たくしー


「人生タクシー」を見た。監督自身が運転するタクシーの車内で、ダッシュボードに設置したカメラで乗客を撮影する形で作られた作品。一見するとドキュメンタリーのようにも見える作品だが、乗り込んでくる乗客たちとのやりとりからイラン社会のひずみや問題を透けて見えさせるじつに緻密に設計された社会派映画でした。で、これがむちゃくちゃ面白い。国から映画を撮ることを禁止されている監督が、限定された制作環境を逆手にとって作り出した傑作ですね、これは。写真展もぶじに3日目終了。ずっと満席状態で大盛り上がりでした!楽しかった〜!!来てくださったみなさま、ありがとうございました。