Teatro Massimo
『ゴッドファーザー PART3』*1の撮影にも使われたらしいけど、観たっけなぁ……
毎正時のガイドツアーで中を見学できる。
ここに限らず、ガイドツアーはよくある。
普通の見学では入れない所や、そもそもガイドツアーじゃないと見学できない所が多いので、説明がわからなくても、旅行に行く方は参加をオススメ。
写真はここまで。
この先は、豪華な劇場内、暗殺したりされたりするロイヤルボックス、声が反響するため密談するよう広間、リハーサル部屋、などを見学。
ホテルのそばに戻って軽食。
ホウレンソウのアランチーニとカンノーロ。
カンノーロはシチリアのお菓子で、懐かしのコロンを巨大化させた感じ。
あまり甘くないとのことだけど、やはりヨーロッパの菓子は甘いよ。
NO QUEST FOR THE WICKED
魔法無用のマジカルミッション (?魔法製作所) (創元推理文庫)
- 作者: シャンナ・スウェンドソン,今泉敦子
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2012/09/12
- メディア: 文庫
- クリック: 16回
- この商品を含むブログ (12件) を見る
未だに、日本オリジナル書き下ろしって事情がよくわからないけど。
(株)MSIのマーケティング部長ケイティは退屈していた。魔法の悪用を企てる輩に勝利をおさめたのはいいが、競争相手のいない市場でのマーケティングなど、サルでもできる。そんなとき、魔力を失ったのを好機と、魔力をもつ者が読むと正気を失う古写本の解読にいそしんでいたオーウェンが、とんでもないことに気づいた。権力への渇望を生み出し、他者を支配する力を与える危険な石〈月の目〉が、こともあろうにニューヨークのティファニーに現れたというのだ。放っておけば、世界中が大混乱に陥ってしまう。オーウェンはケイティとともに追跡を開始する。日本オリジナル書き下ろし。大人気シリーズセカンド・シーズン開幕。
物語は前作から三ヶ月後。
イミューンとなってしまったカップルが故に騒動に巻き込まれるが、同時に彼らでなければ事態を収拾できないため、ニューヨークを駆け巡る。
回数を重ねてきたシリーズものだから今更キャラクター紹介はないし、それでいながら物語に関わるキャラクターが多いため、それぞれの魅力が出しきれているとは言えない。
また、魔法が使えなくなったオーウェンは正直、キャラクターとしての印象が薄い。
しかし、たった1日の大騒動というのは、次から次へと問題が持ち上がり、非常に推進力が強い。しかも、魔法が使えないため移動も限定され、それがより物語の密度を高めていると思う。『24 -TWENTY FOUR』じゃないけど、この1日の出来事という方が現代ニューヨークを舞台にしたドタバタファンタジーに合ってるんじゃないかなぁ。
また、いつものメンツに新味はないけど、久々登場のおばちゃんとミミという二大怪獣の存在感が圧倒的で、総合的に今までで一番賑やかだったと思う。
ずっと町を走り回っているため、魔法会社としての印象は限りなく薄く、業務の紹介は前シーズンまでで、2ndシーズンはこの方向で行くのかしら?
ケイティに新たな問題が起きたし、続刊を待ちましょ。