矢車草

9日、今年最後になるかも〜〜と思いながら蕗採りに出かけました。
前回と同じ場所でしたが先客が居たらしく、見事に採取されていました。
しかも一株に一本残すというプロ並みの採取の仕方でした。
残った一本を採ってしまうと来年の生育が心配なので、
なるべく一株に複数残っているものを一本ずつ採取しました。



鍋の直径より僅かに短く切って、蕗がしっかりお湯につかるように茹でます。



好みの硬さ(アクを抜いた後、更に加熱して調理する事を踏まえ硬めに茹でます)に茹でたらすぐに冷水に取り、水を切ったら皮を剥いて、水に晒してアクを抜きますが
水は冷水が好ましいので、私は保冷剤を入れてなるべく水の温度を下げる様にしています。
更に、太陽光が当たらない様にフタをします。
一晩あく抜きしたら水を捨てて、タッパーなどに移し水を替えながら冷蔵庫で保存します。






徐々に色は抜けますが一週間位は煮物、炒め物などで美味しく頂けます。







別の場所で蕗を採取しようと移動しましたが、そこもワラビを探した人達が
踏み荒らしていて蕗採りは断念。。
せっかくだからワラビを探すことにしました。
毎年行っていた場所から更に奥へ進んでみると、結構ありました。




シオデとタチシオデも見つけたのでお浸しに^^
束生しない山菜なので一度に沢山採取出来ないのが残念です。
”山のアスパラ”と言われる美味しい山菜なんですけどね。。



若いシシウドもありました。
(検索するとエゾニュウ、アマニュウ、などの名前が出てきます)




採れたてのものは米糠でアクを抜いて食べられるそうですが
私は塩漬けにしてから煮物などに利用しています。


塩をかけてしんなりしたら軽く揉んで、たっぷりの塩で本漬けします。
一度に沢山採れない事が多いので少しずつ塩漬けにして保存しています。
秋田ではニオサク、ニオ、ミョウサクなど複数の呼び名がある山菜です。
クマの好物としても知られている山菜だそうですから気を付けて採取したいものです。
塩漬けしてもキド味が強く残る個性的な山菜で好き嫌いがはっきり分かれますね。




矢車草は花を咲かせています。




ヤグルマギクと混同されてるようですが、
こちらがヤグルマソウです。
鯉のぼりの竿の先につている矢車に葉の形が似ていることからついた名前だそうです。
昔、葉を乾燥させてタバコの代用品として利用されていたこともあるとか。。。




クワの実も沢山。



黒く熟した実を食べてみました。甘酸っぱい実とプチプチした種が美味しくて
ジャムにしてみたくなりました。