クイズ。

こういうクイズ、知ってますか?
「海辺に,あるレストランがありました。そのレストランに一人の男が入ってきました。
 しばらくメニューを眺めていた男はある料理名を見つけ,おおと声を上げ,懐かしそうな顔でその料理をウエイターに頼みました。その料理の名前は海亀のスープでした。
 海亀のスープが運ばれてきて,男はさっそくそのスープを飲み始めましたが,2,3口飲んだところで手が止まり,見る見るその顔が青ざめていきました。
 それ以上男はスープを飲もうとはせず,青い顔のまま料金を払ってレストランを出ていきました。

 次の日,海辺のレストランの近くでその男が死体で発見されました。死因は自殺でした。

この男はなぜ自殺をしたのでしょう?」

…これだけで分かるわけはないんですが。
実はこれ、FBIが新人研修で使用していた問題という噂があるんですが、趣旨は各々の推理能力をはかる事にあるらしいです。
解答者は出題者に対し、いろいろな質問を投げかけ、出題者はそれに対し「YES」「NO」「関係ない」の3種類だけで答えます。
最終的に真相を看破できるかどうか、というものなんですが。

どなたか挑戦してみませんか?

※ちなみに模範解答例は→「海亀スープ」問題←こちらにあります。



『眠り姫は目覚めない』

劇団がんぐりごん第5回公演
中野富士見町PlanBにて。


売れっ子少女漫画家姫野いばら。アシスタントの同人オタク東四柳順一郎、所帯持ちのオカマ遠藤恵三と共にいつも締め切りに追われてろくに睡眠も取らずに漫画を描き続けている。
が、そんな毎日も彼にとっては好きな漫画を描いていられるという点では幸せな日々だった。そのはずだった。
そんなある日、新しいアシスタントとして少女漫画女、菊川乙女がやってくる。
姫野の大ファンと称する彼女の質問に答えるうち、姫野は自分の生活の違和感に気付かされていく。


タイトルで想像した通り、夢オチに属する話。
この系統の話で面白いと思えるのはなかなかないんですが、今回も正直話としては微妙でした。
やっぱりどこまでが“現実”でどこからが“夢”なのか、その線引き一つで物語の意味合いが全然違ってしまい、それが脚本の意図するところと観客の受け取り方のズレを大きくする原因となってしまうのではないかと。
演じている役者は、それぞれキャラも明確に立っていて好感が持てました。
特に菊川乙女役を演じていた加藤悦子さんは、“夢”でのキャピキャピ(死語)したキャラと、“現実”でのしっかりした女性編集者のキャラの演じ分けが見事でした。
次回はもっと明るい話を希望。