外国人登録証と健康保険

Shimiken2006-06-05

申請から1ヶ月以上たった先週、外国人登録証を受け取った。これで永住権が証明されたはず。パスポートのかわりにもなり、週末にドイツ側に入ったときもこれだけで足りた。公用語が4つ書いてあっても、どれも英語でないことに注目。


これに伴い、健康保険がやっと解決した。法的には入国後3ヶ月以内に健康保険に入ればいいのだが、いつ病気・ケガがあるかわからないので早いに越したことはない。しかし、申込書類をおくって待てども連絡が来ない。アメリカでの保険が(おそらく)出国後1ヶ月は使えるのだが、それも過ぎてしまっていた。問い合わせたら、外国人登録書のコピーを送るように言われ、2日で保険の書類が来た。


アメリカでもこういう手続き的な難しさはよくあった。ソーシャルセキュリティー番号をとるのに、テロ以降1ヶ月以上かかるようになり、その間免許証がとれない(国際免許証をもってくればいいのだが)。


スイスの場合、本当は外国人登録証がなくても、先に住民票をとって送るなどの手段があったようだが、1ヶ月以上病気もケガもなかったのでこれでよしである。

多国籍

研究所の私がいる2階は、私で16個目の国籍らしい。研究所は町の多国籍を濃縮している。

3時頃に植物園カフェで一休みというのが研究所のスタイルになっている。休日でもけっこう人がいる。今日はロシア出身の技官の人と話ができた。チューリヒには2000人のロシア人がいるそうだ。日本人の2倍ほどである。出身地だというペテルスブルクには大きな標本庫があり、近いうちに訪ねる必要があるのだ。現状のロシアはビジネスマンには暮らしやすくても、科学者は冷遇されているといった話を聞かせてくれた。

台湾からの学生もいる。アメリカで繰り返し経験したことだが、Taiwaneseの対日感情は驚くほどによい。日本側があまり意識していないので片思い的だが、心にとめておく価値のあることだと思う。