星の旅

2010-08-07

子供を産むことは社会にとって迷惑であるというメッセージ

 時々、子供を産むことは社会にとって迷惑になるんだと思う。子供がじゃなく、子供を産む人という存在が。

 

 最近、契約社員の面接を受けに行ってきた。で、既婚という話をしたら、失礼ですが、という前置きがあって、子供を産む予定はあるのか? と聞かれた。聞かれたことについては特に怒りは感じない。当然聞かれるべき質問だったし。で、私は予定はないと答えたけど、産みませんとは言わなかったんだよね。店長さんは、その辺がすごく気になったらしく、どのくらい続けられるのか、とか質問を代えて聞かれた。そこだけが心配、とも言っていた。

 

 で、数日後、無事、不採用の通知を受け取ったわけだが。

 多分、私よりも良い条件の人がいたのだろう。出産のことだけではなく…。スキル的にも。店長さんが考えていることを非常にわかりやすく言ってくれたので、店長さんには何の気持ちもない。

 

 経営をする側、同僚として、多分、いきなり辞める、休むというのは非常に困ることだと思う。自分がその立場になったら、寛容になんて無理だよな。でも、何年に産む、みたいな計画、普通持ってるものなのかな。

 私は結婚を決めたのも、仕事ちょーど終わるし、同居してみるかーって旦那に言ったら、旦那が彼の親からちゃんと籍いれろーって言われて、じゃーいれますー、結納しろー、じゃーしますー、って感じで非常に主体性なく流されてきた。

 そのくらいの気持ちじゃないと、大きいことに立ち向かえないんだよな。何年までに結婚する! ってなると、はわっ もうあと2年!? 相手見つけなきゃっていうか相手ってどんな人がいいの!? ってなって結局、すぐに目標まで来てしまう。というのも、こればっかりは自分だけの問題じゃなくて、相手との兼ね合いとか、付き合ってるうちに、こんな感じでいかがですか? っていうのを無言なり、ある程度の言葉をもってなり、決めていくものだと思うから。

 やっぱり、子供を産むというのも、予定があって産むものというよりも、流れで生まれたりするものだと思う。もちろん、計画性をもって、何年までにいくら貯金ができるから、と産む人だっているだろう。しかし、そんなしっかりした人ばっかりじゃないからな。

 

 採用する際だったから、私は、少なくともこの店で、契約社員として働くのは少し大変そうということがわかった。

 面接時に、こういう確認をされるということは恐らく、就職した後も、あるのだろうなと想像する。子供を産むということが迷惑であるというメッセージが。先輩が、同僚が、後輩が、子供ができたといって辞める際とかに、「迷惑なんだよなぁ」と言葉にするか、言葉にしなくても空気で発しているのではないだろうか、と。

 

 いいや、それはほんの一部であって、ちゃんと社会は子供を歓迎しているんですよ! と言うかもしれない。でも、それは違うんだ。一番身近なところで歓迎されていなければ、それが全てだと時々人は思っちゃうんだ。それでまた、人は時々、子供を歓迎していても、子供を産む人までは歓迎していなかったりする。自己責任とか、計画的ならよい、ちゃんと、前もって教えてくれてればよいんだ、とか色々聞く。

 それって結局、「産むべきじゃない」というメッセージが見え隠れしてるんだよな。産むんだったら働くな、と。産むとわかってるなら採用しなかった、と。さらに言えば、産むとわかる人は採用しない、と。これは多分、「出産をきっかけに辞めるな」っていう意味なんだけど、自分の意志以外のところで、続けられない場合がすごく多い。仕事に復帰しようと思っても子供を預けられないとかさ、そもそも、会社の雰囲気が産休取るくらいなら辞めてくれって、雰囲気だけじゃなく実際に即してるケースもあるようだし。つまりは、産むべきじゃないってことなんだ。否定するのであれば、今の社会に置いて、という言葉を付けたしてもいい。

 

 落ちたことで、悪意的な見方をしているという自覚もある。一つのことで、全てを語るべきではない、と言うこともわかっている。少なくとも私の半径85?の出来事だ。それらの出来事はあなたの住んでいる地域独特の見方であり、他の全ての場所ではそのようなことは一切ないのでご安心ください、と言われれば、私はどれだけ安心することだろう。

 でも、私はそうではないことを知っている。

 新卒の時も、同じようなことで何度も落ちているしな。この辺をもっと上手な受け答えができるだけでも、採用の結果は違ってるんだと思う。それは、自分の今後の目標かな……。