http://www.nikkansports.com/race/p-rc-tp0-20070704-221932.html

http://www.sanspo.com/keiba/top/ke200707/ke2007070408.html

ついにと言うか、やっとと言うか、ダーレージャパンJRAの馬主になれるようで。それで、「社台の独占が終わる」とか「日本競馬はモハメド殿下で総なめ」なんて言われているけど、そんなことはないよなあ。


根拠の1つに、今回認可されるのはGodolphinでもDarleyでもなく、ダーレージャパン。バックにモハメド殿下が居るのは確かだけど、おそらくは高橋力氏が集めたり、生産した馬が所有馬になるのでは。資金は殿下から出るが(ダーレージャパンが使うお金の全てを殿下が出すとも思えないけど)、Godolphinから数多く回される訳ではないので、ダーレージャパンGodolphinと見るにはやや無理がある。つまり、Godolphinに比べたらレベルが落ちる。それでボコボコにされるほど日本馬は弱くない。


根拠の2つ目。
http://jra.jp/datafile/reading/o2006.html
昨年のリーディングオーナーの成績表。1位の社台レースホースの所有馬は290頭、2位のサンデーレーシングは307頭、3位のラフィアンが240頭。下級戦でもそこそこの賞金がある日本では、かなりの数を持っていないとリーディングの上位に食い込むのは難しく、決して安くない競走馬をダーレージャパンがさっきの数に対抗するほど所有するのは難しく思えるので、社台の運動会と言われる現状に劇的な変化は訪れないのではないかな。


なんて言っていると、なんだかダーレージャパン参入を快く思っていないようだけど、ただ冷めているだけ。だって、どー考えたって、GodolphinやDarleyの一番馬が回ってこないんだから、心が躍らない。Coolmoreは来ないね、来ない。あと来るって言ったら、Tanaka氏くらい?と思うと、くすぶっているたき火に水を掛けて、灰も追加した感じで盛り上がることもない。