Monsanto
9/10
エヴォラから5時間弱。
ポルトガル旅行のきっかけになったのが、モンサントの写真を見たこと。
1938年に「ポルトガルで最もポルトガルらしい村」に選ばれた。
そのときにトロフィーとして贈られた銀の雄鶏は、時計塔の上に設置されている。
山の上の村なんで、登り基調。
この段階で、なかなかいい感じ。
村の中に巨石が転がっているのではなく、巨石が建材になっている!
家の中。
これは空き家(?)だったけど、さすがに住んでる家は、中は均してるよなぁ。たぶん……
3時間弱ほど、歩きまわったかな。
ファンタジーの目的地の途中に出てくる村みたい。
路地好きとしては、変わり種で、期待通りに楽しめた。
ただ、「ポルトガルで最もポルトガルらしい村」って誤訳じゃね?
「ポルトガルで最も特徴的な村」とか。
どう観ても、ポルトガルらしくはないよなぁw
四日目つづく
SWAMPLANDIA !
- 作者: カレン・ラッセル,原瑠美
- 出版社/メーカー: 左右社
- 発売日: 2013/09/06
- メディア: 単行本
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南フロリダの湖沼地帯。マングローブ林の中の家族経営のワニ園〈スワンブランディア!〉は、開園以来の危機を迎えていた。パパの司会のもと、ワニだらけの池に飛び込んでみせるたったひとりのスター、ママのヒローラ・ビッグツリーががんで死んでしまったのだ。客足は遠のき、暇にまかせて姉のオッシーは怪しげな降霊術?にのめり込む。パパは本土へ〈スワンブランデイア!〉のリニューアル資金を稼ぎに渡り、兄キーウイは本土のライバルのテーマパーク〈暗黒の世界〉に忍び込む……
雰囲気が『ハッシュパピー』*1にかなり似ている。
そんなわけで、主人公一家は黒人ではないんだけど、エーヴァは完全にあのアフロの女の子に脳内変換。あと、バナナワニ園w
ついでに映画で例えるなら、『ビッグフィッシュ』*2にも感触似てるかな。ただ、こちらはワニ園という非日常がエーヴァの日常であるから、彼女たちにとっては外の普通の世界の方が、冒険しなければならないファンタジー世界。
島の天才キーウイは本土では低賃金で働く世間知らずだし、姉のオッシーがいつの間にか操船を覚えていたという事実よりも幽霊が動かしている方が信憑性がある。
おじいちゃんはボケて、完全に向こう側(ある意味)の世界に行っちゃってるし、外の世界を知っている父親は目立たずに溶け込む方法を身に付けているため、惨めではあるが、その生活にワンダーはない。
しかし、ほとんど〈スワンブランディア!〉の外を知らない三兄妹にとってはそこは未知の世界で、特に母の跡を次いでワニレスラーを目指していたエーヴァは純粋培養された存在であるため、乗り越えるべき困難も、たどるべき冒険も、上の兄姉に比べて、非常にハード。
沼地の伝説である、死者の国の入り口、鳥を操るバードマン、草おんなと遭遇して、成長し、世界の真実を知っていく。
ただ、エーヴァには、世界をファンタジーとして捉えていて欲しかったなぁ、と言うのはエゴかな。母親の死によって、否応なく現実と向き合わなければならなくなったとはいえ、カレン・ラッセルは少女の成長に痛みが必要、という考えがあるように見える。
まぁ、キーウイがいれば何とかなりそうなんで、未来に希望は持てるかな。
やなせたかしさん死去
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131015-00000104-mai-soci
個人的には、アンパンマンより絵本のイメージが強いんだよね。
やなせたかしの『チリンのすず』はヴィジランテ活動及び復讐の虚しさを表しているので、アメコミ者にもオススメ。
- 作者: やなせたかし
- 出版社/メーカー: フレーベル館
- 発売日: 1978/01/01
- メディア: 単行本
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