1632. キュウリ? バナナ? それともドリル?

自評せよとのことだが、こと男の生野菜に限って述べれば自評ほど不確かな評価もない。

1cmや2cmの情報操作は日常茶飯事である。時としてたばこ税のように上乗せされる。いいや、規模計測に関しては別種の異議と疑念を払拭できないのだが、例えばそれの計測始点、端的に言えばバナナの根本、業界用語でバナナルートポイント(BRP)というのは一体どの部位を示すのか。

SnowSwallow研究会はこれを『バナナはどこからおやつに入るのか問題』と銘打ち、今日まで至急の課題解決と標準化活動に務めてきた。しかし今なお「裏派(正当派)」「表派(律儀派)」「ふぐりの一部含有派(革命派)」の各勢力はほぼ拮抗し、今後の審議動向にも予断を許さない。

……いきなり話が逸れてしまった。バナナのように反れてしまった。

ともあれ今回は男の生野菜の硬度調査なので、SnowSwallow研究会は文字通り、畑違いの要件だ。個人的には、オレ自身のロバート・クラーク・グラハム(※オレの生野菜の名前です)などは、まごうことなきキュウリだと主張したい。もちろん青々と瑞々しい感じだ。真っ二つにしたら”ポキリッ”といい音で鳴る感じだ。

この例は、グラハムを恐怖の深譚へ突き落とした。許せグラハム。

しかし一方で、現実は実直に受け止めるべきだ。週刊少年ジャンプをこよなく愛読するオレも心は大人だし、そしてグラハムも大人だ。今やこんなにも成長したのだ。だから今一歩勇気を出して、真実の扉を……扉のように見えたあの黄色い皮を、剥かなければならない。

実際はもう、そんなには若くないのだ。いかんともしがたいのだ。労働にくたびれる毎日。否、くたびれてるのはキミもだよな、グラハム。最近元気がないようだが、平気か? はてな更新で羽を伸ばすオレを見て、キミも伸ばす部分は伸ばしてくれよ? 「いつまでもズボンの中で燻るグラハム様じゃないぜ!」ってトコ、主張したいんだよな? このゴールデンウィークは積極的にフリースローを狙ってこうぜ?

結局、キュウリなのかバナナなのか真実からは目を背けてしまうのだ。許せグラハム。