業務日誌

2006-08-07 月曜日(晴)@横浜

[]MEMORY

メモリー 下 (創元SF文庫)

メモリー 下 (創元SF文庫)

『メモリー』ロイス・マクマスター・ビジョルド創元SF文庫読了

SFでは、唯一、毎回楽しみにしているシリーズもの。

発売日が延びるのは馴れたけど、

まさか、発表されてから1年も待つことになるとは思っておりませんでした。

しかも、外伝挟んでるからマイルズは4年ぶり。

表紙の絵がつながらないのが、なんかつまらない……(笑)

敵の砲弾の直撃を受けたが、無事低温蘇生したマイルズ。

しかし、その後遺症のため、作戦中に危うく救出すべき人質を殺しかけてしまう。

それが原因で、イリヤンから、機密保安庁の医療退役を言い渡される。

もう傭兵艦隊も率いることはできない。絶望の日々を送るマイルズ。

一人で邸に籠もっていたが、イリヤンがおかしくなったという話を耳にする。

彼の記憶チップに異常が現れ、30年間の記憶がフラッシュバックしている状態らしい。

上司であり、さらには幼い頃から面倒をみてきてくれた彼の様子を知ろうとするが、

機密保安庁は何も教えてくれない。

そこでマイルズは、皇帝の代理人としての聴聞卿の地位を一時的に手に入れる。

はたして、イリヤンのチップは自然劣化なのか、それとも何らかの攻撃なのか?

調査を始めたマイルズだが、保管庫に、彼が入室したはずのない記録を見つける!

待ってた甲斐がありました。やはり面白い。


帯に、シリーズ最大の転換点! とあるけどまさにその通りで、

マイルズは軍をクビになり、さらにネイスミスの身分も失ってしまう。

彼だけでなく、グレゴールやイリヤンも、人生の大きな転機を迎える。

イワンだけは相変わらずで一安心(笑)

イリヤンは普通にいいおじさんになっちゃって、ちょっとショック。


今回は傭兵隊を指揮することはないけれど、

頭脳を高速回転させ、人々に指示を出し、その中で皮肉やユーモアも忘れないマイルズの姿は非常に魅力的。

新たな身分を手に入れた彼は、SFミステリタッチの今作によく合っている。

やはり、のんびり腰を据えているマイルズは似合わない。


冒頭から本来の自分を考え続けるマイルズは、ラストで答えを出す。

戦士志願』のときから大人になった彼だけど、その決意は少しさびしい。


早くつづきを読みたいけど、また何年も待たされるんだろうなぁ。

キャラクターを忘れちゃう。

アラールっていつ隠居したんだっけ?

でも、来年は、ファンタジー・シリーズが翻訳されるそうです。

スピリット・リング (創元推理文庫)』はあんまり面白くなかったからなぁ。


ところで、何年か前のSFマガジンで、マイルズの結婚短篇がある、みたいなことを読んだんだけど、

誰と結婚するんだろ? まさか、タウラ?(笑)

他の方の感想

http://d.hatena.ne.jp/AllStarMoves/20060804/p2

http://d.hatena.ne.jp/tot-main/20060804

http://d.hatena.ne.jp/kanan_nacanan/20060731/1154316857

http://d.hatena.ne.jp/tema/20060730#1154254517

[]『ビッグコミックスピリッツ』『ヤングマガジン』『週刊プレイボーイ


 ビッグコミックスピリッツ

・『日曜、午後、六時半。』浅野いにおさんの新連載

 学生時代、映研にいて、脚本を書いていた江園。

 しかし、結局書き上がらず、今も何もしない日々。

 ある日、突然父が何も言わずに失踪してしまった……

 いつものような、何の目的もない若者が、何かにやる気を出す系?

 題名は、家族ものってことかな?

・『竹光侍』作・永福一成&画・松本大洋

 長屋に引っ越してきた侍。

 正体不明で、周りは色々噂するが………

 実は、松本大洋さんの絵はあまり得意じゃないんですが、

 これはけっこう気に入りました。

・『バンビーノ

 なかなか様になっている省吾。

 しかし、野上と一緒に来ている客が、一筋縄のはずがなく……

・『闇金ウシジマくん』

 沼田から逃れるため、店を移った瑞樹。

 しかし、彼はすぐそばに!

・『ハクバノ王子サマ』 

 多香子サマ、斬られる!

・『Cherry

 このままでは借金は返せない。

 そこで、風子が決意したことは?

・『SKIN』

 巧の学生時代の恋人、麗美。

 彼女はタクシーで事故に遭い、火傷を負ってしまう。

 巧は気にしないというのだが……

・『ボーイズ・オン・ザ・ラン』お休み

・『出るトコ出ましょ!』お休み

・『オメガトライブキングダム』お休み


 ヤングマガジン

・『Y十M

 ついに具足丈之進を仕留める。

 しかし、天丸は逃げだし……

・『わにとかげぎす

 ヤクザの金庫を無事盗み出す二人。

 一方、山小屋に謎の男が……

 やはり、変な友達が増えて行くだけの漫画じゃなかったか……

 嫌な展開になっていきそうだなぁ。

・『赤灯えれじい

 仕事が終わり、チーコが帰ってくる。

 稲葉さんの娘は何か関わってくるのかな?

・『みなみけ』 

 昔に比べて口数が増えたチアキ。

 一方、マコトは……

・『カテキン』

 ダイエットを始めるナナ。

 80kmの車から手を出すと……ってホント?

 初めて聞いた。

・『空手小公子小日向海流』

 海流はカウンターの肘を狙っていたが……


 週刊プレイボーイ

・『キン肉マンII世

 チーム・コースマスの技、まどろっこしいよ。

 ところで、コースマスってなに?

[]9月の主な海外SF・FT・ミステリ(その他)新刊予定

http://www.honya-town.co.jp/hst/HT/kinkan/bunko/01_b.html


ハヤカワSF

・『アークエンジェルプロトコル』……ライダ・モアハウス

・『氷と炎の歌1 七王国の玉座(5)』……ジョージ・R・R・マーティン

・『宇宙英雄ペリー・ローダンシリーズ327 月面脳ネーサン』……クナイフェル&エーヴェルス

・『永遠の戦士エルリックストームブリンガー』……マイクル・ムアコック

・『海底牧場』……アーサー・C・クラーク

ハヤカワFT

・『エレニア記3 四つの騎士団』……デイヴィッド・エディングス

・『魔法の国ザンス17 名誉王トレントの決断』……ピアズ・アンソニイ

ハヤカワHM

・『ドライブ』……ジェイムズ・サリス

・『黒と青(上下)』……イアン・ランキン

・『シャッター・アイランド』……デニス・ルヘイン

・『断崖の骨』……アーロン・エルキンズ

ハヤカワNV

・『ガラスの靴(1)』……シーラ・ヤン・ユアン

・『ソドンヨ(1)』……チョン・ジェイン

ハヤカワepi

・『犬は吠える(1)ローカルカラー/観察日記』……トルーマン・カポーティ

・『犬は吠える(2)詩神の声聞こゆ』……トルーマン・カポーティ

ハヤカワ演劇文庫

・『ニール・サイモン(1)』……ニール・サイモン

・『アーサー・ミラー(1)』……アーサー・ミラー

HPB

・『美しき罠』……ビル・S・バリンジャー

単行本

・『遺す言葉、その他の短篇』……アイリーン・ガン

・『デカルトの暗号手稿』……アミール・アクゼル

異色作家短篇集

・『レベル3』……ジャック・フィニイ

・『虹をつかむ男』……ジェイムズ・サーバー

ハリネズミの本箱

・『消えたトラを追え!』……ローラ・E・ウィリアムズ


創元SF文庫

・『移動都市』……フィリップ・リーヴ

創元推理文庫F

・『もしも願いがかなうなら』……アン・マキャフリー

創元推理文庫

・『ルシタニアの夜(上下)』……ロバート・ライス

・『毒杯の囀り』……ポール・ドハティー

・『ニコチン・ウォーズ』……クリストファー・バックリー

創元ブックランド

・『レオンポテトチップ選手権〈上下〉』……アレンカーズワイル


河出文庫

・『シャーロック・ホームズのSF大冒険(上下)』……日暮雅通・編


講談社文庫

・『ナイト・フォール(上下)』……N・デミル


ランダムハウス講談社文庫

・『ダライ・ラマとパンチェン・ラマ』……イザベル・ヒルトン

・『謀略上場(上下)』……クリストファー・ライク

・『いにしえの月に祈りを』……レベッカヨーク

・『記憶の棘』……ジョナサン・グレイザー


集英社文庫

・『公爵家の相続人』……ローリー・キング

・『わが父、ジェイムジ・ヘリオット(上下)』……ジム・ワイド


小学館文庫

・『ペインテッド・ハウス』……ジョン・グリシャム


新潮文庫

・『ホームズ二世の事件ファイル』……フリーマントル

・『オウエンのために祈りを(上下)』……ジョン・アーヴィング


ソニー・マガジンズ villagebooks

・『緑の迷路の果てに』……スーザン・ブロックマン

・『すべてはその朝始まった』……ジェイムス・シーゲル

・『天使が震える夜明け』……P・J・トレイシー

・『三毛猫ウィンキー&ジェーン3 すったもんだのステファニー』……エヴァン・マーシャル

・『死は聖女の祝日に』……リサ・ジャクソン


中公文庫

・『コンスエラ七つの愛の狂気』……ダン・ローズ


扶桑社ミステリー

・『ジェシカ・コラン(仮)(上下)』……ロバート・ウォーカー

・『キャスト・オブ・シャドーズ(仮)(上下)』……ギルフォイル

・『血のついたエッグコージー(仮)』……J・アンダースン

・『ブレッド・ブレイン(仮)』……デビッド・ショー


二見ミステリ文庫

・『ハートのクイーン』……ヘザー・グレアム

・『イグザクト・リベンジ』……ティム・グリーン

・『彼女』……A・N・ワードスミス


文春文庫

・『真夜中の青い彼方』……ジョナサン・キング

・『緋色の迷宮』……トマス・H・クック

・『倒錯の罠女精神科医ヴェラ』……ヴィルジニ・ブラック


早川書房は、

『アークエンジェル・プロトコル』はSFミステリ。

出版社のサイトだと、青背なのかHMなのかわかんなかったんだけど、SFの模様。

『魔法の国ザンス』は久々。

『遺す言葉、その他の短篇』はアイリーン・ガンのSF短篇集。

出るとは発表されてたけど、単行本かぁ。

『デカルトの暗号手稿』はノンフィクション

題名からして凄いそそられるんだけど、やはり単行本。高いよ。

来月は異色作家短篇集の月。

『レベル3』と『虹をつかむ男』が刊行。

ところで、ハヤカワ演劇文庫ってなに? 前からあったっけ?


創元は、

SFで『移動都市』が発売。かなり面白そうなんだけど、シリーズって言うのが引っかかる。

『ニコチン・ウォーズ』は文庫落ち。『パラダイスモーテル』も落ちないかなぁ。

創元ブックランドから出る『レオンとポテトチップ選手権』は題名がそそられるけど、

シリーズものの2巻なんでパス。


河出文庫からは、

『シャーロック・ホームズのSF大冒険(上下)』が発売。

シャーロック・ホームズのSFパロディのアンソロジー

これが来月予定最大のサプライズ

何年か前の『SFが読みたい!』(だったかな?)に予定があって楽しみにしてたんだけど、

てっきりぽしゃったのかと思ってました。


中公文庫の『コンスエラ七つの愛の狂気』は文庫落ち


あと、買わないけど光文社古典新訳文庫なんてのが出るそうです。


来月も新刊ラッシュだなぁ……