ビール嫌いの方へのオススメ（ビールについて 其の二）
※当エントリはワタクシの完全な独断で構成されています。特に「アサヒ・スーパードライ」等を愛されてる方におかれましては、ぜひ読み飛ばして頂ける事をオススメします。
ビールに対して「苦い。マズイ。」という感想を抱かれている方は、おそらく「アサヒ・スーパードライ」に代表される「喉ごしオンリーの炭酸アルコール」を「ビール」と認識されてると思うのです。それならば確かに「マズイ」と思っても致し方ないかなと思います。私自身も母親がドライ党だった事もあり、長年ビールに対してそのような悪感情を抱いておりました。
でも。ビールってホントはそんな糞みたいな飲み物じゃないんです！ 様々な味と香りを愉しむことが出来る、素晴らしい飲み物なんです！！ ここから幾つかオススメを書いてみるので、良かったら試してみてクダサイ！ 特に都内の眼鏡娘の方、ぜひ一緒に飲みに行きましょう（違
■「ビールは苦くてダメ」な方へ
オーケー。それでは「フルーティーな香りと味が愉しめるビール」は如何ですか？ 一連のベルギービールをオススメします。ベルギービールの種類と味に関しては次のアドレスを参照下さい。
様々なスパイス・ハーブ・フルーツを用いて作られたベルギービールは、味気ない日本のビールとは全く別物。中でも私のオススメは「ヒューガルデン・ホワイト」。透明感のある香りと味わい、コレで私はベルギービールに目覚めました。特に甘さ控えめ系のカクテル等を愛飲される方には、ぜひとも一度試して欲しいです。
都内なら少し大きめの酒販店で扱いがあるでしょう（池袋東武B1Fは凄い！）。北海道函館在住の方は梁川町の「POST」に行ってみて！（対象狭すぎww
■「ビールは飲めるけど「美味いとも思わない」」方へ
「苦いだけじゃない、味わいがあるビール」をオススメしてみたいです。上記のベルギービールも勿論ですが、先ずは手近な所で各社のプレミアムビールを飲まれてみては如何でしょう？ 特に私のオススメは「ヱビス」。長い歴史を持つオールモルトビールの味わい深さに驚くかもしれませんよ？
つか、アニヲタならミサトさん愛飲のヱビスだろJK。
「ギネス」みたいなスタウトを飲んでみるのも面白いかも。黒ビールは好き嫌いが分かれますが、製法発酵次第でビールってのはここまで違う味になる、ってのを実感して貰えると思います。
更に。これは少し難しいところですが、観光に行ったときに地ビールを飲んでみるのも面白いかも。様々な製法のビールがあるので好き嫌いは如実に現れると思いますが、もしかすると「コレは！」というビールに出会えるかも。出会ったらしめたもの、そのビールの製法を調べて類似ビールに手を伸ばせば世界が広がります。
■大事なコト
『美味しんぼ』の作中で「地酒には地料理だ！」と件の狂犬が吼える回があります。あそこまでキチガイみたいに本物を追い求めるのもアレですが、少なくとも基本的なラインとしては正しい事を言ってると思います。
居酒屋で、適当な肴と適当な酒ってのもシーンによってはアリですけど、酒を愉しもうと思ったら「相性」は考えるべき。だから「ビールを試してみよう」と思ったらなら、ぜひ「ビールに拘ってる店」を訪れて下さい。そして「このビールに合う肴をオススメして！」って尋ねてみるのが一番ラク。
いや、ホントに相性って大事ですよ。僕はヒューガルデン・ホワイトが大好きですけど、アレを魚肉ソーセージ肴に飲んだ時の悪臭といったらもう・・・（泣
■ビール会社への提言
ここ数日ハマってるビールがあります。
これは昭和の時代の、「生」ではない熱処理をしたビールの復刻だそうです。これを飲んだ感想を「孤独のグルメ」風に言うと・・・
「うん、旨い苦味だ。いかにもビールってビールだ。」
「苦いのダメ」って人には受け入れられないけど、少なくとも「味気ない」って感想は持たれない。しっかりと「味わう酒」ですね。こういうビールを嘗て売っていて、ある時期から「ドライ」にチェンジしました。更には発泡酒だの第三のビールだのと「ドライに雑味を大量投入しました」的な商品を投入。で、今はビールがそっぽ向かれてます。若者の酒離れが指摘され、でもカクテルだのチューハイだのは売れてるそうです。サントリーでは「オールド」とかも売上落ちまくりとか（「自遊人 9月号」より）。
ここで考えるべき事って何でしょう。私見ですし一面的な見方ですが、「とにかく酒をガバガバ飲んで酔うのじゃー！」という人より「旨い酒を少量愉しみましょう」という人が圧倒的に増えてるって事じゃないのでしょうか？ それならば。最近のプレミアムビール志向はある意味正しい方向性ですよね。じゃあ、もっと若者に向けたプロモーションしましょうよ！ 小金持ちのオヤジ臭を相手にしてたってダメだって！ 時代を作るのは老人ではないのだよ！！
また、カクテルなんかでは女性に向けた商品開発もしてますよね。それならビールだって、女性に向けたアプローチがあっても良いじゃないですか。スイーツにビールを売るんだよ！ ananでビール特集が組まれて社員も風俗でアンアン！ ほらwin-winじゃないか！！ 個性的で面白いビール売ろうぜ！（ananってスイーツ雑誌？）
まぁ利益回収って点では難しい部分もあると思うのですが、是が非でも「ビール文化」は残していかないとジリ貧だし、何より僕たちビール党が困るのよ（価格的な意味で）。ビール会社頑張れ、マジで頑張れ。
