こんな話どう思う(1)


こんな話どう思う(1)2009年2月1日掲載

数十羽のはとが群れをつくってまたかえってきます私はこのような光景を子供のころよく見かけました、その中の一羽のはとが野バトと出逢いその生活ぶりをうらやましく思うのです。

すきな時に、すきなように飛び遊ぶことができる生活がしたいと思いました、家をはなれて野バトとして生活をはじめました、数日間は楽しい生活ができて自分はよい選択をしたと思い感謝しました。

雨が降り、風が吹き、雪が積もりました、すると心配ごとが生れていることに気が付きます、食物の蓄えがないと心配になります、次の日から一生懸命に働きます。

約一週間くらいの食物が蓄えられましたが満足できず、さらに一生懸命以前にまして働き非常に疲れました、羽根が抜け落ち、やせ細った自分に気が付きます。

自由がなかったが、ときたまの散歩が楽しかったと思い過去を振り返ります、仲間とのトラブルもなつかしく思うようになりました、以前の生活が本当にうらやましく思えてきたのです。

帰る家があって決まった時間に与えられる食事が心の安らぎを与えてくれる、自分の選択が間違っていたと心から悔やんだということであります。

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