Mad Max: Fury Road



『マッドマックス 怒りのデス・ロード』鑑賞


荒廃した近未来を舞台に妻子を殺された男マックスの復讐劇を描いた「マッドマックス」(1979)のシリーズ第4作。85年の「マッドマックス サンダードーム」以来30年ぶりの新作となり、過去3作でメル・ギブソンが扮した主人公マックスを、新たに「ダークナイト ライジング」「インセプション」のトム・ハーディが演じた。資源が枯渇し、法も秩序も崩壊した世界。愛する者を奪われ、荒野をさまようマックスは、砂漠を支配する凶悪なイモータン・ジョーの軍団に捕らえられる。そこへジョー配下の女戦士フュリオサらが現れ、マックスはジョーへの反乱を計画する彼らと力をあわせ、自由への逃走を開始する。フュリオサ役でシャーリーズ・セロンが共演し、監督・脚本は過去3作同様にジョージ・ミラーが担当。

制作決定の報を聞いた時、今更『マッドマックス』の新作ったって、ピンと来ないよなぁ……と思ってたんですが、予告に映し出される、肩アーマー、出っ張ったエンジン、珍妙な改造車を見せられたら!


ヒャッハー!


弥が上にも盛り上がる期待!


ヒャッハー!


ロード・オブ・ザ・リング』や『アベンジャーズ』を見た時の満足度に近いかも。
すなわち、こういう世紀末が見たかったんだよ!
世紀末像を確固たるものにした『マッドマックス2
結局、30年以上、その後に続いたのは劣化コピーだけ。
『マッドマックス』を超えるのは『マッドマックス』なのだ!


前作との関係性は無視していいのかなぁ?
共通するアイテム―インターセプターやオルゴール―はあるものの、それぞれを考えると矛盾をきたす。
とりあえず1作目はあるとして、内容は『2』に『サンダードーム』の味付けをして、30年間煮込んだ感じw


むしろ、マックスは、どこからともなく現れ、変化をもたらし、どこへなりとも去っていく、マレビトという神話的存在としてみるべきなのかも。


まぁ、そんなことは考えずとも、ヴィジュアルで酔うべし。
イモータン・ジョーの砦が素晴らしい。
人権を無視し、残酷でグロテスクだけど、あの世界での理にかなったシステマがたまらん。
あとは、珍妙な改造車と珍妙な改造人間を好きなだけ愛でられる。
個人的には武器将軍が大好き。
あとは全く役に立たないのに、強烈な存在感のバンドカーw


ほとんど砂漠でのカーチェイスだけしか出てこない映画なんだけど、それを飽きさせずに120分見せる腕力!


マッドマックス2』『北斗の拳』を初めて見た、あの頃を思い出すはず!


ヒャッハー!


あと、4DXオススメ!