愛媛県総合科学博物館 見学

今年は土曜に祝日になっていることが多いらしく、会社の特別休日として6/9が指定されてしまい、平日に休暇が取れてしまった。
てことで、前々から行きたかった、
 


愛媛県総合科学博物館 に行ってみる。
 

まずプラネタリウムを見て。
 

期間限定の企画展へ。
 
常設展示でも、宇宙開発関係の展示は多いのですが。

VRで火星体験とか(私にとっては、VR自体が初体験です)
 



糸川先生や、はやぶさはやぶさ2、あかつきの紹介だけでなく。
 

実際に宇宙を旅してきた熱保護膜の展示など、貴重な展示もあり、この辺は期間限定らしい充実ぶり。
 
常設展もボリューム多いのですが、

動く恐竜。15分おきですが、この2体の恐竜、動いて唸ります。
 

愛媛県に即した展示。ナウマンゾウの化石は瀬戸内海でも、あちこちで出土しているそうです。
 
常設展4Fを見終わったというので、次は3Fへ。

はいはい、こちらですか。
 

吹き抜きのスロープかよ。こえーよ。
 

下から見た時、あのスロープなんだろう、とは思ったけど、3階→1階はともかく、4階→3階はマジ怖い。
 
手すりに捕まって、ビクビクしながら入った3Fにも色々な展示があるのですが。

私にとってヒットだったのは、やっぱりここ。「素のゾーン」。
 
色々な物理実験的な体験学習が出来るゾーンなのですが。


慣性モーメントとか、レベル高い。
位置エネルギーが運動エネルギーに転換されるのは初歩的な物理だけど、リアルは質点ではなく剛体と考えた方がよく、回転エネルギーへの転換を無視できないので。同じ高さから坂を転がし落とすと、回転体の密度分布で地面につくタイミングが変わってしまう……という話だけど、これ完全に大学で学ぶ物理理論です。
 
他にも、産業に関する展示とかよかったですね。


北条で開発された、F3000のエンジンとか。
 

みかんの国としては外せない、みかん栽培に関する展示。
 

新居浜としては外せない、別子銅山に関する展示。
 
今回、正午着ぐらいで、3時間半ぐらい滞在していました。
が、常設展示の半ばぐらいから、疲れちゃって、後半は飛ばし飛ばしみてたんで、もう一回、行ってみよう、という気にはなってます。
 
なにせ、


インフレーション宇宙論とか、1980年代の宇宙論の爆発的進化とか、予備知識持ってる私でも、解説を読むのはなかなかヘヴィ。
分かりやすく、飽きさせない工夫をこらしてはいるのですが、生物・地学分野も、かなり詳しく書いているんだろうなぁ、と思っていつつも体力的にスルーしてしまいました。
 
全部で写真を100枚越えて撮ってきたですが、やはり後半の生物分野は興味が薄いのか、ちょっと少ない。
サンゴ礁の成り立ちとか、ホログラムを使った心臓が立体的に見える展示とか、興味を惹かれるものもあったのですが、既に20枚越えで写真を貼り付けてるので、その辺まで紹介すると、Blogが重くなってしまいそうで心配。
 
終盤、産業の紹介としていうことで、もっと身近な科学を紹介しているのは、素晴らしいことだと思います。
研究室や宇宙基地だけでなく、農場にも漁場にも、どこにだって、最先端の科学技術が存在することを示しているのは大事なことだと思いました。
 
よい時間を過ごせたと思います。