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Re: knock;luck

2010-01-09

さよなら

| 19:42 |

久しぶりに、長い時間起きている。起き続けている。久しぶりって言っても、二ヶ月とか三ヶ月とか、そのくらいなのだけど、その、二ヶ月とか三ヶ月とかの間にいろいろあったせいか、もう随分むかしのことに思えて、それがすこし笑える。


愛するひとが過去になった。

薄々気がついていた気もする。認めるのが酷く怖かった。如何せん、未成熟な喉で誰かに愛を叫び続けるには、7年という歳月は長すぎた。必死に抱え込んで抱き締めていたそれを手放すのが、手放した後の空洞が恐ろしくてしかたなかったし、他に腕の使い方もわからなかった。今も、両腕の中身はからっぽのがらんどうだけれど、その中を風が通って寂しい音をたてることや、鳥肌のたつような冷たさは感じているからどうやら、未だわたしの腕は生きて、わたしにくっついているらしい。


わたしは彼女に出逢って、そして愛した。ザッツオール。単純明快。


今のわたしの身体を探れば未だきっと、彼女が残した痕跡を見つけることができるだろう。たとえば皮膚の上に。たとえば喉の奥に。たとえば爪の内側に。それが何れ新陳代謝の波の中で消えてしまうのか、それとも刺青のように残るのかはわからないけれど、できることなら、残って欲しいな、とは思う。いつか、何年も何十年も先ふと思い出して、眺めて、懐かしいと笑えるようになればいいと思う。