのミスティックロア、ジャスパーバローズは前走、重賞とはいえ惨敗しているだけに、グランサバナでもうまく乗ることができたらつけ入る隙はありそうです。ドイル騎手は積極的な騎乗をするイメージがあるだけに、強気な競馬を期待したいところ。それでもスタートが怪しいタイプでもあるので、まずはスタートをきっちりと決めて欲しいです。

 

期待値:★★★★☆

ヴァンガーズハート出走結果「もどかしい…」

23日の中山競馬では五分のスタートを切り先団内で折り合いに専念しながら進める。そのまま勝負どころから直線へ向いて追い出すと内からジリジリ差を詰めるが、最後は脚色がやや鈍り4着。

 

「相変わらず難しいですね…。装鞍とかパドックではホント大人しい馬なんです。それが、人が跨がると急にスイッチが入るように難しいところを見せ出します。今日は馬場入りを最後のほうにしてもらい、まわりの影響を受けにくい地下馬道でジョッキーを乗せ、止めないようにしたところ何とか無事にいきました。レースはかなり力んでいましたね。最後は馬が疲れたと言わんばかりに流してるようにも思える感じではありましたが、ここまでの経緯を踏まえるとひとまず形になって良かったですし、少しホッとしました。宏司に話を聞くと『皆とコミュニケーションを取りながら機嫌を損ねないように持っていこうと試行錯誤して調教をやってきましたし、今日も何とかゲートまで持っていけました。比較的うまくいけたからか機嫌は良さそうで、輪乗りの雰囲気はまずまずでしたから、何とか誤魔化しながらスタートを待ちレースへ向かいました。大きなトビの馬なので瞬発力勝負では分が悪いと思ってある程度の位置を取ろうと考えてあの位置につけたのですが、思った以上にペースが流れず、ハミにくってかかってきましたね…。その分、最後は少し鈍りましたけど、展開ひとつで今日以上に際どいところに来ることができそうです』とのことでした。力はあって、とにもかくにもメンタルだと思いますから、今後も用心して接していきます」(鹿戸師)

 

メンタル改善の一手になればと考えて前走後に去勢を施したのですが、表上はあまり改善されず、むしろさらに難しさが増してきているかもと思えるほど苦労する状況にありました。北村宏司騎手にも普段の追い切りから手伝ってもらいつつレースへ向かい無事にスタートを切り走り終えることができましたので、何とか少しずつでも良化を図っていけるように持っていけたらと思います。このあとはあくまでも馬の心身の状態を踏まえながら判断していきます。

 

コメント:1勝クラスでいつまでも足踏みをするような能力ではないだけに、気性が邪魔をして勝ち上がることができないのはもどかしいです。終始、引っ掛かっていたように去勢の効果もありませんでした。この気性だと、やはりマイルは合わない印象で、1200~1400m、個人的には1800mで思い切って逃がす競馬が見たいと思いました。こういうタイプは先頭に立つと案外落ち着いたりするので、変に折り合いを教えるよりも結果がでるような気もします。後はやはり実戦の少なさによる経験不足も感じます。関係者は大変だとは思いますが、エフフォーリアの半弟、デビュー戦では後のGⅠ 2着馬のルージュエヴァイユと接戦をした馬。能力は確かなものがあるはずなので、来年こそは快進撃を見たいものです。

 

評価:★★☆☆☆

【2023年】愛馬の成績:3.5.6.35

ヴァンガーズハート出走!「去勢効果どこまで…」

23日の中山競馬(ノエル賞・芝1600m)に北村宏騎手で出走いたします。

 

20日は美浦Wコースで追い切りました(66秒3-51秒3-37秒3-11秒6)。

 

「入厩直後、速いところではないけれどもウッドチップコースが苦しいと察したか日曜日の調教でゴネてしまったので、その後から少し大きめを行う際は坂路を使うようにしていたのですが、先日の日曜日、坂路でも同じような苦しさを出し、スタート地点で壁と言いますかラチに張り付いてしまっていました…。以前から持ってはいたのでしょうけれども、段々とその苦しさを表に出すようになってきていますね…。去勢もしていますし、もう少し変わってくれるといいのですが、非常に悩ましいです。そのことを踏まえて北村とも相談し、今日も彼に跨ってもらって馬場入りからキャンター、そして追い切りと、一連の流れで乗ってもらいました。止めないようにダクからキャンターでEコースを走らせた後、ウッドチップコースへ入ってサッと追い切っています。動き時代は問題なかったのですが、北村に聞いてもところどころ怪しさを出していたようです。これまでのレースでもそのようなところを出しているだけに今回は大丈夫と言えませんが、何とか少しでも冷静さを保ち、臨んでくれたらと思っています」(鹿戸師)

 

コメント:あまり去勢効果は期待できないようです。正直、ここまで気性の悪さが強いと競走馬としては向いていないと言わざるを得ません。エフフォーリアの半弟でもあるように、能力は高いものを持っていると思うだけに残念でなりません。肝心のレースもマイルは微妙な印象です。1200~1400mのペースで走らせた方がいいような気もします。それか1800mで一か八かの逃げる競馬。1600mが一番好走するイメージが湧きません。あとはうまいこと折り合いがついて、なんとか能力で押し切るレースが見れないかと期待はしています。

 

期待値:★★☆☆☆

ルージュラメンテ出走結果「レースセンスはある…」

12月16日レース後コメント(2着)

 

西村淳也騎手「上手に競馬をしてくれたと思いますが、今日のところは勝ち馬が一枚上でした。テンションは初戦に比べてむしろマシでしたし、渋った馬場も苦にしていなかったですよ。距離は1400mくらいが現状では良さそうですし、直線が平坦の京都は合いそうなイメージ。立ち回りがうまくて競馬に行って注文がつかないのは、この馬の強みですね。平常心で競馬に臨むことができれば、すぐにチャンスは訪れるでしょう。今日は有力馬にたくさん乗せていただいたのに勝つことができず、申し訳ない気持ちで一杯です」

齋藤崇史調教師「1番人気と2番人気の馬は負かしているのですけれどね…。申し訳ありません。お伝えしていた通り、今回も厩舎装鞍でレースに臨みました。ジョッキーの話によると返し馬で少し力んでいたようですが、それを除けばおとなしくしていましたよ。レースが上手で、立ち回りについては言うことなし。最後も勝ち馬に詰め寄っていたように競馬の内容としては良かったと思います。これならすぐに順番が回ってくるでしょうし、心身ともにもっとドッシリとしてくればまだまだ変わってきそうで、そのあたりは今後の成長に期待したいですね。次走の優先出走権を得たとはいえ、このまま厩舎に置いて進めていくと気持ちの面が悪い方へ行ってしまいそうな気もするため、この後は無理せず一旦放牧に出してリフレッシュしてもらおうと思っています」

 

コメント:あそこまでいけば勝ちたかったのが本音ですが、勝ち馬にうまく乗られた印象です。それと少しだけポジションが後ろ過ぎました。それでもレースセンスはやはり高いものを感じることができ、近いうちの勝ち上がりも期待できそうです。西村騎手のコメントにあるように京都は合うと思います。このまま在厩で年明けの京都を狙って欲しかったところですが、放牧となりました。斉藤調教師によると、年明けの京都を意識しているとのことで短期で戻すようです。やはり順調にレースを使えるということは強みにもなり、チャンスも訪れると思うので、使える状態であれば積極的にレースへ向かって欲しいです。

 

評価:★★★☆☆

【2023年】愛馬の成績:3.5.6.34

ルージュラメンテ出走!「上積みを期待したい…」

12月16日(土)中京6R・2歳未勝利(芝1600m)に西村淳也騎手で出走します。

 

斉藤崇史調教師「最終追い切りは坂路で併せ馬を消化しました。ラメンテが前、2歳1勝クラスの馬が後ろから追い掛けてくる形でしたが、最後は併走馬が前に出た状態でゴールしました。西村淳也騎手は『この馬はいかに冷静さを保って競馬に臨めるかがポイントなので、追い切りでは無理せず馬なりで流した程度。先週より動きや息遣いは良くなっていました』と話していました。ここまできたら、あとはメンタル面だけといったところ。今でも急にスイッチが入ってキツイ面を見せることがあるので、これ以上テンションを上げず、前向きな状態で競馬に臨めるよう最終調整をおこないたいと思います」

 

コメント:新馬戦の内容からも更なるパワーアップがないと勝ち負けまでは厳しい印象。それだけに気性を配慮しての軽めの調整に不安があるのも事実。1回レースを使ったことでの大幅な上積みを期待したいところではありますが…。

 

期待値:★★★☆☆

キラーアビリティ 中日新聞杯(GⅢ)出走結果「地力は見せた…」

9日の中京競馬では五分のスタートから出たなりで中団を追走。外目でスムーズに運び、いい手応えで直線を向くと、鞍上の檄に応えてジリジリ脚を使うが4着まで。

 

「今日は申し訳ありませんでした。ゲート次第でポジションを取りに行くという考えでしたが、いいところで進められたと思います。馬はしっかりファイトしてくれていて、最後までよく伸びてくれていたのですが、59キロのハンデが響きましたね…。残念です」(ムルザバエフ騎手)

 

「今日はいい結果にならず申し訳ありませんでした。前走がもうひとつ気持ちが入らないような走りをしてしまっていたのでそのあたりは心配していたのですが、今日はしっかりファイトしていたとのことですし、斤量分の負けということでしょう。次につながるのは間違いありませんから、次走結果を出したいです」(斉藤崇師)

 

前走富士Sでは最後気持ちが切れてしまったような走りになっていましたが、今日はしっかり集中して闘志を見せてくれました。能力の一端は示した走りでしたし、この内容を次走に繋げていければと思います。この後は馬体を確認してから検討します。

 

コメント:前走の走りが絶望的だっただけに、どこまで巻き返せるか疑問でしたが、なんとか地力を感じさせる走りが見れたのは安心しました。切れるタイプではないので斤量からももう少し早く動いて欲しかったところですが、勝ち馬にうまく乗られた印象です。レース後は放牧になりましたが、あまり間隔を空けないで継続的にレースに向かって欲しいです。2歳4戦(6月デビュー)、3歳4戦、4歳5戦と3歳、4歳でのレース数が少ないです。来年こそは適正を見極め今までの分の巻き返しも期待したいところ。

 

評価:★★★☆☆

【2023年】愛馬の成績:3.4.6.34