旅人の手記 二冊目 - 蝉海夏人のブログ -

2009-02-08

ブログ開設講座を通して、雑感。

先週の火曜日から土曜日ですが、
ボランティア団体を対象とした「ブログ開設講座」の手伝いをしておりました。
これは、「大繁盛川口」という地元の有志団体が主催の事業でして、
「広報ツールとしてブログを立ち上げる」
サーチエンジン検索結果に出てくるブログ記事の書き方を学ぶ」
ブログをきっかけにネットワークを広げていく」
ことを目的としています。

内容は、最初にホームページを立ち上げる意義を話して、
それから具体的なブログ開設とその活用の方法を5日間かけて行いました。
私は会員の方々と一緒に、
コンセントLANなどの配線や机・椅子などの会場設備と、
講義中は質疑応答などをやったのですが、結構疲れたというのが本音です。
会場作りは慣れてくるとそうでもないのですが、
講義中は参加者のサポートをするときと、
聴いているときが結構不定形でくるので、割と神経を使います。
それもあってなのか、聴いているときは眠くなることもあり、
ある時などはうっかり寝落ちしてしまいそうになります(^^;
まあ、何とか堪えましたが……。

さて、感想ですが……。
まず、授業編成は納得のいくものでした。
受けるWebサービスが、メールはGmailGoogle)、ブログライブドア
使う画像編集ソフトはフォトショップエレメント。
動画はYoutubeなど、どれも汎用性のある選択手段でありました。
それと何と言っても、講師の方が巧い。
人を引き付けやすい流暢な話口でして、それでいて分かり易く身になる内容。
この方は数々の経歴のある方で、このときも「流石」と感じましたね。
その他の段取りも割とスムーズに言ったと思います。
少しの手違いはあったけれど、大きな支障には至りませんでした。
全体的に充分に意義のある講座でした。
興味・関心を持ってくれた人もかなりいたので、主催側としても参加者としても、
比較的成功ではあったと思います。

個人的なことですが、今回スタッフとして加わったことは良い経験になりました。
私はこの後、「大繁盛川口」に入会する予定でおりますので、
この調子で精力的に活動していきたいと存じます。
私をスタッフとして仕事を与えて下さった「大繁盛川口」の皆様には、
この場を借りてお礼を申し上げたいと思います。

それでは、主催者の皆様、参加者の皆様、講師の先生、お疲れ様でした。

「大繁盛川口 公式ブログ
http://kawaguchi.daihanjou.com/
ブログ構築&活用講座 大繁盛川口主催」(本講座のテキスト)
http://daihanjou.com/blog/

2009-02-01

岡田克也さんの講演を聴いて

先週、あることで機会がありまして、
衆議院議員・現民主党副代表の岡田克也さんの講演を聴きました。
話の内容としては、学生時代から現在に至るまでの経緯、
そして今の日本国民についてお思いになっていることと、
これから目指されること(特に政権交代を強調)が主なものでした。

さて感想なのですが……、全体を通して、手堅く纏まっている印象を受けました。
しかし、そこに安易に逃げるのではなく、
真面目な性格で誠実な信念を抱かれているということはそこそこに覗えたので、
それは良かったです。
ただ言葉そのものは、他の政治家や演者と同様、
抽象的過ぎる嫌いが見受けられたので、それは余り感心できませんでした。

あと、一つ引っかかったのは、日本国民政治家の現状についての言及。

「日本人は実は賢いということ」
「若者がボランティア活動に励み、果ては海外にまで赴き、危険な現場で慈善事業に尽くしている。これは、私達の(岡田さんの)時代では考えられなかったこと」
「地元の人たちと実際に酌み交わしてみると、真剣に国のことについて意見を持っている人は多く居ることが分かった(要望をダメ押ししてくる人も居たけれど)」
「給付金問題であるが、日本人の7割が、その政策自体に疑問を抱いている。確りとした意見を持っている」
政治家は何もしてくれない、という印象を抱かれていると思うが、真面目に考えてそれを実行している議員も多い。そして、そうあり続けたい」

こうした献身的な活動に一生懸命励んでいる若者や、
日本の現状について確りと考えや具体的な意見を持っている人達を応援するのは、
私としても賛成するところです。
しかし今の思潮・風潮を鑑みるに、
現状に苦しんでいる人々にも確りと目を向けるべきではないでしょうか。
環境のため不幸な精神状態に陥ってしまい、自分一人の世界に引き篭もってしまう人々、
または低俗な娯楽や快楽に手を染めて堕落してしまう人々、
更には罪まで犯してしまうような危うさを孕んでしまった人々……、
私はそうした人たちを、現実でもフィクションでも、幾度となく目にしてきました。
むしろ、岡田さんが話されたような善意あり、実行力のある人々は、
実は少数なのではないでしょうか。
こうした現状に対し、何らかのアクションは必要であると常日頃から思います故、
現代社会・思潮の問題点についても確りと言及して欲しかったです。

一通りお話が終わった後、観客からの質疑応答がありましたので、私も参加しました。
そこで私が質問した内容は、こんな感じでした。

ソクラテスの言葉に『快は善のために成されるべきだ』というものがありますが、読書やそこから繋がる学問というものにもそれが当て嵌まる、つまりはそれらにも思想性と娯楽性があるとすれば、それは以下の様にして機能するのが最善と、あなたはお考えですか?」
(岡田さんが学生時代の話をされたときに、読書が論題に挙げられました)

緊張してしまって、少し回りくどく、伝わり難くなってしまったと思います(滝汗)
岡田さんには、この場を借りて、お詫び申し上げます……。
さて、それで岡田さんのご返答なのですが、まず「楽しむこと」、
そこから「思想」を紡ぐことが大事とのこと。
また個別に、
「考え方は変わるもので、20〜30年前にアンダーラインを引いた部分は、 今では何で引いたか分からないこともある」
という考えも口にされました。
つまりは読書も「自分が楽しむ」ということが大事ということですね。
そこから知識・徳性へと繋げていくのがベターであると。
まあ、順当な回等であると思います。
私自身も、これには賛成するところがありました。

あと、この質疑応答で、もう一つ気になるものがありました。

「岡田さんが民主党で一番大変だったこと」という質問が上がったときに、
小泉首相アメリカとの関係について話した合ったとき」
とお応えになったものなのですが……。
その談話で小泉氏が「アメリカの言うとおりにやっていればいい」という旨の言葉を、
口にされたとのことでした。
岡田さんはこのことに対して、
「何も考えもせず、それで良いのか。ならば、日本に総理大臣なる存在が必要なのか?」
と、かなり疑問に思われていましたね。
私としてはこれを鵜呑みにするつもりはありませんが、
小泉時代の政策を鑑みる限り、けして全く根拠のない話とも思えません。
実に考えさせられる一抹でした。

長くなりましたが、総じて考えてみると、いい刺激にはなったと思います。
貴重なお話をして下さった岡田さん、ありがとうございました。