2010-10-30
■「大学生のためのBOPビジネス論」サイト準備中、近日公開!

多くの学生の方々から、メールで連絡をいただき、BOPビジネスに関心を寄せてくれる若者がたくさんいることを非常にうれしく思います。毎日、朝メールをチェックするとき、今日はどんな学生の方からメールが来ているかなと楽しみです。彼・彼女らの質問に答えることは、こちらの勉強にもなって、大変有り難いです。卒論で、あるいは修士論文でBOPビジネスをテーマにするという学生の方がとっても多いことに驚きです。11月12日開催予定のBOPビジネス・ワークショップ(http://www.SugawaraOnline.com/BOP/workshop.html)へも、現時点ですでに20名弱の学生の皆様から参加の申し込みをいただいております。とにかくビックリです。
「自分のために利益をあげながら、相手のためにもなる」というBOPビジネスは、ハングリー精神ゼロで「この国には何でもある。だが希望だけがない」(『希望の国のエクソダス』村上龍)という日本に暮らす若者達を引き付けているんですね。
このような学生の皆様の研究進展にすこしでもお役にたてるように、現在「大学生のためのBOPビジネス論」というサイトを準備中です。そこでは最新の学術研究の成果が分かるようにしたいと思っています。
今年の6月にリオで開催されたAcademy of International Businessの世界大会で発表された研究のワーキング・ペーパーを、学生の皆様の研究目的に限って差し上げますと載せたところ(http://d.hatena.ne.jp/Seattle/20100910)、多くの学生の方から欲しいとの連絡を受け、予想以上でした。また最近のBOPビジネス研究の成果の一端を、ワーキング・パーパーとして執筆中ですので、こちらも研究目的に限って学生の皆様にお渡しします。「BOPビジネスの“違い”‐可能性と展望 (要約版)」(未発表)です。メールで御連絡を。
■ビジネス視点とNGO視点との大きな違い

昨日は、NGO界の星、富野岳士氏(国際協力NGOセンター事務局次長)がお越しくださり、「企業とNGOの連携-NGOは企業の真のパートナーになり得るのか」というテーマのもとで、特別講義を行って下さいました。金曜日の夜7時半からにも関わらず、70名が参加して教室はびっしり。花金に、みんなすごい勉強熱心と感心しました。
BOPビジネスについても、NGOの視点からお話し下さり、とても勉強になりました。ビジネス・サイドからの菅原の主張とは、こんなにもBOPビジネスの捉え方が違うのだと良く分かりました。NGOサイドの捉え方では、やはりBOPビジネスをCSRとのかかわりで論じるようです。プラハラッドとハートを始祖とするスタンダードなBOPビジネス論では、CSRは出てきません。
ビジネス視点からとNGO視点からのBOPビジネス論を、ごちゃまぜにして聞いてしまうと、なにがなんだか良く分からないということになってしまうと思います。BOPビジネスとCSRの関係についても、一度きちっと整理して論文にまとめなければいけないことが分かりました。






