2007-05-26 アルバイト41
選挙の度に出口調査をした。事前投票の出口調査もしたし、同じ選挙期間中に複数の会社でそれぞれ出口調査もした。出口調査と言っても調査方法は各会社でやり方が全く違う。ある会社からの依頼で受けた出口調査では2人1組での調査だった。
2人1組の場合単純に考えても人件費が通常の倍は掛かる。そこまでしてでもデータを集めたいのだ。まず、2人で調査を行う事によって不正を防ぐ。はっきり言って出口調査は一人でやると調査をしても居ないのに自分で勝手に数字を作る偽造も可能だ。それが2人1組だとお互いきちんと仕事をする。友達同士の応募でも2人は違うペアにさせられていた。そして、1時間に10人など決められている会社もあったがその会社では10人数えて11人目の人に調査を依頼するという方法だった。それによって最終的にその会場に何人の人が投票に来たかも分かる。一人が正確に人数を数えながら「次に出てくる人です」ともう一人に指示をする。指示された方は調査用紙を持ってお願いをしに行く。その間ももう一人は人数を数え続ける。必ず11人目の人と決まっているのでどんな人が出てきても選ぶ事無く必ず決められた人に声を掛ける。それによってもちろん断る人も居る。しかし断られた数もきちんとデータとして集計する。どの会場の回答率は何%と言うデータも取っているのだ。
出口調査は単純に誰に投票したかを調べるだけのものではない。午前中と午後での投票率の違いや、拒否率、男女比率、年齢比率、地域差、前回選挙との違いなど投票結果よりも投票に関するデータ収集も重要だ。一人での調査の時は気楽な気分だったし、調査依頼する人も自分で選べたからやりやすかった。二人での調査の時は人数をカウントしている方は楽だったが調査依頼をする時は中には嫌な顔をされたり無視されたり文句を言われる事もあったのであまり好きではなかった。午前中と午後の調査が終わると携帯電話上から全てのデータを数字で集計センターへ送る。一人が数字を読み上げてもう一人がひたすら携帯を使って入力する。かなりな数があるので15分程度は掛かった。事前研修では携帯電話の使い方も指導されて使い慣れている人は良いが普段携帯を使い慣れていない年配層はかなり苦戦していた。私達のペアは同年代の女性同士だったのでチームワークも良く調査が出来た。集計センターでは全国各地の集計結果が一斉に送られてきて処理をしているらしい。
出口調査は当日の天候によっても大きく左右される。夏の選挙時には日陰が無いと辛いと思ったこともあるし、雨が降っても調査は実施しなくてはならない。事前投票の調査では夜暗くなってからも調査を続けて身体の芯から冷え切ってしまうほど寒い思いをしたこともあった。楽に終わった出口調査もあれば簡単ではなかった出口調査もある。
色々な出口調査を経験出来て楽しかった。




