展示原画と「校風物語」

弥生美術館に展示してあった原画の説明文より抜粋。原画の細密描写は特筆すべきものであるが、あとでNDLで探して印刷すればいいと思っていたら、この作品が掲載されている号はNDLはおろか演博にも所蔵がないのである。

「ミドリの名作 横浜フェリス和英高女の巻」工藤恒/高畠華宵『少女画報』1931/08
「女学校詩 名古屋市立第一高等女学校・白きライン」西条八十/高畠華宵 同1931/10

ただし1931年分であればデジタルライブラリーならびに大阪国際児童文学館で附近号から内容を類推することができる。工藤恒「校風物語」連載で、深谷美保子と高畠華宵が挿絵を担当しているようだ。このうち1931/6以外は大阪府立図書館(国際児童文学館)にあるので遠隔複写請求をかけてみよう(的を絞って集中投下するのが悪い癖ではある)
→「詩」は二色刷りらしい (さすがにこれは目次ではわからぬのでカラーコピーへ)

校風物語 こころの校章(頌栄高女の巻) 工藤恒『少女画報』1931/3 p.80
校風物語 輝きの歌(三輪田高女の巻) 工藤恒 ; 深谷美保子『少女画報』1931/4 p.70
校風物語 校庭に藤の花咲けば / 工藤恒 ; 深谷美保子『少女画報』1931/6 p.66
校風物語 純愛の鐘は鳴る / 工藤恒 ; 高畠華宵『少女画報』1931/9 p.50
操の色(東京実践女学校高等女学部詩) 西条八十『少女画報』1932/1 p.22