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ほわいそーしりあす::ヴァンガードメモ帳

2011/02/05

[]キュゥべえ先生から学ぶ交渉術魔法少女まどか☆マギカ

まどマギもいよいよ首が2つに増えそうな展開、ワクテカが止まりませんね。

本作の最大の見所はやはり、淫獣キュゥべえ先生による匠の営業獲得術にあるものと思います。

バカ娘を魔法少女にしたあたりで「契約締結にあたっての説明事項が不足しているのではないか?」という疑惑も一部から出ておりますので、先ずは現在までの放送分から、キュゥべえ(および従業員マミ、杏子)が魔法少女業務に言及した部分を書きだしてみました。


※以下、丸括弧内は顧客サイド(まどか・さやか)の発言、

 カギ括弧内はキュゥべえサイド(マミ、杏子含む)の発言です。



■第1話

  • 「ボク、君たちにお願いがあって来たんだ。」
  • 「ボクと契約して、魔法少女になって欲しいんだ!」

突然事態に巻き込んでしまう⇒マミによる「魔法少女の圧倒的な力」のデモンストレーション⇒「貴方も(選ばれた人間なので)魔法少女になれるんです!」というサプライズ

教科書通りの営業手法ですね。



■第2話

  • 「これがソウルジェム。キュゥべえに選ばれた女の子が、契約によって生み出す宝石よ。魔力の源であり、魔法少女である事の証でもあるの。」(マミ
  • 契約って?)「ボクは、君たちの願い事をなんでも一つ叶えてあげる」
  • (願い事って?)「なんだって構わない。どんな奇跡だって起こしてあげられるよ」
  • 「でも、それと引き換えにできあがるのがソウルジェム。この石を手にしたものは、魔女と戦う使命を課されるんだ」
  • 魔女って何なの? 魔法少女とは違うの?)「“願い”から生まれるのが魔法少女だとすれば、魔女は“呪い”から生まれた存在なんだ。魔法少女希望を振りまくように、魔女絶望を撒き散らす。しかもその姿は普通人間には見えないから性質が悪い。不安猜疑心、過剰な怒りや憎しみ、そういう“災の種”を世界にもたらしているんだ。」
  • 「理由のハッキリしない自殺殺人事件は、かなりの確率魔女が原因なのよ。形の無い悪意となって、人間を内側から蝕んでいくの。」(マミ)

メリットと業務概要だけは説明、しかしリスクはボカす。

まぁ当然です。


  • (そんなヤバい奴らがいるのに、どうして誰も気づかないの?)「魔女は常に結界の奥に隠れ潜んで、決して人前には姿を現さないからね。先刻君たちが迷い込んだ、迷路のような場所がそうだよ」
  • 「けっこう危ないところだったのよ。アレに飲み込まれた人間は、普通は生きて帰れないから」(マミ)
  • (マミさんは、そんな怖いものと戦っているんですか?)「そう。命懸けよ。だから貴方達も、慎重に選んだほうが良い。キュウベエに選ばれた貴方達には、どんな願いでも叶えられるチャンスがある。でもそれは、死と隣り合わせなの。」
  • 「そこで提案なんだけど、二人とも暫く、私の魔女退治に付き合ってみない? 魔女との戦いがどういうものか、その目で確かめてみればいいわ。その上で、危険を侵してまで叶えたい願いがあるのかどうか、じっくり考えてみるべきだと思うの」

契約を躊躇する人に「無料体験」させるのは有効な手段ですね。

利益云々抜きに、親身になって相談に乗ってくれる」という姿勢も。


  • (あの転校生魔法少女なの? マミさんと同じ?)「そうね、間違いないわ。かなり強い力を持ってるみたい。」
  • (でもそれなら、魔女をやっつける正義の味方なんだよね? それが何で、急にまどかを襲ったりしたわけ?)「彼女が狙ってたのはボクだよ。新しい魔法少女が生まれることを、阻止しようとしてたんだろうね。」
  • (なんで? 同じ敵と戦っているのなら、仲間は多いほうが良いんじゃないの?)「それは……そうでもないの。むしろ競争になる事の方が多いのよね。」
  • (そんな……どうして……?)「魔女を倒せば、それなりの見返りがあるの。だから、時と場合によっては、手柄の取り合いになって、ぶつかることもあるのよね。」
  • (つまりあいつは、キュウベエがまどかに声かけるって最初から目星をつけてて、それで朝からあんなに絡んできたってワケ?)「たぶん、そういうことでしょうね。」

恐らくは契約リスクデメリットに関する部分。徹底的にすっとぼけます。

真実の中に、コア部分だけ嘘を織り交ぜるのがコツ。


  • (欲しい物もやりたいこともいくらでもあるけどさ、命懸けってところで、やっぱ引っ掛かっちゃうよね。そうまでする程のモンじゃねーよなー、って)「意外だな〜。大抵の子は二つ返事なんだけど。」

「みなさんすぐにご契約されてますよ!(貴方は損をしています!)」


  • 「これが昨日の魔女が残していった魔力の痕跡。基本的に、魔女探しは足頼みよ。こうしてソウルジェムが捉える魔女の気配を辿って行くわけ」
  • 魔女の居そうな場所、せめて目星くらいはつけられないの?)「魔女呪いの影響で割と多いのは、交通事故や傷害事件よね。だから大きな道路喧嘩が起きそうな歓楽街は、優先的にチェックしないと。あとは、自殺に向いてそうな人気のない場所。それから病院とかに取り憑かれると最悪よ。ただでさえ弱っている人たちから、生命力が吸い上げられるから、目も当てられない事になる。」

業務の基本説明をする中から、ふと真実が透けて見えてしまったケース。

魔女狩りは魔法少女メリットがある、という前提で「魔女人間生命力を吸い上げる」。

顧客はここからビジネスカラクリ見抜かなければならない


  • 「これがグリーフ・シード。魔女の卵よ。運がよければ、時々魔女が持ち歩いていることもあるの。」
  • 大丈夫。その状態では安全だよ。むしろ役に立つ貴重なモノだ。」
  • 「わたしのソウルジェム、昨夜よりちょっと色が濁ってるでしょ。でも、グリーフ・シードを使えば、ホラ。これで消耗した私の魔力も元通り。前に話した魔女退治の見返りっていうのがコレ。」

上記の「魔女人間生命力を吸い上げる」とセットで、顧客魔法業界エコシステムを洞察しなければならない。



■第3話

  • グリーフ・シード落とさなかったね)「今のは魔女から分離した使い魔でしかないからね。グリーフ・シードは持ってないよ」

燃料補給にはある程度のリソースが要求されます、という素直な説明。

素直すぎる。


  • (ねぇマミさん、願い事って、自分のための事柄でなきゃダメなのかな。)「別に契約者自身が願い事の対象になる必然性は無いんだけどね。前例が無いわけじゃないし。」
  • (やっぱり簡単な事じゃないんだよねー)「僕の立場で急かすわけにはいかないしね。助言するのもルール違反だし」
  • (ただなりたいってだけじゃダメなのかなー)「まどかは、力そのものに憧れているのかい?」
  • (いや、そんなんじゃなくて……そうなのかな? 私ってドン臭いし、何の取り柄もないし、だからマミさんみたいに格好良くてステキな人になれたら、それだけで十分に幸せなんだけど)「まどかが魔法少女になれば、マミよりずっと強くなれるよ。」
  • 「もちろん、どんな願い事で契約するのかにもよるけれど、まどかが生み出すかもしれないソウルジェムの大きさは、僕にも測定しきれない。これだけの資質を持つ子と出会ったのは初めてだ。」
  • 「願い事さえ決めてくれれば、今この場で君を魔法少女にしてあげることもできるんだけど」

「願い事を叶える」と「魔法少女としてのステータス」という二つのメリット存在する契約なので、相手がどちらを重視しているかを判断し、重点的に強調しましょう。

また「本日お持ち帰りできます!」は心理的効果が非常に大きいためオススメです。



■第4話

  • (ねぇキュゥべえ、この街どうなっちゃうのかな。マミさんの代わりに、これから誰がみんなを魔女から守ってくれるんだろう)「長らくここはマミのテリトリーだったけど、空席になれば他の魔法少女が黙ってないよ。すぐにも他の子が魔女狩りのためにやってくる。」
  • (でもそれって、グリーフ・シードだけが目当てのやつなんでしょ。あの転校生みたいに。)「確かにマミみたいなタイプは珍しかった。普通はちゃんと損得を考えるよ。誰だって報酬は欲しいさ。でも、それを非難できるとしたら、それは同じ魔法少女としての運命を背負った子だけじゃないかな」
  • 「君たちの気持ちはわかった。残念だけど、ボクだって無理強いはできない。お別れだね。僕はまた、僕との契約を必要としてる子を探しに行かないと」

「残り僅かです! 今を逃すともう手に入りません!」


  • 「巻き込んで済まなかった。短い間だったけど、ありがとう。一緒にいて楽しかったよ、まどか。」

あくまで「一人の人間としてのお付き合い」というスタンスが、後々の営業に良い影響を及ぼします!



■第5話

  • (本当に、どんな願いでも叶うんだね?)「大丈夫。キミの祈りは間違いなく遂げられる。」
  • ((前略)だから安心して、私の後についてきて。今までみたいに、一緒に魔女をやっつけよう)「危険は承知の上なんだね?」
  • (私バカだから、一人だと無茶なデタラメやらかしかねないし、まどかもいるんだって肝に銘じておけば、それだけ慎重になれると思う)「そっか。考えがあっての事なら良いんだ。」

リスクある行動に誘導する場合「あくまでも貴方の判断です」と予防線を張りましょう


  • 「キミにもキミの考えがあるんだろう、まどか。さやかを守りたいキミの気持ちはわかる。実際、キミが隣にいてくれるだけで、最悪の事態に備えた切り札を一つだけ用意できるしね」
  • (わたしは……)「今は何も言わなくていい。さやかもきっと反対するだろうし。ただ、もしキミが心を決める時が来たら、僕の準備は、いつでも整っているからね」

契約をする、という前提で話を進めてしまいましょう。

なし崩し的な締結が可能です。


  • (あれほっといたら、誰かが殺されるのよ)「だからさー、4〜5人くらい食って魔女になるまで待てっての。そうすりゃちゃんとグリーフ・シードも孕むんだからさー。あんた、卵生む前の鶏シメてどーすんの」(杏子
  • 魔女に襲われる人たちを、アンタ見殺しにするって言うの?)「アンタさー、なんか大元から勘違いしてんじゃない? 食物連鎖って知ってる? 学校で習ったよね? 弱い人間魔女が食う、その魔女を私たちが食う、それが当たり前のルールでしょ。そーゆー強さの順番なんだから。」(杏子
  • 「まさかとは思うけど、やれ人助けだの正義だの、その手のおちゃらけた冗談ますためにアイツと契約したわけじゃないよねー、アンタ?」

正直、これは誤算じゃないでしょうか。

システム担当連れて交渉に行ったら言わなくてもいいことをペラペラ喋りやがって死ねよ的な。


  • (お願いキュゥべえ、やめさせて)「僕にはどうしようもない。でも、どうしても力づくででも止めたいのなら、方法が無いわけじゃないよ。あの戦いに割り込むには、同じ魔法少女でなきゃダメだ。でもキミにならその資格がある。本当にソレを望むならね。」

不測の事態も転じて営業に活用しましょう!



まとめてみると、いやーキュゥべえ先生すごい。

スピンオフビジネス書出しましょうよ。

あと契約説明云々ですが、最低限の事は伝えてますし、そもそも顧客が突っ込んだ質問をしないボンクラだから仕方ありません。



余談ですが5話のお気に入りシーン。

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先生うつオナ派だったんすか……

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