特に書くこともないので、先月買った『ベルエポック』逢坂みえこ集英社)の話。


すぐに読み終わっちゃうし、割と早くオフで見かけるんだけど、
唯一、毎年(年1回くらいしか出ない……)新刊で買ってる女性向け漫画。


日本のYAファンタジーや少女漫画の女主人公てのは、たいてい超人的に強いか守られる側にあることが多い(偏見アリ)。
それに比べて、海外(アメリカ)の方は強いには強いんだけど、
「女性」として強いものが多い。タフっていうのかな。
まー、フェミニズムSF論まで書かれるような国だからな。


マーセデス・ラッキーの〈VOWS AND HONOR〉シリーズなんかは、
あらすじ的には黒の女剣士と白の美少女魔法使いっていうまるで富士見なんだけど(笑)、
やはりひじょうにタフで、女性としてプライドを持っている感じ。
自分というものを持っているというのかな。


さて、で、『ベルエポック』。
これはおもに30代の女性たちの生き方をテーマにしたオムニバス。
いちおう主人公はいるけどね。
この漫画は割と海外のSFなんかの女主人公に近い気がする。
まー、男の俺がそう思うだけで、女性はどういう見方をするのかわからないけど。
最後が理想論的な独白で終わるのがちょい気になるけど、
それでも、「女としてがんばる」といった感じが好き。


個人的にはやおい妻の話が好きだけど(笑)