「内部統制」より先に「上場審査」のほうが先だ。

http://kirik.tea-nifty.com/diary/2010/08/post-a23d.html
これはひどい」一件。切込隊長氏のこの一言に集約。

まあ、何でこんなの上場させちゃったの、というのも気になるわけですけれども、日本側でそういう違法取引の手引きをした偉い人がいるらしく、もうちょっと掘って、確認取れたらいろいろと質問状でも投げてみようと思うわけですけれども。ちょっと調べて、現地を見たり商談を申し入れてみれば「おかしい」と思うことは山ほど出てくるんですが、それなりにお金を取って上場審査をしている市場担当者や証券会社、監査法人というのは、どうしてそういうものを見落としてしまうのでしょうね。

本日の査収資料(国会図書館)

午後、国会図書館に出向いて、前回より更に年代を遡った鉄道車輌輸出関係の資料を請求したら、当日複写期限の16時目前になってしまった。慌ててコピーする場所を指定して事なきを得たが、コピー代だけで1,000円近くもするのは、金の無い身には痛い。
「輸組報」「車輌技術」「鉄道車両工業30年/50年の歩み」を一気に請求、流し読みしてコピー場所を決めたので、あまり有用な資料は取れていないかもしれない。中国向鉄道車輌の輸出契約年度が完全に特定できたことくらいか。

研究課題(中国向輸出車輌)

中国向鉄道車輌の輸出契約年度は特定済。ODA絡みの紐付案件(6K、秦皇島埠頭、上海宝鋼)以外は、北京地下鉄(電機子チョッパ車)と25tLPGタンク車(日車・富士車輌)くらいしか見当たらない。それ以外の細かなものを拾い上げるのがなかなか難しい。
気になるのが、1947年(SL7両、FC47両)と、1973年(EL4両、DL6両)。前者は旧満鉄タイプの車両だとしても、後者がいったいどういうものを輸出したかよくわからない。小ロットなので輸組報でも詳細は出ておらず(国交回復後初の輸出契約なのに)、別の資料を当たったほうがいいのかもしれない。今後の課題。